今度こそ「Black ＆ White for Mac」が完成

IMGのレポートによると，「Black ＆ White for Mac」のゴールデンマスター版が完成し，今度こそ本当に最終プレス作業に入った模様だ。移植を担当したZonicのDair GrantがIMGのForumsコーナーを通じて明らかにしたもので，数週間以内には店頭に並ぶ見込み。 　先日もお伝えしたように，Macworld Expo/San Franciscoの会場内で同タイトルのパッケージが限定販売された。このパッケージにはVersion1.1のプログラムが収録されていたが，エキスポ終了後，開発元であるLionhead Studiosによる最終的な承認作業が行われ，プログラムもVersion1.1.1にアップデートされたそうだ。 　なお，エキスポで入手することができたラッキーな人向けに，Version1.1から1.1.1へのアップデータが近日中に配布される予定となっている（Mac OS 9上でのフリーズまたはMac OS X上で突然終了する現象等が解消されているとのこと）。

ゲーム開発環境BlitzMax
	プログラマーMark Siblyによるゲーム開発環境，BiltzMaxのMac OS Xへの移植が進行中だ。これは，とくにゲーム開発を想定してデザインされた，使いやすさとパワーを両立させた柔軟性のあるプログラミング環境。BlitzMaxは3D CG描画用としてOpenGLを採用しているので，本格的な3Dゲームの開発に対応。Guildhall Leisure Servicesから，WindowsとMac OS X用が9月に，そして将来的にはLinux向けにもリリースされる予定だ。どのプラットフォームで作成したソースコードでも，コンパイルすることにより，他のプラットフォーム用の実行ファイルを生成することができる。 　Mac OS Xをサポートしたゲーム開発環境の登場により，多くのゲームがリリースされることが期待できる。

Westlake情報

Westlake Interactiveは，Usenetのニュースグループを通じ，同社のプロジェクトの進行状況を明らかにした。 　「Return to Castle Wolfenstein」の移植作業は順調で，正確なリリース時期はまだ明らかにされていないが，「発売に近づいている」（同社のGlenda Adams）ということだ。 　「Unreal Trounament for Mac OS X」については「Unrealエンジンにおいて，command/control/shiftキーが機能しない問題を修正した（これは「Harry Potter and the Sorcerer's Stone」でも見られるバグだ）。UTの起動時のバグが修正されれば，少なくともUTにおいてはこの問題は解消されるだろう」としている。 　また，「Rune：Halls of Valhalla for Mac」の発売決定を受け，RuneのMac OS X対応化について「おそらくRuneのCarbon化を再検討することになるだろうが，これはHoV自体がどれくらい売れるかによると思う。Runeがまだどれだけの人気なのか評価しなければならないからだ」とコメントした。なお，「Star Trek：Next Generation Klingon Honor Guard」のMac OS X対応版は開発しないそうだ。

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