MacCentralサイトに,"Game
developers to converge at WWDC"と題したレポートが掲載された。これは,現在開催中のWorldwide
Developers Conference 2002に参加しているゲーム開発者へのショートインタビュー集。この中で,お馴染みWestlake
InteractiveのGlenda AdamsはWWDCを次のように評価した。
「WWDCはAppleのエンジニアから直接技術的な情報を得られるよい機会だ。イントロから高度な情報まで網羅しているので,これからMac用ゲームを開発しようというデベロッパーが,ゲーム関連の技術を短い期間で収集することが可能だし,経験のあるMacゲームデベロッパーが技術を磨くこともできる。」
同氏はまた,WWDCでのOpenGL関連セッションにとくに興味を持っているそうで,「本当にMacのOpenGLの能力を後押しするようなゲームの開発を検討し始めている。また,Mac
OS X向けの最適化に関する情報をできるだけ多く収集したいとも考えている」と述べ,今回のWWDCを今後の開発に生かしたいという意気込みを示した。
また,Destineer StudiosのPeter
Tamteも今回のWWDCに姿を見せ,同サイトに対し「ゲーム業界のOpenGL支持派は,今日のグラフィックスチップの持つ高度な技術を利用する標準的な手法を生み出すのにあまりに長い道のりを歩んできたが,Appleの挑戦は,DirectXにはないアドバンテージをOpenGLに与えるため,OpenGLの強力な新仕様を利用することになる」とコメント,OpenGLを支持する姿勢とAppleへの期待感を示した。
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