9th Oct.2001

 
BlizzardがStarcraftのカーボン化を発表
  

 Blizzard Entertainmentは,「Starcraft」とそのエキスパンションセットである「Starcraft:Brood War」のカーボンパッチを秋にリリースすると発表した。IMGに掲載された同社のアナウンスは次の通り。
 「Blizzard Entertainmentは,StarcraftおよびStarcraft:Brood Warの新たなパッチをリリースする計画を発表できることを喜んでいる。パッチは今年の秋にリリースされる予定で,クラシックなStarcraftのゲームプレイをMacintoshの次世代OSに適応させる。これにより,どちらのゲームもカーボン版となり,Version10.1以上のMac OS X上で動作できるようになる」

Quake III for Mac 1.30のベンチマーク
    Bare Featsサイトに,「QuakeIII:Arena for Mac」のVersion1.30のベンチマーク結果が掲載されている。デュアルプロセッサマシンでどのくらい高速に動作するかをチェックするため,Power Mac G4/800 DualとMac OSの各Version,GeForce 2/3の組み合わせで計測されたものだ。また,q3config.cfgファイル中の設定を変更してフレームレートを上げる方法も紹介されている。高解像度モードにおいて,GeForce 2 MXとGeForce 3による計測結果にかなりの差があることも興味深い。とても参考になるので,ぜひチェックしてみよう。

Elite Force(カーボン版)の開発進行状況
    Aspyr Mediaが現在の同社取り扱いゲームのコア版のリリースを行わないことを発表したが,一部のファンの間で「Mac OS Xへの対応そのものがキャンセルされた」との誤解が生じたようだ(実際はキャンセルされたのはCocoa版だけで,カーボン版はキャンセルされていない。カーボン版はMac OS X上でネイティブに動作する)。
 Westlake InteractiveのBrad Oliverはこの誤解を解くために,IMGサイトのForumコーナーで声明を出したが,その中で,同氏が手がける「Star Trek Voyager:Elite Force」のカーボン化作業の進行状況について次のようにコメントした(情報源:IMGのレポート
 「カーボン版のElite Forceは現在ファイナルキャンディデート段階にあり,Activisionの承認を待っているところだ。Activisionが承認すれば,GM版CD-ROMとしてAspyrに送付され,プレス工程に入ることになる」
 この「プレス工程」というのが,Star Trek Voyager:Elite Force for MacのCD-ROMを焼き直して,同ソフトのパッケージ内のCD-ROMを新しいものにするという意味なのか,それとも,Elite Force本体のカーボンパッチが収録される予定の「Star Trek Voyager:Elite Force Expansion Pack」のCD-ROMのことを指しているのかは不明だ。

 
CyanがrealMYSTの仕上げ作業を別会社に依頼
    発売が大幅に遅れているMac用の「realMYST」の開発はどうなっているのだろうか。Riven Unofficial Home Pageサイトのレポートによると,開発元であるCyanは,同ゲームの仕上げ作業を別会社に依頼したということだ。その理由は,同社が現在"Mudpieプロジェクト"にフォーカスしていてほかの作業に費やせる時間がないからとのこと。"別会社"は明らかにされていないが,「realMYST」の初期作業の多くを手がけたサンソフト(日本の会社です)ではない,とのコメントをとある関係者から得たという。
 下は,同サイトのニュース記事の引用だ。
 「パブリッシャーであるUbi Softのプロデューサが次のように述べた。私たちは,現在Mac版のrealMYSTを仕上げる責任を持つ会社が,ゴールデンマスター版を作成するのを待っている。そのときには,私たちは発売に向けて最大限のことを行う」

Adam ThayerがVoodoo3/4/5用OS Xドライバを開発中
    いまは亡き3dfx InteractiveのVoodoo3/4/5カードをOS Xで使用できるようにするドライバソフトが,Adam Thayerというプログラマによって開発されている。もちろん,同氏の最終的な目標は,同カードの2Dおよび3D機能をフルに活用できるようにすること。ただし,まだごく初期の段階なので,かなり限定的にしか利用できないようだ。
 同氏のWebサイトには開発の進行状況が随時掲載される予定なので,興味のある人はチェックしよう。

Deimos Risingのβ5が完成
    Ambrosia SoftwareのDavid Wareingは,同社のサイトのDeimos Rising progress logページを通じ,2D縦スクロールシューティングゲームの期待作,「Deimos Rising」の開発進行状況を発表した。まもなくβ5が完成し,βテスタ向けに送付されるとのこと。β5では,スクリプティングの仕上げ(?)とゲームの最初の部分での難易度調節が行われている。
 また,このゲームのカーボナイズ作業について同氏は,ゲームプレイがフィックスし次第,開始する予定であることを明かした。最初からカーボン版をリリースできるかどうかは,カーボナイズ作業がスムーズに進むかどうかにかかっているそうだ。最小動作環境はOS 8.6以上,iMac Rev.B以上(ただし,ビデオオプションを下げれば古い機種でも動作はするとのこと)。
 「Deimos Rising」は,同社の傑作縦スクロール2Dアーケードシューティングゲーム,Mars Risingの続編。前作の,プレイヤーを惹きつけるゲームプレイを継承し,16ビットカラーへの対応,高度な特殊効果,複雑な敵キャラのAIアルゴリズム,イベントスクリプティングなどを特徴とする。



 

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