8th May 2002

 

オンラインゲームマッチングサービス,GameSmith発表
  

 Freeverse SoftwareIdeas from the Deepは,GameSmithというクロスプラットフォーム対応のオンラインゲームマッチングサービスを発表した。これは,オープンソースのネットワークライブラリOpenPlayのVersion2.1と,Freeverseが独自に開発したHMS 2.0技術をベースにしたサービス。
 同サービスに対応したゲームでなら,Mac同士またはMac-Windows間の対戦プレイが楽しめる。もちろん,対戦相手を見つけたり,チャットを楽しんだり,攻略法などの情報をやり取りすることができ,ゲームファンのコミュニティサイトとしても機能する。すでに多くのユーザーを獲得しているGameRangerと同様のサービスだが,クロスプラットフォームに対応している点がアドバンテージといえるだろう。
 現在テストが進められていて,7月に開催されるMacworld Expo/New Yorkで公式にリリースされる予定。すでにMonkey Byte Developmentが「Galactic Patrol」を,Green Dragon Creations「Last Contact」をGameSmithに対応させると発表したほか,ビッグタイトルの移植で知られるContraband Entertainmentも対応に前向きな姿勢を示した。
 同プロジェクトのリーダー,Lane Roatheは「オンラインゲームの世界にまったく新しいレベルの機能とサービスを提供できることにエキサイトしている。私達はこれから,ゲーム開発者に対し今後のタイトルをGameSmithに対応させるよう,アグレッシブに働きかけていく」と語った。

Sound Blaster Live! のドライバ(Version1.1RC)が非公式にリリース
  

 IMGのレポートによると,Sound Blaster Live! for Macintoshのドライバソフト(Version1.1 Release Candidate=リリース候補版)の配布が開始されたということだ。これはCreative Labsによる公式な配布ではなく,動作を保証されたものではないので,個人の責任において十分注意して使用してほしい。
 Version1.1RCの改良点等の詳細とダウンロードは,IMGで(約22MB)。同じページにリンクされているドキュメントをよく読むことをお勧めする。
 残念なことに,Version1.1でもMac OS Xのサポートは実現していないそうだ。Mac OS Xが標準システムに設定された現在,唯一のコンシューマ向けサウンドカードであるSound Blaster Live! が早期にMac OS Xネイティブになることを願ってやまない。

「Glider Pro X 3.0.1」リリース
  

 Casady & Greene Publishingは,2D横スクロールアクションアーケードゲーム,「Glider Pro X」Version3.0.1にアップデートした(プレスリリース)。
 これは,Macがモノクロのみの時代からシェアウェアとして多くのファンに愛されてきたGliderシリーズの最新版/Mac OS X対応版。プレイヤーにできるのは,紙飛行機を左右に操作し,ウェポンである輪ゴムを打つことだけで,上下への移動は上昇気流や重力等に頼るしかなく,幾多のタフな仕掛けが待ち受けている。また,オリジナルマップを作成するためのエディタも用意されている。
 このバージョンでは,「Glider Pro」オリジナル版に収録されていたすべての面が収録されているほか,ゲーム中にセーブ/ロードする機能の追加,マイナーバグの修正などが行われた
 アップデータのダウンロードと詳細は,同社のサイトのFree Downloadsコーナーで。ただし,ダウンロードするにはこのページに製品のシリアルナンバーを入力する必要がある。デモ版も同じページから入手できるので,興味のある人は試してみよう。

Appleが「Star Wars:Galactic Battlegrounds」の紹介ページを掲載
  

 Appleは,同社のサイトのGamesコーナーに,間もなくAspyr Mediaからリリースされる「Star Wars:Galactic Battlegrounds」紹介ページを掲載した。これは,「Age of Empires II」のゲームエンジンをベースにしてStar Warsの世界を描き出すリアルタイムストラテジーゲームだ。

ATIドライバおよびRadeon 8500のFirmwareがアップデート
  

 ATI Technologiesから,2002年3月版のATIドライバのアップデート版がリリースされた。これは,同社からパッケージ販売されているグラフィックスカード(Rage 128シリーズを搭載したRage Orion,Nexus 128,Xclaim VR 128,Radeonシリーズを搭載したRadeon 8500 Mac Edition,Radeon 7000 Mac Edition,Radeon Mac Edition)を対象としたドライバアップデートだ(詳細)。Mac OS X 10.1.4に正常にインストールできないという問題が解消されているとのこと。ダウンロードと詳細は,同社のサイトのMarch 2002 ATI Retail Update for Mac OSページで(約7.2MB)。
 また,同社はRadeon 8500 Mac EditionのFirmwareをVersion126にアップデートした。前バージョン(123)の不具合が解消されているとのこと。アップデートする前に,IMPORTANT INFORMATION for the ATI RADEON 8500 Mac Edition Firmware Update (v126)ページを熟読しておこう。アップデータのダウンロードと詳細は,同社のサイトのATI ROM Update for RADEON 8500 MAC EDITION (v126)ページで(約280KB)。

Cocoa Sprite Kitがβリリース
  

 Sugar Cube Softwareは,Cocoa Sprite KitというMac OS X用2Dグラフィックスアプリケーション開発ツールのβ版をパブリックリリースした。
 これは,Objective-CとMac OS XのQuartzエンジンをベースにしたツール。Quartzエンジンを活用し,スプライトの回転,半透明化,拡大/縮小,衝突検知,レイヤー化が短時間に行えるので,2Dのスプライトを用いたゲーム等のソフトウェアの開発が容易だという。ゲームプログラミングに興味のある人は公式サイトをチェックしてみよう。

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