12th Apr. 2002

 

エレクトロニック・アーツ・スクウェアが「ブラック&ホワイト」のMac版を6月6日に発売!
    forGamer.netサイトのレポートによると,エレクトロニック・アーツ・スクウェアが,新作のリリーススケジュールを発表したとのこと。その中に,「ブラック&ホワイト」Macintosh版が含まれていることが判明した。6月6日発売で,価格は8980円だ。
 これは,「Populous」「Power Monger」などで知られるゲーム界の重鎮,Peter Molyneux率いるLionhead Studiosの開発によるファンタジー3Dゴッドシム。同氏ならではの斬新なゲームシステムと比類のないビジュアル性の高さを特徴としている。
 プレイヤーは神として住人たちを統治し,自らを崇めさせることで強力なパワーを発揮できるようになる。敵対する神々との戦いに打ち勝ち,世界の覇権を握るのがこのゲームの目的だ。プレイヤーが愛に溢れた行動をとるか,残虐非道の限りを尽くすかにより,ペットのCreatureの性格や姿がさまざまに変化していくのも面白い。

「Cro-Mag Rally」がシェアウェアとして再リリース
    Pangea Softwareは,同社の人気3Dアーケードレーシングゲーム,「Cro-Mag Rally」20ドルのシェアウェアソフトとして再リリースしたことを明らかにした。同社の社長兼CEOを務めるBrian Greenstoneは,IMGに対し,今回のリリースについて次のように説明した。

「パッケージが65しか残っていないので,すぐになくなってしまうだろう。パッケージングを行うより,シェアウェアとしてオンラインで提供した方がいいと判断した。高額な送料や関税を支払わなければならない海外のカスタマーには朗報となるだろう。」

 ダウンロードと詳細は,MacGameFiles.comサイトで(約130MB)。シェアウェア版についての詳細は,公式サイトの「Cro-Mag Rally Shareware Registration」ページで。
 なお,同社は先月,Bugdomをシェアウェアとして再リリースし,3月中の売上げの50%をJuvenile Diabetes Research Foundationに寄付するとアナウンスしたが,同じレポートによると,最終的な寄付の金額は1000ドルを超えた模様だ。

「Aliens versus Predator 2」用エキスパンションパックが発表
    AvPNews.comサイトのレポートによると,「Aliens versus Predator 2」用エキスパンションパック,「Aliens versus Predator 2:Primal Hunt」の開発がThird Law Interactiveによって進められているということだ。
 これは,オリジナルの「Aliens versus Predator 2」に対し,新しいマップ,ウェポン,キャラクターを追加するもの。オリジナル版の500年前の世界を描いたストーリーを楽しむシングルプレイモードも含まれている。特徴は次の通り。

・9つの新しいシングルプレイレベル(各種族ごとに3レベル)
・4つの新しいマルチプレイレベル
・オリジナル版リリース後にMonolithがリリースしたパッチや追加マップをすべて含む
・各種族ごとに新しいウェポンやコンバットスタイルを追加
・新しい2種のクリーチャーが登場
・新しいロケーション - 見たことのないPredatorの廃墟
・オリジナル版と関連したストーリーライン

 Mac版については不明だが,オリジナル版の開発をHyperion Softwareが進めていて,MacPlayからリリースされるので,このエキスパンションパックのMac版もぜひ出してもらいたいものだ。

「Civilization III」のマップエディタの開発進行状況
    Westlake InteractiveのBrad Oliverは,IMGサイトのForumコーナーを通じ,「Sid Meier's Civilization III」のマップエディタの開発進行状況を明かした。それによると,今週末までにβ段階に入れる見込みだという。また,現在同氏は,「Star Wars:Galactic Battlegrounds」の仕上げ作業も進めているそうだ。
 さらに,先週Appleのエンジニアとミーティングを持ち,HID Managerの詳細をレクチャーされたことも明かした。ゲームコントローラを制御するMac OS 9用API,InputSprocketをMac OS XでリプレイスするのがHID Manager。これを利用すると,開発者はコントローラの設定画面を独自にデザインすることができるので(InputSprocketでは,どのゲームでもAppleが用意した標準の設定画面が表示されてしまう),今後の開発に役立てられるはずだ。

「Black & White」のマルチプレイパッチの開発進行状況
    「Black & White」マルチプレイパッチの開発進行状況について,このゲームの移植を担当しているZonicのDair Grantは,IMGサイトのForumコーナーを通じコメントした。それによると,マルチプレイパッチのリリースは間近に迫っているとのこと。ただし,既報通り,Mac-PC間でのマルチプレイは残念ながら実現の見込みがないそうだ。その理由について,同氏は次のように述べた。

「かなりの時間を費やし調査した。Lionheadのスタッフと話をし,移植をしやすくするためにWindows版のソースコードを変更してほしいと頼んだ。しかしながら,それらの変更をもってしても,単純には解決できない複数の問題に直面した。
 クライアントごとにまったく同じソースが実行されている,とネットワークモデルが思い込んでしまうのが問題だ。Windows版のコンパイラであるVisual C++とMac版のコンパイラであるCodeWarriorとのいくつかの相違点により,私たちは決してソースコードを同じにすることができない。
 この制限はWindows版においても同様だ。ネットワークモデルの仕様により,Windows用の実行ファイルがアップデートされるたび,Visual C++がことなるコードを生成するだけで,前Versionとの互換性が損なわれるのだ。
 これはとても脆弱なシステムだが,Windows上でソースコードがこのように動作する以上,不運なことにこれ以上どうすることもできない。」

「WipeOut 2097 1.1」リリース
    Virtual Programmingは,「Wipeout 2097」Version1.1にアップデートした。このVersionでは,Mac OS Xへの完全対応(Carbon版),スクリーンショット機能の改良(すべての解像たびに対応),マルチモニタ環境のサポートの改善,動作速度と画面表示の改善が図られている。ダウンロードと詳細は,同社のサイトのWipeOut 2097 Macページで(約0.3MB)。

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