28th Sep. 2002
「Star Wars Jedi Knight II:Jedi Outcast」の開発は最終段階に
  

 Westlake Interactiveは,「Star Wars Jedi Knight II:Jedi Outcast」の開発がFinal Candidate段階に入ったと発表した。近日中にゴールデンマスター版が完成し,製品版CD-ROMのプレスが開始される見込みだ。同社はまた,移植を担当したBrad Oliverが,Mac版特有の機能として,次のようなアドバンテージを盛り込んだことを明かした。

・Mac OS Xでの「Services」のサポート
・マルチプレイアプリケーションでの新しい専用サーバーコンソールウィンドウの追加
・マルチプレイおよびシングルプレイアプリケーションで,クリップボードを介してテキストをコンソールにペースト可能
・HID Managerに対応,各種ゲームコントローラが使用可能
・ワイドスクリーンの画面解像度に対応
・FSAA(フルスクリーンアンチエイリアシング)機能のサポート
・マルチプレイモードでのSMP(シンメトリックマルチプロセッシング)機能のサポート
・JK2 Mod SDKをCD-ROMに収録。CodeWarrior 8.2かProjectBuilderとgccがあれば独自のmodを作成可能

 また,IMGのレポートによると,リリース時期は未定だそうだが,現在デモ版のリリースの準備を進めているとのこと。

Mac OS XのOpenGLにおけるテクスチャ圧縮について
  

 Epic GamesのMark Reinは以前,InfogramesForumsコーナーを通じ,「Unreal Tournament 2003」の実現には,Mac OS XのOpenGLがテクスチャ圧縮に対応する必要があると述べた。それについて,IMGは,ATI TechnologiesのChris Bentleyから,この機能が将来のMac OS Xのアップデートで追加される予定だとコメントした(レポート)。
 Westlake InteractiveのGlenda AdamsはUsenetを通じ,この件について次のように分かりやすく解説した。

・テクスチャ圧縮には「オンザフライ圧縮」「プリ圧縮」の2種類がある
・Mac OS XのOpenGLはオンザフライ圧縮には対応済みで,Return to Castle Wolfensteinでも使用
・UT2003やEverQuestのようなゲームに必要なのはプリ圧縮機能だが,Mac OS XのOpenGLには未実装
・プリ圧縮では,JPEGのように圧縮された状態でテクスチャデータがディスクに格納されていて,OpenGLにより直接ビデオカードに送り込まれる
・これは,オンザフライ圧縮を行う場合や未圧縮データを利用する場合と比較し,メモリ消費量を抑制でき,ロード時間の短縮にもつながる
・プリ圧縮への対応は,大量のテクスチャデータを利用するゲームにとって大きなアドバンテージとなる

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