MacPlayが,FPSゲーム「Aliens vs. Predator Gold Edition」のMac版を9月に発売することを発表した。
「AvP」は独自の3Dエンジンを搭載したFPSゲームで,タイトルからも分かるように,Alien,Predatorといった映画で有名な20世紀フォックスの人気キャラがフィーチャーされている。プレイヤーは,それぞれが特徴的な特性をもつ"Space Marine","Alien","Predator"の三つの種族から選択し,戦いを繰り広げていくこととなる。ゲームの特徴は以下のとおり。
・登場する三種のキャラクター(Alien,Predator,Marine)は,それぞれ異なる特性(強さ,ウェポン,身体能力)を持つ
・宇宙船,Alien Temple,洞窟等を舞台にした40以上ものレベルを収録
・変化するゲーム環境(火炎放射器で壁やそのほかのオブジェクトを焼き尽くしたり,Pulse Rifleで壁に文字を書いたりできる)
・"Species War","Co-op","Deathmatch","Tag2"などの10のマルチプレイモード
・パーティクル/ダイナミックシステムを搭載し,火炎,煙,閃光などをリアルに表現。水の中にグレネードを放り込むと水がはじけ飛ぶ
・非常に高度なAIシステムを搭載,敵がインテリジェントに攻撃を仕かけてくる
・完全に自由に移動可能
・ダイナミックライティング機能を搭載,ライトを破壊すると視界が真っ暗になり,廊下に火を投げ出すと壁が明るく照らし出されたりする
・完全な物理モデリング
Windows版の販売元であるFox Interactiveによる公式サイトは「ここ」だ。
Inside Mac Gamesに掲載された同社のプレスリリースによると発売日は9月21日で,Mac OS XおよびMac OS 9に対応している。またこのゲームはGold Editionということで,AvP本体に「Millennium Expansion Pack」という,新しいレベルやウェポンを追加するためのエクスパンションパックが付属している。
このプレスリリースの中でMacPlayの社長Mark Cottamは,「Macゲームコミュニティの意見に耳を傾け,Aliens vs. Predatorの販売権を獲得した。Mac向けにベストコンピュータゲームを提供するため,Fox Interactiveとの間でパートナーシップを築けたことにエキサイトしており,我々の誠実なカスタマーの皆様に対して十分に献身するものである」と述べている。
そもそも同タイトルの移植を行ったのが,Logicwareを設立したBill Heineman。同氏は現在Mumbo Jumboという会社で「Myth III:The Wolf Age」の開発に携わっているが,このMumbo Jumboを傘下に持つUnited Developersという会社が「MacPlay」というレーベルでのMac用ゲームの販売権をInterplayから昨年の十月に取得したわけで,「AvP」がMacPlayから出ることになったのも自然な成り行きといえるだろう。
しかしながらWindows版では既に本作の続編となる「Aliens vs. Predator 2」の開発が順調に進んでおり(つい先ごろデモ版が登場した),Mac版の登場はあまりにも遅すぎたのではないかという感は拭えない。
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