8th Nov.2001

 
「Otto Matic」のGM版が完成
  

 IMGは,Pangea Softwareが開発を進めていた「Otto Matic」のゴールデンマスター版が完成したとレポートした。
 同社のBrian GreenstoneはIMGに対し,「Otto Matic」のリリース時期について「クリスマスには十分間に合う」とコメントするとともに,すでに完成済みのデモ版を商品の出荷後に配布する予定であることも明らかにした。
 「Otto Matic」は,同社の得意なファンシーなグラフィックスとハードコアゲーマーも納得のタフなゲームプレイ等を特徴とするサードパーソンビューの3Dアクションゲームで,Aspyr Mediaから12月にリリースされる予定。

「Myth III:The Wolf Age for Mac」の進行状況は?
    MacSoftのNate BirkholzはIMGのForumsコーナーを通じ,「Myth III:The Wolf Age」の開発がどうなっているか,Windows版用のアップデータがどのように反映されるかについて次のようにコメントした。

「次のようなAレベルのバグを修正しているところだ。

  1. NVIDIAのビデオカードを搭載したマシンでOS X上でMythを動作させているとランダムにクラッシュする問題。OS X用のドライバを調査中
  2. OS X上で,Windows用のGM版のVersion(build 134)を動作させたとき,説明できないパフォーマンスの低下が起きる問題
  3. OS X上でLANネットワークが正しく機能しない問題
  4. OS X上でGameSpyが正しく機能しない問題

 MumboJumboでは,これらの問題の修正作業を続けているようだ。この作業と並行してMac版特有のBレベルのバグの修正や,Windows版で報告された問題に対する修正/改良点の組み込みも行っている。」

「Return to Castle Wolfenstein Multiplayer Test 2 for Mac」について
    id SoftwareのMacプログラマー,Graeme Devineは,.planを通じ,先日リリースされた「Return to Castle Wolfenstein Multiplayer Test 2」のMac版のプログラムについて次のようにコメントした。

「OS X 10.1用のMP Test 2をアップロードした。検証作業や,終わらせておきたかったすべての問題点の修正が完了しているわけではない。また,リクエストの多かったコマンドラインで操作するサーバー専用ソフトのMac版(ftp://ftp.idsoftware.com/idstuff/wolf/osx/WolfDedicated-BETA.sit)もアップロードした。

問題点は次の通り。

・インストール前に,あらかじめ前Versionを完全に削除しておく必要があること
・シンメトリックマルチプロセッシング機能が作動しないので,デフォルトでオフになっているが,オンにしないように
・十分に最適化されたビルドではない。」

 Blue's NewsサイトのDownloadsコーナーには,今回のVersionアップで改良/修正された点が掲載されているが,この中に「Pure Serverオプションは機能していない」という項目がある。サーバーを立てるときにPure Serverオプションをオンにすると,クライアントがゲームに参加できなくなるそうだ。間違ってそのようにしてしまったサーバーに入ろうとすると,「VM_CreateOnCGame」というメッセージが表示されるので,その場合は別のサーバーを探そう。

「Diablo II」の次期アップデートについて
  

 PlanetDiabloサイトの11月6日の記事によると,まもなくリリースされるVersion1.09cパッチをあてると,クライアントソフトが動作するマシンのスペック(CPU,RAM,OS等)の情報がBlizzard Entertainmentに送信されるようになるとのこと。現在同社が開発中の「Warcraft III:Reign of Chaos」のパフォーマンスの最適化をするに当たり,収集されたユーザーのデータを参考にするそうだ。同社では既存ユーザーをとくに重要視していて,マシンの買い替えを強いることなくなるべく多くのファンに遊んでもらいたいと考えているということだ。
 ただし,北米のユーザーの情報だけが収集されるそうなので,私たちにはおそらく関係ないものと思われる。なお,プライバシーに関する情報は含まれず,パッチのインストール時にデータの送信をするかどうかユーザー側が選択できるようにするとのこと。

「Star Trek Voyager:Elite Force Expansion Pack」の不具合への対応方法
  

 MacFixItサイトに,「Star Trek Voyager:Elite Force Expansion Pack」をOS X上で動作させたときにカーネルパニックが起こる不具合について,Apyr Mediaからサポートのメールをもらったという読者のレポートが掲載された。
 それによると,Aspyrでもこの問題について調査を行い,シンメトリック・マルチプロセッシングへの対応に問題があることが判明したという。修正ファイルが近日中にリリースされる予定で,それまでは次の方法でSMP機能を利用しないよう依頼したとのこと。

「efconfig.cfgファイルをテキストエディタで開き,seta r_smpという行の終わりの数字を1から0に変更する。」


 

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