8th Sep.2001

 
Aspyr Mediaが「Spider-Man for Mac」を発表!
    Aspyr Media「Spider-Man for Mac」の取り扱いを発表した。このゲームは,いわずと知れたアメコミの人気作"Spider-Man"をゲーム化したもの。「Tony Hawk's Pro Skater 2」と同じゲームエンジンを搭載した三人称視点の3Dアクションアドベンチャーゲームだ。プレイステーション版の開発を,Pro Skater 2と同じNeversoft Entertainmentが,PSからPCへの移植をGray Matterが担当した。
 放射能を帯びたクモにかまれ,人並みはずれた能力を手に入れた高校生Peter Parkerとして,世界に平和をもたらすため悪に立ち向かうという内容。来年公開予定の映画もなかなか面白そうだし,アメコミファンには嬉しいニュースだろう。もちろんアメコミファンならずとも要チェックのゲームだ。よりクールで写実的な映画版と対照的に,アメコミ寄りのビジュアルの雰囲気がいい感じ。発売は11月の予定で,早くもAspyrサイトで予約の受付が始まっている。
 移植を担当するのは,Westlake InteractiveのMark Krenek。同氏は「Tony Hawk's Pro Skater 2」の移植も手がけ,このゲームのプログラムについては熟知している。同社が以前"Stanley"プロジェクトとしてアナウンスしたのがこのゲームで,これは,このコミックの原作者であるStan Leeの名前をもじったものであることが,同社のサイトの「ここ」で明かされている。
 このゲームの詳細については,PC版のパブリッシャーを務めるActivisionによる公式サイトと,GameSpotサイトのプレビュー記事もチェックしておくことをお勧めする。

「The Sims for Mac」がVersion1.1.5にアップデート
    Aspyr Mediaから,「The Sims」Version1.1.5パッチがリリースされた。複数のモニターを使用し,セカンドモニタの描画用にDrawSprocketを選択している場合に画面描画速度が下がる問題を解消するため,Screen Sizeダイアログを若干変更したマイナーバージョンアップだとのことだ。ダウンロードと詳細は,MacGameFilesの「ここ」(Carbon版パッチが約1.9MB,OS 8/9専用版パッチが約1.3MB)で。
 なお,The Sims用エキスパンションパック,「Livin' Large」または「House Party」のいずれかをすでに最新版にアップデートしている場合は,このパッチをあてる必要はないということだ。

7th Sep.2001

 
「Fly! II for Mac」のゴールデンマスターが完成
    Infogramesは,「Fly! II for Mac」のゴールデンマスターが完成したことを明らかにした。「Fly! II for Mac」は,MacSoftから近々リリースされるフライトシムで,日本ではピーアンドエーから日本語版がリリースされる予定となっている。
 「Fly! II」は,本格派民間航空機フライトシミュレータのヒット作,「Fly!」の続編。刷新されたグラフィックスエンジン,よりリアルに再現されたフライトモデル,全世界をカバーした海岸線データ,雲や夕日をリアルに再現する高度なビジュアルエフェクトなどの特徴がある。また,前作には登場しなかったヘリコプター,Bell 407を操縦可能になっており,フライトファンなら見逃せないゲームだろう。

「DiaII」「DiaII LoD」Version1.09Bリリース
    Blizzard Entertainmentが,「Diablo II」「Diablo II:Lord of Destruction」Version1.09Bパッチをリリースした。変更点としてはBattle.netへの接続の問題が解消されているとのこと。
 ダウンロードと詳細は,公式サイトの「ここ」(9.3MB,Diablo II),「ここ」(4.7MB,Diablo II: Lord of Destruction)で。

「Knights of Zarria for Mac」開発中
    プログラマーRyan Clarkが,「Knights of Zarria」というOpenGLベースのゲームを開発中。これは,GauntletとSmash TVというゲームにインスパイアされたトップダウン型(見下ろし型)のアーケードシューティングゲーム。モーションブラーやアルファブレンディングなどの技術が盛り込まれたリアルタイム3D CGエンジンを搭載し,クールなゲーム画面が描き出される。
 ゲームシステムとしては,ウェポンやアイテムをゲットしながらやってくる敵を倒しまくるというもの。4人のプレイヤーが同時に参加できるマルチプレイに主眼が置かれたゲームとなるようだ。また,3Dメガネにも対応するという。
 このゲームの公式サイトのFAQによると,現在初期段階にあるWindows版が完成した後,Linux版やMacintosh版にも取り組む意向があるということだ。

「Eldoren - Book One:The Discovery for Mac」
    元Ubi Soft社員で「Myst III:Exile」「realMYST」の公式サイトの運営に携わりながら,一方でMystシリーズのファンサイト,Rivenguildのウェブマスターも務めていたGordon Currieは,Ubiをレイオフされ,現在はAdventure Gamerというアドベンチャーゲーム関連のサイトを運営しつつ,「Eldoren - Book One:The Discovery」というMac/Win用アドベンチャーゲームの開発に取り組んでいる。
 「Eldoren」は,1998年に短編小説としてスタートし,後にアドベンチャーゲームのプロジェクトに発展したタイトル。現在は,Mystシリーズの開発にも携わったFrancis Tsai(Myst IIIのリードアーティスト)とChristian Piccolo(Presto StudiosとCyanのコンセプトアーティスト)の両氏によってコンセプトアートが作成されていて,来年初頭には30分に及ぶトレイラームービーが発表される予定だ。Christian Piccoloは,あのMudpieプロジェクトにも関わっていたそうだが,すでにCyanを辞め,このプロジェクトに参加している。
 公式サイトの情報によると,すでにストーリーラインは完成していて,どのようにパズルを組み込むか,どんなゲームエンジンを使うか,リアルタイム3D CGを使うかスライドショータイプにするかというあたりを決定していくところのようだ。


 

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