8th Aug. 2002

「World War II Online for Mac」のオープンβテストがスタート
  

 ついに,「World War II Online」Mac版のオープンβテストがスタートした!
 「World War II Online」は,Cornered Rat Software Studiosによる,第二次世界大戦をテーマにしたインターネットベースのオンラインゲームで,プレイヤーは,精密に再現された戦車,戦艦,戦闘機などに乗り込んだり,あるいは歩兵や海兵として,壮大なバーチャルワールドで繰り広げられる戦争に参加することができるというものだ。
 サインアップやダウンロード,動作環境等,オープンβテストの詳細については,公式サイトのMACINTOSH PRE-RELEASE TESTINGページにて(β版は約98MB)。まだ最適化が不十分なためか,かなり高い環境を要求するようなので注意しよう。

「EverQuest」の公式サイトにMac版に関するFAQが掲載
  

 MMORPGの人気作,「EverQuest」のMac版のリリースをいまから心待ちにしている人は,ぜひ公式サイトのEQ for the Mac FAQページをチェックしてほしい。製品の内容や価格,リリース時期などについて説明されている。Windowsユーザーとのマルチプレイを行えない理由もある。ポイントをまとめよう。

・Mac版には,EQ本体とそのエキスパンションパック,「EverQuest:The Ruins of Kunark」「EverQuest:The Scars of Velious」「EverQuest:The Shadows of Luclin」が含まれる

・価格はいまのところ未決定

2003年の春に発売予定。2002年末にβテストを開始したい

・Windows版とMac版のプレイヤーが同じサーバーにアクセスできない最大の理由は,ゲームプレイに関すること。Macユーザーの大半はEverQuestを初めてプレイする人ばかりなので,同等のレベルのプレイヤーとゲームを始めないと最良のバリューや楽しみを得られないし,能力に差のあり過ぎるWindows版のプレイヤーと競う必要がない

・Windows版をすでにプレイしているユーザーが,そのキャラクターをMac版に移行したいと望むかもしれないが,それは初めてプレイする人にとってフェアではないと考えている

・Windows版と同じバランス要素を用いてMac版のサーバーの数を決定するため,Windows版と同等程度のプレイヤー密度を実現する。それにより,かなりの数のMac版ユーザーと一緒にプレイできる

・動作環境を示すのは時期尚早だが,Macユーザー全般が楽しんでいただけるようにしたい。エントリーレベルのiMac(700MHz G4,128MB RAM,GeForce 2 MX)で内部テストを行い,600MHz以上のCPUと128MB以上のRAM,16MB以上のVRAMを搭載したOpenGL対応ビデオカードが必要になるのではないかと見込んでいる。EverQuestにはバラエティに富んだ描画オプションがあるので,より高度なオプションを有効にすれば,もっと高速なCPUや大容量のRAMが必要となるだろう。

Mac OS X専用ソフトとして開発されている

「Deimos Rising」「Pillars of Garendall」「Coldstone Game Engine」がアップデート
  

 Ambrosia Softwareは,「Deimos Rising 1.0.2」「Pillars of Garendall 1.0.2」「Coldstone Game Engine 1.0.2」をリリースした。
 「Deimos Rising」は,トップダウン型2D縦スクロールシューティングアーケードゲームの傑作,Mars Risingの続編。バージョン1.0.2では,ウィンドウモードでの画面描画の改善,最小化された時の挙動の改善,カーソルの動きの改善,コントローラの設定時のクラッシュの解消等が行われた。アップデータおよびデモ版のダウンロードと詳細は,公式サイトのAdd-On Filesページで(アップデータは約1.3MB,デモ版は約40.1MB)。
 「Pillars of Garendall」は,Beenoxの開発したクロスプラットフォーム対応ゲームエンジン,Coldstoneをベースにした2D RPG。バージョン1.0.2では,デュアルCPU Macでのサウンドの問題の解消,安定性と動作速度の改善,レジストレーションシステムの改良,Mac OS Xの最新版における全体的な安定性の向上等が行われた。アップデータおよびデモ版のダウンロードと詳細は,公式サイトのAdd-on filesページで(アップデータは約1.8MB,デモ版は約25MB)。
 「Coldstone Game Engine」は,クロスプラットフォームのサポート,リアルタイム戦闘システム,多重レイヤーレンダリング機能を備えたマップエンジン,高度なスクリプト編集機能等を特徴とするゲームエンジンです。バージョン1.0.1では,Mac OS X向けにインタフェースが改良されたほか,多数の問題が修正された。アップデータおよびデモ版のダウンロードと詳細は公式サイトのAdd-on filesコーナーで(アップデータは約5.5MB,デモ版は約24MB)。

Biowareが新作を発表
  

 Baldur's Gateシリーズ「Neverwinter Nights」で知られるBiowareが,新作2タイトルの開発を進めていることを発表した。Microsoftとパートナーシップを締結し,そのうちの一作を同社のX-box向けに提供することを同時に明かした。二作目の販売をどの会社が行うかは決まっていないようだ。同社のRay Muzykaは「Microsoft Game Studiosとのパートナーシップは完璧にフィットしている。彼らはBioWareのビジョンと品質へのこだわりを明確に共有している。(中略)もちろん,私たちはまた,既存のパブリッシャーとの関係も継続したいと思っている」と語り,既存タイトルのパブリッシャー契約を結んでいるInfogramesへの配慮も示した。
 この2タイトルの詳細については不明だが,両方ともジャンルはRPGだそうだ。

「RtCW」用エキスパンション「Enemy Territory」はスタンドアロンに
  

 Activisionは,「Return to Castle Wolfenstein」用エキスパンションパックとして開発されていた「Enemy Territory」スタンドアロンの製品としてリリースすることを明かした。同社のJonathan Moses,id SoftwareのTodd Hollensheadは,Computer and Video Gamesサイトのインタビューに対し,その理由について「RtCW本体を持っていることを購入の条件にしたくなかったということが大きな理由だ」と説明した。
 「Enemy Territory」は,新しいキャラクタークラス,ウェポン,アビリティ(能力),シングルプレイミッション,マルチプレイレベルなどを特徴としている。例えば,Engineerは,地雷をはじめとする新ウェポンの取り扱い,監視塔や橋の建設が可能になる。また,Covert opsというキャラクタークラスが追加され,倒した敵の服を着込んで敵基地に侵入したり,RtCW本体ではシングルプレイミッションでしか利用できなかったタイプのSniper Rifleを利用することができる。
 さらに,チームメイトやオブジェクティブの位置をゲーム画面上に表示するオートマップ機能や,オフラインの時もコンピュータが操作する敵キャラクター相手にマルチプレイモードを楽しめるbot機能,ゲームのいろいろな状況を表示する機能も搭載する予定だ。
 Quake III用mod,「Quake 3 Fortress」で知られるSplash Damageがマルチプレイ部分を,Mad Docがシングルプレイ部分を,そして,RtCWのオリジナルデベロッパーであるGray Matter Interactive Studiosがbot部分の開発を担当しているそうだ。Mac版についてはまだ明らかにされていないが,本体と同様,Aspyr Mediaによる取り扱いが期待される。

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