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ATI Technologiesは,Mobility Radeon 7500という新しいモバイルマシン向けグラフィックスチップを発表した。これは,Radeonベースのモバイル向けチップ"Mobility Radeon"の後継チップとなるもので,先日Radeon 8500と一緒に発表されたRadeon 7500をベースに,モバイルマシン用として最適化したもの。プレスリリースによると「ライバル社製品の約二倍のパフォーマンス」と述べているように,NVIDIAのGeForce 2 Goの対抗製品としてアピールされている。Rage3dの「ここ」のプレビュー記事によると,3DベンチマークでGeForce 2 Goに対し95%も速いという結果が出ているようだ。
Rademon7500がベースということもあり,Radeon8500がフィーチャーしている"TRUFORM"や"SMARTSHADER"といった同社の最新技術は盛り込まれていないものの,GeForce 2 GoにはないハードウェアT&L機能を搭載しているため,とくにこの機能をサポートしたゲームの画面描画速度の向上が期待できる。さらに,Radeonチップが搭載しているCharisma Engine,Pixel Tapestry,Video Immersionのような機能はすべて網羅しているほか,利用形態に応じて能動的に電圧や周波数を変化させて節電を図る"POWERPLAY"技術を搭載している。ビデオメモリはチップの内部に最大で32MBまで組み込むことが可能で,外部のメモリを64MBまで利用することができる。なおMobility Radeon 7500は,128ビットDDRメモリをサポートした最初のモバイル向けチップであるということだ。
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