31st Oct. 2002
「Tom Clancy's Ghost Recon:Game of the Year Edition」の出荷がスタート
  

 Aspyr Mediaは,ニューズレターの10月号を通じ,「Tom Clancy's Ghost Recon:Game of the Year Edition」の出荷を開始したと発表した。
 これは,人気作家Tom Clancy率いるRed Storm Entertainmentが開発した3Dコンバットシミュレーションゲーム。同氏の小説を元にした緊張感溢れるストーリー展開,細密に描き出される3D環境で展開する,スクワッドベースの戦略的なコンバット,ウェポンや軍事機器の再現性の高さなどを特徴としている。
 Macへの移植は,i5worksのKevin Parichan,Phil Brittの両氏が担当。同社は,「Tom Clancy's Rainbow Six」「Vampire:The Masquerade Redemption」などの移植も手がけた。

MacPlay情報
  

・「Aliens Versus Predator 2」:いまは順調に進んでいるということしか話せない。Omni Groupは素晴らしい仕事をしており,この続編を提供するに当たり,彼らと共に作業ができることを喜ばしく思う。

「Soldier of Fortune II」:バージョン1.02パッチにはPunkBusterというEven Balanceによる対チート技術が組み込まれ,シングルプレイとマルチプレイの多数のバグが修正される。完成は間近で,すべてのテストが終了した後リリースされる。

「No One Lives Forever」:完成は目前だ。

「realMYST」:Radeon 9000上ではプログラムが適切に起動しない。現在この問題を解消するパッチのテストを進めている。

「Jinni Zeala Pinball」:1.1.9パッチのリリースに向け準備を進めている。

 また,同氏はIMGに対し,PunkBusterの別のタイトルへの組み込みに関し,次のようにコメントした。

「Even BalanceはSoF2向けにPunkBusterの移植を行っているが,(彼らが選択すれば)他のゲームでも利用できるようになる。PunkBusterは,他のプラットフォーム同様,ライブラリとしてMacに提供されている。他のゲームでの利用についてトリッキーな問題はないはずだ。」

「EverQuest for Mac」の開発がアルファ段階に,そして新プロジェクトが追加!

  

 Westlake Interactiveは,同社のサイトのnewsコーナーを通じ,「EverQuest」アルファ版が完成したことを明らかにした。現在は,Mac OS X 10.2のエクステンションを利用し,最大限のパフォーマンスを得るためのチューニング,ネットワーク部分の最適化,サウンド部分の組み込みが進められているとのこと。
 また,同社のサイトのProject Statusページも更新され,「Writer's Block #1」「Writer's Block #2」という2つのプロジェクトが追加された。それぞれ,アルファ段階,ファーストプレイアブル段階に入っているそうだ。
 このプロジェクトのネーミングについて,同社のGlenda AdamsはIMGに対し,「つながりは確かにあるが,コード名のアイデアは尽きてしまった」と語った。

「ChickenShoot」発表
  

 Zuxxez Entertainmentは,「ChickenShoot」というゲームを,Macを含む複数のプラットフォームに向けて開発中だと発表した。これは,コミカルなキャラクター(25000枚に上る手書きのアニメーション)とゲーム画面,ミッションベースのゲームプレイ,手に汗握るアクション,4人まで参加可能なマルチプレイモードを特徴とする2Dシューティングアーケードゲーム。
 興味のある人は公式サイトをチェックしてほしい。

「X-Plane 6.40 Beta-4」リリース
  

 Laminar Researchから,民間航空機フライトシミュレータ「X-Plane」バージョン6.40 Beta-4がリリースされた。バージョン6.30からのアップデータのダウンロードと詳細は,公式サイトのβ版ダウンロードページで(約60MB)。
 バージョン6.40では,新たな空港/航法援助施設の追加と世界データの修正,Plane-Maker(航空機データエディタ)とWorld-Maker(シーナリーエディタ)の改良と新機能追加,ビジュアル性の向上(都市のリアリズムが向上など),フライトモデルの強化,フレームレートの改善,バグフィックスなどが図られている。同じページにこのバージョンの詳細について掲載されている。

ATI製グラフィックスカード用ドライバの修正版がリリース
  

 ATI Technologiesは,先日リリースした同社製グラフィックスカード用のドライバソフトを改訂した。ダウンロードは,同社のサイトのOctober 2002 ATI Retail Update for Mac OSページで(約10MB)。詳細は,IMPORTANT INFORMATION for the ATI RADEON Mac Software Updateページで。
 これは,同社からパッケージ販売されているグラフィックスカードを対象としたドライバアップデートで,最初からMacに搭載されているカードは正式にはサポートされていないので注意してほしい。
 IMGのレポートによると,最新版では,Mac OS X 10.2.xとRadeon 7000上でWarcraft III,Maya 4.5,LightWave 7,Marine Aquarium Xスクリーンセーバなどを動作させた時に起こる不具合が解消されたとのこと。また,Mac OS 9用のドライバも一部修正された。

「Aleph One」のCarbon版がアップデート
  

 Marathon Open Sourceプロジェクトの公式サイトによると,「Aleph One」Carbon版の新バージョンがリリースされたということだ
 「Aleph One」とは,Bungie Software(現Bungie Studio)が公開した「Marathon II」のソースコードに基づき,熱心なファンによって新機能が追加され,進化し続けているゲームエンジンの呼称。これまでにオリジナルの「Marathon II」が持たない,高解像度テクスチャのサポート,24ビットカラーモード,InputSprocketへの対応,OpenGLアクセラレーション,MML(Marathon Markup Language)によるスクリプティングのサポート,アニメーション化された3Dオブジェクトモデルのサポートなどの機能が追加されてきた。
 今回のアップデートにより,動作速度が大幅に向上。ソフトウェアレンダリングはほぼ使えるレベルに到達したそうだが,今後も改良される予定。また,TCP/IPにも対応し,インターネットを介したマルチプレイが行えるようになった。ただし,まだ不完全な部分もあるとのこと。そのほか,FPS表示機能の改善などの特徴がある。
 「Aleph One」はあくまでも「Marathon II」のプログラムを拡張したものなので,遊ぶためには「Marathon II」「Marathon Infinity」のデータファイル,あるいは「Aleph One」向けに提供されている各種データが必要だ。例えば,「Marathon 1」のテクスチャデータの高解像度化やサウンドデータのMP3化を行ったM1A1などが公開されている。

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