23rd Aug.2001

 
MacPlayが「Aliens vs. Predator Gold Edition for Mac」を9月に発売!
    MacPlayが,FPSゲーム「Aliens vs. Predator Gold Edition」のMac版を9月に発売することを発表した。
 「AvP」は独自の3Dエンジンを搭載したFPSゲームで,タイトルからも分かるように,Alien,Predatorといった映画で有名な20世紀フォックスの人気キャラがフィーチャーされている。プレイヤーは,それぞれが特徴的な特性をもつ"Space Marine","Alien","Predator"の三つの種族から選択し,戦いを繰り広げていくこととなる。ゲームの特徴は以下のとおり。

・登場する三種のキャラクター(Alien,Predator,Marine)は,それぞれ異なる特性(強さ,ウェポン,身体能力)を持つ
・宇宙船,Alien Temple,洞窟等を舞台にした40以上ものレベルを収録
・変化するゲーム環境(火炎放射器で壁やそのほかのオブジェクトを焼き尽くしたり,Pulse Rifleで壁に文字を書いたりできる)
・"Species War","Co-op","Deathmatch","Tag2"などの10のマルチプレイモード
・パーティクル/ダイナミックシステムを搭載し,火炎,煙,閃光などをリアルに表現。水の中にグレネードを放り込むと水がはじけ飛ぶ
・非常に高度なAIシステムを搭載,敵がインテリジェントに攻撃を仕かけてくる
・完全に自由に移動可能
・ダイナミックライティング機能を搭載,ライトを破壊すると視界が真っ暗になり,廊下に火を投げ出すと壁が明るく照らし出されたりする
・完全な物理モデリング

 Windows版の販売元であるFox Interactiveによる公式サイトは「ここ」だ。
 Inside Mac Gamesに掲載された同社のプレスリリースによると発売日は9月21日で,Mac OS XおよびMac OS 9に対応している。またこのゲームはGold Editionということで,AvP本体に「Millennium Expansion Pack」という,新しいレベルやウェポンを追加するためのエクスパンションパックが付属している。
 このプレスリリースの中でMacPlayの社長Mark Cottamは,「Macゲームコミュニティの意見に耳を傾け,Aliens vs. Predatorの販売権を獲得した。Mac向けにベストコンピュータゲームを提供するため,Fox Interactiveとの間でパートナーシップを築けたことにエキサイトしており,我々の誠実なカスタマーの皆様に対して十分に献身するものである」と述べている。
 そもそも同タイトルの移植を行ったのが,Logicwareを設立したBill Heineman。同氏は現在Mumbo Jumboという会社で「Myth III:The Wolf Age」の開発に携わっているが,このMumbo Jumboを傘下に持つUnited Developersという会社が「MacPlay」というレーベルでのMac用ゲームの販売権をInterplayから昨年の十月に取得したわけで,「AvP」がMacPlayから出ることになったのも自然な成り行きといえるだろう。
 しかしながらWindows版では既に本作の続編となる「Aliens vs. Predator 2」の開発が順調に進んでおり(つい先ごろデモ版が登場した),Mac版の登場はあまりにも遅すぎたのではないかという感は拭えない。

22nd Aug.2001

 
「Escape Velocity:Nova」のβ2が完成
    Ambrosia Softwareは,同社のサイトの掲示板コーナーにおいて,Escape Velocityシリーズの最新作「Escape Velocity:Nova」の開発がβ2段階に入ったことを発表した。
 「Escape Velocity:Nova」では従来のグラフィックスエンジンが刷新され,16ビットカラー,トランスペアレンシ機能,hue tinting機能を対応。そのほか,エンジンの噴射やレーザー光線がぼんやりと光を放つような効果などが取り入れられる予定。同シリーズ特有の壮大なストーリーラインも継承され,広がりのある大小さまざまなストーリー展開が楽しめるという。

「Red Faction for Mac」の進行状況
    Graphic Simulationsが同社のサイトにおいて,FPSゲーム「Red Faction for Mac」のα版がデベロッパから届いたことを明らかにした。アルファ段階ということでまだ機能しない部分もあるものの,全体的な動作速度は良好らしい。発売は10月の予定となっている。

Aspyrが「Star Trek Voyager:Elite Force」エクスパンションを発表
    Aspyr Mediaは,同社のニュースレターでFPSゲーム「Star Trek Voyager:Elite Force」の追加エクスパンションの取り扱いを発表した。このエクスパンションパックでは,ボイジャー号内を自由に散策できるインタラクティブツアーモード,21のマルチプレイマップ,新しいキャラクター,"Borg Slayer"と呼ばれるゲームモードが追加されている。また,新しいエイリアンが登場するシングルプレイモードも追加されている。
 このエクスパンションはカーボン化されOS Xに対応。またCD-ROM内には,Elite Force本体のカーボン版も収録されることになっている。なお移植およびカーボン化作業を担当しているのは,Westlake InteractiveのBrad Oliver。

「Clive Barker's Undying for Mac」の開発は「Early Development」段階
    Aspyr MediaはProject Statusページを更新し,各プロジェクトの進行状況を明らかにした。その中で3Dホラーアクションゲーム「Clive Barker's Undying for Mac」の作業は,まだ"Early Development段階"であることを発表した。当初のリリース予定時期は今年の10月ということだが,はたして……。

「Diablo II」と「Lord of Destruction」がVersion1.09にアップデート
    Blizzard Entertainment「Diablo II」「Diablo II:Lord of Destruction」のVersion1.09パッチをリリースした。
 ダウンロードは公式サイトの「ここ」で。

「X-Plane」6.0b3がリリース
    Laminar Researchから,民間航空機フライトシミュレータ「X-Plane」Version6.0b3がリリースされた。ダウンロードと詳細は,公式サイト「ここ」で(約20MB)。

John CarmackがMacについてコメント
    id SoftwareのJohn Carmackは,Mac情報サイトSlashdotに,OpenGLとDirect3D,現在のグラフィックスチップ,ゲームプラットフォームとしてのMacとLinux,といったテーマの論文を寄稿した。
 長年OpenGLへのコミットメントを表明し続けた同氏だが,「DX8は,もうどうしようもないAPIとは呼べない」と語り,DirectX 8を評価していることを明かした。「Microsoftが,何度も書き直さねばならなかった独自のAPIを開発するより,OpenGLを大事に育ててくれれば,もっとずっと状況はよくなっていただろうと思う」というコメントが興味深い。
 またMacとLinuxについては,「Macマーケットはあまり今後を見込めるものではないことと,Linuxマーケットがゲームデベロッパが追い続けるほど成長するものではないことがかなり明らかに証明されてきた」と語っている。

 

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