22nd May 2002

Appleが新型iBookを発表
  

 Appleが新型iBookを発表した。細かいスペックについてはすでにレポートされているので省くが,一ゲーマーとしては「ゲームマシンとして,将来的なメインストリームにはならないが,Appleのコンシューマ向けノートパソコンのグラフィックス性能が大幅に上がったことは素直に嬉しい」というのが第一印象だ。
 従来のATI Rage Mobility 128 + 8MB VRAMでは,現在の3Dゲームすら十分なパフォーマンスで動かすことが困難だったが,今回のリビジョンアップにより,「満足に遊べるiBook」がようやく実現したと言える。iBookのコンセプトとして,いままでパソコンに馴染みのなかったカジュアルなユーザーが,デジタルハブとしていろんなことに使えるマシンである,ということを掲げるのであれば,ゲームが満足に動かなければダメだと思う。その不満はひとまずなくなった。
 ただ,新PowerBook G4に採用されたATI Mobility Radeon 7500の採用が見送られたことで,近い将来また同じ不満が出てくることは確実だ。筆者自身は,旧PowerBook G4ユーザーとして,新iBookにこのチップが採用されたとしたら,それはそれでかなりブルーになっていたと思うので,正直「追い越されなくて良かった」という思いもあり,少々複雑だが……。
 もちろん,Mobility Radeon 7500を採用していたら価格も上がるだろうし,PowerBook G4ラインとの区別もつきにくくなるわけで,メーカーとしては妥当な選択だったのだとは思う。

MacPlayが「Freedom Force」を発表
  

 MacPlayは,Crave Entertainment人気タイトル3作品のMac版の販売権を得た発表した。この契約により最初に取り扱われるのが「Freedom Force」というゲームで,Mac OS X専用ソフトとして今年の秋にリリースされる予定だ。
 これは,古き良き時代のアメコミをモチーフにしたRPGで,コスチュームに身をまとったスーパーヒーロー集団を操り,世界征服を企てるエイリアンたちと戦うという内容。スキルシステムの採用により,悪者との戦闘で得た経験を好きなスキルに割り振ることで,自分好みのヒーローに育て上げることができるようになっている。また,ヒーローのコスチュームも自分でデザインすることが可能だ。

「Fighter Squadron」「Starfleet Command II」の開発が中止に
  

 IMGのレポートによると,MacPlayのHenry Priceは,コンバットフライトシム「Fighter Squadron:Screamin' Demons over Europe」およびスタートレックを題材にしたストラテジーゲーム「Starfleet Command II:Empires at War」Mac版の開発を中止したことを明らかにしたそうだ。
 「Fighter Squadron」の開発を中止する理由について,同氏は「オリジナルソースコードの移植が困難で,完成にはまだまだ時間がかかるため」と説明した。「Starfleet Command II」については「MacPlay側の開発の遅延と,ライセンス関連の話をMacPlayがコントロールできないことが中止の決め手になった」と語った。
 一方,当初の予定よりリリースが遅れている「Heretic II」「Hexen II」の開発進行状況について,同氏は次のように語った。

「飛行機に長時間乗った時にこれらのゲームをプレイする機会を得た。皆さんはガッカリすることはないだろう。どちらも,MacPlay Value Seriesに欠くことのできないタイトルとして2,3か月以内にリリースされるはずだ。」

「Neverwinter Nights」の最新スクリーンショット
  

 Adrenaline Vaultサイトに,Biowareが開発中の3D RPG期待作,「Neverwinter Nights」最新スクリーンショットが掲載された。ファンならチェックしよう。

「Master of Orion III」の最新スクリーンショット
  

 pc.ign.comサイトに,Quicksilver Softwareが開発中の傑作ターンベースストラテジーゲームシリーズ最新作,「Master of Orion III」最新スクリーンショットが掲載された。

「Medal of Honor:Allied Assault for Mac」の最新スクリーンショット
  

 Aspyr Mediaは,間もなく発売される3Dアクションゲーム期待作,「Medal of Honor:Allied Assault」Mac版で撮影されたスクリーンショットをリリースした。
 これらのショットは,シングルプレイモードのNebvelwerfer Huntミッションで撮影されたものだ。スクリーンショットのダウンロードは,同社のiDiskページで(約1.2MB)。

IGN Macサイトがオープン
  

 IGN EntertainmentによるMacゲーム情報サイト,IGN Macがオープンした。同サイトの代表Rick Sanchezによれば,IGN Macは,そのほかのIGN系ゲーム情報サイトとは少々異なり,「ファンコミュニティ・ドリブンな運営を目指す」そうで,IGN読者から提供されるレビューやニュースなどの情報を充実させていきたいとのこと。
 新興サイトのため,情報量はまだまだ少ないようだが,今後数か月の間に積極的に記事を増やす予定ということだ。

「The Sims:Hot Date」の紹介記事
  

 Appleは,同社のサイトのGamesコーナーに,The Sims用エキスパンションパック第3弾である「The Sims:Hot Date」紹介記事を掲載した。
 本作では,単なる家具や職業などの追加に留まらず,Simたちが一人であるいはカップルで街やデートスポットに繰り出して散歩したりデートを楽しんだりする様子を眺めることが可能となっている。詳細は,Windows版の発売元であるエレクトロニック・アーツ・スクウェアによる日本語公式サイトで。

Eidosが「DX2:Invisible War」を発表!
  

 Eidos Interactiveは,Mac用もスマッシュヒットとなった3Dアクションゲーム「Deus Ex」の続編となる「DX2:Invisivle War」をWindows,X-box,PlayStation 2向けにリリースすると正式に発表した。
 例によってMac版については一切明かされていないが,皆さんもよくご存じのようにMac版がAspyr Mediaからリリースされヒットを飛ばしたので,続編の移植にも大いに期待したいところだ。
 「DX2:Invisible War」の舞台は前作の約20年後の世界。「強い者がすべてを得る」のが常識とされる混沌とした社会に,世界政府の樹立を狙う複数の政治/宗教集団が台頭。プレイヤーは,それぞれの集団の秘密や陰謀を調査するうち,彼らにとってのキーマンが誰あろう自分自身であることを知ってしまう……というような内容らしい。
 もちろん,RPG的なキャラクター育成システムや緊張感の高いプレイ感覚,プレイヤーのとる行動によって大きく変化する自由度の高いゲーム展開,NPCとの高度な会話システムは健在。いわゆる3Dアクションとは大きく異なる面白さを売りにしている。DX2では,透視能力や人並みはずれたジャンプ力,超人的肉体再生能力,レーダーから身を守る透過能力などが追加されるそうだ。
 さらに,コンピュータが操作するキャラクター同士がグループで共同作業を行う高度なAI機能,Red Square,Seattle,London等,実在のロケーションの緻密な再現性にも注目したい。
 Blue's Newsサイトには,このゲームのストーリーと特徴に関するレポート最新スクリーンショットが掲載されているので,チェックしてみよう。

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