11th Oct.2001

 
Alien Nations for Macのデモ版がリリース
  

 ドイツに拠点を置くデベロッパー/パブリッシャーTitan Computerは,「Alien Nations for Mac」のデモ版をリリースした。「Alien Nations」は,都市建設型とリアルタイムストラテジーの要素を合わせたゲーム。個別の能力や特徴を持つ三つの種族が登場,プレイヤーは選択した種族の特色に応じた手法で都市開発を推進し,軍事力を高めなければならない。攻撃ユニットを多数建造して一気に敵陣に乗り込むタイプよりも,ずっと経済性を重視したゲームに仕上がっているので,シムシリーズのファンの方も楽しめるかも。ほかの種族と敵対するか,同盟を組んで貿易で富を得るかということを決めるのも重要で,プレイヤーの外交手腕を試される(敵対するということは,重要な交易先を失うことになるからだ)。
 ダウンロードと詳細は,MacGameFiles.comで(約30MB)。デモ版では,Pimmonsという種族として最初の面をプレイすることができる。製品版には,LANを介したマルチプレイモードもある。

DreamCatcherがFUELの販売権を獲得
    Traitor's GateやDracula Resurrectionなどの2Dアドベンチャーゲームで知られるDreamCatcher Interactiveは,カナダに拠点を置くFiretoad Softwareの3Dホバーレーシングゲーム「FUEL」の販売権を獲得したと発表した。
 このゲームは,NVIDIAのGeForce 3チップに最適化されたゲームとして早くから同社のデモンストレーションに用いられてきたタイトル。Firetoadが独自に開発した最新グラフィックスエンジンを搭載,GeForce 3のnfiniteFXをフル活用してゲーム画面を非常にリアリスティックに描画する。このエンジンとGeForce 3の組み合わせにより,数千ものオブジェクトがひしめく広大なマップを実現でき,高いフレームレートを保持したまま,16万以上のポリゴンからなるゲーム画面にバンプ/リフレクション/環境マッピングをリアルタイムに適用することができるとのこと。また,マシン環境によって自動的にクォリティを上げ下げするので,遅いマシンの上でも滑らかに動作する。
 シングルプレイモードでは,コンピュータが操る個性的なキャラクターとの対戦を,LANやインターネットを介したマルチプレイモードでは人間相手の対戦を楽しむことができる。レースに勝って得た賞金で自機をパワーアップするようなRPG的な要素が加味されるという話も出ていたが,まだリリースまで時間があるのでこれからいろいろ変わっていくのだろう。
 今回の発表には,残念ながらMac版は含まれていないようだが,同社のProductsコーナーには,「Macintosh」という記載があるので,いずれ発表されると思われる。Windows版の発売は2002年の秋に発売される予定。

カーボン版Harpoon 3の最新情報
    現代海戦シミュレーションゲーム「Harpoon 3」の開発者であるJesse Spearsは,公式サイトを通じ,カーボン版へのアップグレード価格と現在の開発進行状況についてアナウンスした。それによると,「Harpoon 3」の正規ユーザー向けに,カーボン版へのアップデータを無料で配布する予定だということだ。
 カーボン版の開発については,実はまだ一切行っていないとのこと。それは,Windows版を少しでも早くリリースして開発費を得るため,その開発に全力をあげているからだということだ。同氏はまた,OS X上での動作速度を上げるためにプログラムの書き方自体も変更する必要があると見込んでいる。

 
Mac版Torqueエンジンの最新情報
    IMGは,GarageGamesで,TorqueゲームエンジンのMac用クライアントソフトの開発を手がけているDavid Chaitにコンタクトを取り,進行状況について情報を得たとレポートした。リリースまでにまだ行わなければならない作業がいくつか残っているものの,ほぼスケジュール通りに進んでいることを明らかにしたという。

MumboJumboがMac版のMyth IIIを強力にアピール
    IMGのレポートによると,リアルタイムストラテジーゲームの期待作,「Myth III:The Wolf Age」を開発中のMumboJumboのMike DongesとAndrew Meggsの両氏が,MythWolfAgeサイトのForumsコーナーを通じ,Macへの強力なコミットメントを表明したそうだ。
 Mac版の開発はWindows版の開発と並行して進んでいて,ほぼ同時にリリースできることが強調されている。また,このゲームはVelocity Engineをフルサポートしているため,とくにOS X上での動作がかなり高速だとのこと。さらに,マルチプロセッサへの対応についてAndrew Meggsは次のように語った。
 「このゲームはマルチプロセッシングからはあまり多くの利益を得ないようだ。しかし修正しやすいアーキテクチャになっているため,パッチやアドオンのような形式でかなり楽に対応させることができる。いままでの優先事項は古いiMacやCeleronマシンでの動作速度を上げることであり,デュアルXeon/1.5GHzマシンほどの速度で動作させることではなかった」



 

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