1st May 2002

 

「Stronghold for Mac」のGM版が完成
  

 MacSoftは,中世ヨーロッパを舞台にした城建設シミュレーション/ストラテジーゲーム,「Stronghold for Mac」のゴールデンマスター版が完成したことを明らかにした。一週間ほどで店頭に並ぶ見込み。
 これは,FireFly Studiosが開発した,都市建設シミュレーションとリアルタイムストラテジーの要素をミックスしたゲーム。
 プレイヤーは,城主として内政を指揮し,経済を発展させ国力を高める一方,周辺諸国からの侵略に備え,城壁を強化/メンテナンスしなければならない。21のシングルプレイミッション,LANやインターネットを介し8人までのプレイヤーが参加可能なマルチプレイモード,マップ/シナリオエディタなどをフィーチャーしている。

Aspyrのニューズレターによる最新ゲーム情報
  

 Aspyr Mediaは,ニューズレターの4月号を通じ,同社が販売を予定しているタイトルの最新情報を公開した。ポイントは次の通り。

「Star Wars:Galactic Battlegrounds」「The Sims:Hot Date」がFinal Candidate段階に
「Star Wars:Galactic Battlegrounds」の初期ロットにはPrimaのヒント本が同梱
「Clive Barker's Undying」はβテスト中で,まもなくFinal Candidate段階に
「Medal of Honor:Allied Assault」のβテストは順調に進行中

Appleが「No One Lives Forever」をプレビュー
  

 AppleサイトのGamesコーナーに,「No One Lives Forever for Mac」プレビュー記事が掲載された。「No One Lives Forever」は,Monolith Productionsが開発したLithTechエンジンをベースにしたファーストパーソンビューの3Dアクションゲーム。テロリスト集団H.A.R.Mの魔の手から世界を救うため,秘密組織UNITYに所属する殺しのライセンスを所有する美しき女性スパイCate Archerとして,幾多のタフなミッションを遂行する,というのがプレイヤーに課せられた使命。スパイもののアクション映画にインスパイアされた起伏に富んだストーリーラインと多数のロケーション,バラエティに富んだウェポン,プレイヤーを待ち受ける強力な敵キャラクターとトラップの数々などを特徴としている。
 現在,Hyperion Softwareによって移植が進められていて,MacPlayから間もなく発売される予定だ。

EAが「SimCity 4」を正式発表
  

 Electronic Artsは,都市建設シミュレーションの大ヒットシリーズ第四弾,「SimCity 4」をアナウンス,Shacknewsサイトにプレスリリースが掲載された。
 それによると,このゲームの開発はもちろんMaxisが担当,まったく新しいグラフィックス/シミュレーションエンジンをベースに,「いままでで最もリアルでパワフルでパーソナルなSimCity体験」を提供するとのこと。「The Sims」のゲーム要素も取り入れられていて,一人一人の市民の行動をトラッキングする機能も搭載される模様だ(「SimTown」でも同様の機能があったが,それがより高度なものになるのではないか)。また,建設した都市の中をファーストパーソンビューで動き回れるモードもあるらしい。詳細については,今月開催されるE3(Electronic Entertainment Expo)において大々的に紹介される予定だ。
 残念ながら,現在のところMac版については一切明らかにされていないが,皆さんもよくご存じのように,SimCityシリーズはすべてMacに移植され,スマッシュヒットを飛ばしたこと,「The Sims」などのタイトルも多数移植されていることから,「SimCity 4」もMacに移植される可能性は高いのではないだろうか。

Mac OS 9用「Aleph One」がアップデート
  

 Marathon Open Sourceプロジェクトの公式サイトによると,Loren PetrichによるMac OS 9用「Aleph One」新Versionがリリースされたということだ。
 「Aleph One」とは,Bungie Software(現Bungie Studio)が公開した「Marathon II」のソースコードに基づき,熱心なファンによって新機能が追加され,進化し続けているゲームエンジンの呼称だ。これまでにオリジナルの「Marathon II」が持たない,高解像度テクスチャのサポート,24ビットカラーモード,InputSprocketへの対応,OpenGLアクセラレーション,MML(Marathon Markup Language)によるスクリプティングのサポートなどの機能が追加されてきた。今回のVersionアップで,アニメーション化された3Dオブジェクトモデルのサポートが追加されたという。
 現在,Aleph Oneには,今回リリースされたClassic版(Mac OS 9専用),Stephen BytnarによるCarbon版(Mac OS 9/Mac OS X用),Jeremy ParsonsによるCarbon版(Mac OS X専用)と,さらにSimple DirectMedia Layerを利用しMac OS X,Linux,BeOS,Windowsで動作するVersionの4つがある。
 「Aleph One」はあくまでも「Marathon II」のプログラムを拡張したものなので,遊ぶためには「Marathon II」「Marathon Infinity」のデータファイル,あるいは「Aleph One」向けに提供されている各種データが必要。例えば,「Marathon 1」のテクスチャデータの高解像度化やサウンドデータのMP3化を行った「M1A1」などが公開されている。

Z SculptがHID Wizardをリリース
  

 Z Sculpt Entertainmentから,HID Wizardがリリースされた。これを利用することで,Mac OS X用のデバイスドライバが存在しない入力機器を制御可能なCarbonアプリケーションを開発することができるということだ。HID Wizardの組み込まれたソフトがMac OS X上で動作する時,HID WizardはHID Utilitiesの上にかぶさる形でインプリメントされるため,デバイスドライバがなくてもそのデバイスを利用できるようになる。
 まだβ段階のため,アナログデバイスへの対応等,改良すべき点も残されているが,このライブラリは無料でデベロッパーに提供されるため,今後登場予定のCarbon対応ゲームの開発に利用されることが期待できる。

「X-Plane 6.14b1」リリース
  

 Laminar Researchから,民間航空機フライトシミュレータ「X-Plane」Version6.14b1がリリースされた。アップデータのダウンロードと詳細は,公式サイトのβ版ダウンロードページで(約5.7MB)。
 Version6.14では,World-Makerを使って道路/線路/電線等を編集することが可能になるほか,タイヤやフラップの破損を再現するようになる。そのほかにもシミュレーション性を向上させる改良や前Versionのバグフィックスが行われた。同じページにこのVersionの詳細について掲載されている。

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