「Giants:Citizen Kabuto」関連のニュースサイトPlanetMoon Centralに,Mac OS Xへの移植作業を進めているOmni GroupのTim Woodのインタビュー記事(http://www.planetmooncentral.com/planetmoon/interviews/omni_interview.shtml)が掲載された。
このインタビューにおいて同氏は,移植の進み具合について「いまはβテストの最初のラウンドに入っている。バグはあるが,どれも小さな問題である。テストを重ね,バグフィックスや最適化をまだ行う必要があるが,作業は順調だ」と語った。また,リリースは10月中旬を見込んでいるということだ。
そのほか,移植作業の具体的な内容や困難なポイント,動作環境について語っている。なかなか面白いので,ぜひ「ここ」をチェックしてみよう。興味深いコメントがあったので,いくつかを下に引用してみた。
「Windows版はDirect3D,DirectSound,DirectInputといったOS XにはないAPIを利用しているので,GiantsをOS X上で動作させるためには,相当な量のソースコードを書き直す必要があった。もっともやりがいのあった作業は,GiantsのグラフィックスレイヤーをOpenGLに移植することだった」
「開発コストが下がるだろうから,より多くのゲームがOS Xに移植されると思う。メモリ保護機能のおかげでシステム全体がクラッシュしにくいため,OS Xへの移植にかかる作業時間はかなり減るだろう」
「OS Xの持つ機能は,パブリッシャーに入る利ざやが増えることにつながるし,ゲームをMacマーケットに投入するための時間もずっと短くなることにもつながる。これは,パブリッシャーがより多くの資金をより多くのゲーム開発につぎ込めることを意味する。より多くの人々がMac上でゲームを楽しむ機会を得られるようになるわけだ」
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