1st Oct. 2002
「Jedi Knight II:Jedi Outcast for Mac」の続報
  

 Westlake InteractiveのBrad Oliverは,IMGのForumsコーナーを通じ,「Star Wars Jedi Knight II:Jedi Outcast」の動作環境について,詳しく解説している。
 それによると,このゲームに使用されているテクスチャ画像は解像度がとても高いため,滑らかな動作には多量のVRAMが要求されるそうで,32MB以下のVRAMが搭載された環境では,ディテールを下げないといけないとのこと
 9月30日の記事で,Mac OS XのOpenGLがプリ圧縮テクスチャをサポートしていないという話をお伝えしたが,同氏によると,「Jedi Knight II」にも一部プリ圧縮テクスチャが使われていて,Mac版の開発に当たり,別のアプローチでこの問題を解決したそうだ。なお,同氏は,プリ圧縮テクスチャ問題は近い将来解決される見込みだとも述べた。
 9月30日にお伝えしたように,「Jedi Knight II」は,マルチプレイアプリケーションのみSMP(シンメトリックマルチプロセッシング)をサポートし,シングルプレイアプリでは未対応だが,その理由について,同氏は次のようにコメントした。

「 問題は,Raven Software(JK2の開発元)の独自技術であるGHOUL2というスケルタルアニメーションシステムが,SMPを考慮して作られたものではなかったということだ。
 JK2のマルチプレイアプリケーションにはGHOUL2の縮小版が利用されているため,SMPに対応が可能だ。一方,シングルプレイアプリケーションは,シングルCPU環境において,メモリの消費量を抑制したまま動作速度を保持するためにより複雑な手法を使っている。シングルプレイアプリケーションでもSMPに対応させようとしたが,どうやらダメなようだ。
 前にも述べたように,JK2において最も大きな要素はVRAMだ。本当に高い解像度のテクスチャを使用している。標準の設定では,Rage 128カードの場合クラッシュする。GeForce 2 MXだと問題が起こる。ディテールを最高にすると,GeForce 3では動作速度が落ちる。Jaguarでテクスチャ圧縮が修正されれば,大きな前進となるはずだ。」

「WWII Online」の次期アップデートとMac版に関する情報
  

 多人数参加型の3Dコンバットアクションゲーム,「World War II Online」の開発元であるCornered Rat Softwareは,公式サイトのForumsコーナーを通じ,次のメジャーバージョンアップ(バージョン1.68)の詳細を明らかにした
 それによると,グラフィックスエンジンがオーバーホールされ,新しいテクスチャによる美しいゲーム画面が実現されるそうだ。また,ゲームプレイを向上させる各種の改良やバグフィックス,さらには30以上の新しい都市データの追加をフィーチャー。このページには新バージョンで撮影されたスクリーンショットが多数掲載されているので,興味のある人はチェックしてほしい。
 また,Forumsコーナーの別のスレッドでは,新しい自動アップデートシステムに関して次のように説明されている。

「PlayGATEを通じ,Mac版とPC版を別々にアップデートさせることができる。例えば,どうしても対応しなければならないOSのアップデートがあったとして,その場合,本質的にはゲームデータを修正する必要は生じない。その場合,私たちはMac版だけをアップデートすることができる。」

 さらに,別のスレッドでは,Mac OS X上で「World War II Online」向けに利用することが可能だと判明したゲームコントローラの情報がまとめられている。β版のプレイヤーの人はチェックしておこう。

「Aliens Versus Predator Gold Edition 1.0.9」リリース
    MacPlayから,「Aliens Versus Predator Gold Edition」バージョン1.0.9パッチがリリースされた。このバージョンでは,GameRanger 3.0のフルサポート,フルスクリーンアンチエイリアシング機能の追加,オーディオ関連の問題の解消のほか,多数の問題が修正された。ダウンロードと詳細は,同社のサイトのSUPPORTコーナーで(約3MB)。

「Incoming 1.0.4」リリース
  

 MacPlayから,「Incoming」バージョン1.0.4パッチがリリースされた。このバージョンでは,オーディオ関連の不具合とインストール時の問題が解消された。ダウンロードと詳細は,同社のサイトのSUPPORTコーナーで(約1.5MB)。

「Quake for Mac OS X 1.0.8」リリース
  

 Fruitz Of Dojoから,「Quake for Mac OS X」バージョン1.0.8がリリースされた。これは,QuakeのMac OS X専用版(Cocoa版)。フルスクリーンアンチエイリアシングやマルチテクスチャリングなどの新機能が追加されるとともに,Windows版とのネットワークの非互換性を含む多数の問題点が解消された。
 ダウンロードと詳細は,MacGameFiles.comサイトで(約1.6MB)。実行するには,Mac OS X 10.0以上とQuakeの製品版またはシェアウェア版が必要だ。

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