Coderusは,MicroAPLとの提携を発表した。Coderusは,「WipeOut
2097」などの移植に利用されたMacDXという技術で知られる。これは,ソースコードに含まれるDirectX APIのコールを書き換えずにMac上でコンパイルできるようにするライブラリ群。一方のMicroAPLは,PortASM/86という,80x86のアセンブラコードを自動的にPowerPCのそれに書き換える技術を持っている。この2つの技術を用いることで,Windows用のゲームを従来よりずっと簡単にMacに移植することができるようになるという。
CoderusのCEO,Mark Thomasは,2つの技術の関係について次のように説明した。
「MacDXにより,移植はずっと簡単になったが,プロジェクトを遅延させる問題をはらんでいた。一つはアセンブリファンクションコールの最適化だ。現在,多くのデベロッパーは,これらを手書きで書き直す必要がある。これは複雑で時間のかかる作業だ。PortASMにより,この作業を自動的に行うことができる。」
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