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「e-sports SQUARE AKIHABARA」,新店長就任パーティーの模様をレポート。eスポーツ施設としての今後の施策や展望を,新店長が発表
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「e-sports SQUARE AKIHABARA」公式サイト
2011年に千葉県市川市にオープン,2014年に秋葉原に移転して現在に至るe-sports SQUARE AKIHABARA。開店7年目を迎え,店長は疋田氏が5代目となる。
![]() ステージに立ったRIZeST代表の古澤明仁氏は,「eスポーツのエネルギーを,この秋葉原からこれからも発信できるよう努力していきたい」と挨拶した |
![]() 乾杯の音頭を取ったのは,サンコー代表の鈴木文雄氏。「ここまで来たら30年は店を続けて,日本最古のeスポーツシェルとして,ここをeスポーツ博物館にする」と宣言した |
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登壇した疋田氏は,「eスポーツを日本のメジャー文化」にするため,就任後に計画しているいくつかの施策を発表した。その1つが,同店舗が2年前から進めている「イベント制作支援プロジェクト」のさらなる強化だ。「eスポーツは競争する相手がいないと成立しない」と述べる疋田氏は,eスポーツの競技人口を増やしていくためにも,土台となるコミュニティを支援していきたいとした。
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ここで,「Fighter's crossover -AKIBA-」主催するかげっち氏が登壇して,「イベント制作支援プロジェクト」の具体例を紹介した。「Fighter's crossover -AKIBA-」は毎週水曜日,「ストリートファイターV」のイベントを開催しているのだが,かげっち氏によれば,イベントの開催費用はすべて店舗への入場料や飲食代などでまかなわれているという。
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イベント主催者としてのかげっち氏の意見は,e-sports SQUARE AKIHABARAは,秋葉原という立地の良さや店舗の雰囲気,充実した機材,柔軟なスタッフなどに大きなメリットがあるという。その一方,規模の小さいコミュニティにとってはコストが高く,反対に規模の大きなコミュニティにとってはキャパシティが少ないことが問題になると指摘した。
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かげっち氏はまた,現在の秋葉原では食事という点で店外のほうが魅力的であるという点も挙げており,これに関して疋田氏は,新たな施策として飲食メニューを改定したことを明らかにした。
新しくなったメニューは,価格を食事メニューで平均200円,ドリンクメニューで平均70円の大幅値下げを実現しており,さらにプレイヤーにも嬉しい,片手で食べられるホットドッグやブリトーなどの提供も始まっている。
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最後に,発展を続けるeスポーツ業界を企業として引っぱっていく意気込みとして疋田氏は,定期的にeスポーツ関連のイベントを開催すると発表した。最初の企画となるのが「THE GAMER TALK」と題されたトークイベントだ。
これは,eスポーツ業界で脚光を浴びる選手と異なり,表舞台にあまり立つことがないプロデューサーやタレントなどを紹介する場で,「TED Conference」のようなプレゼンショーを考えているという。
また,ネットカフェDiCEの仙台店と共同開催する「DiCE PUBG REGIONAL TOURNAMENT」が発表された。両店舗にPUBGのプロゲーマーを招待して行われる,対戦イベントになる予定だ。
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RIZeSTは,2018年6月13〜15日に幕張メッセで開催される「デジタルサイネージ ジャパン2018」の「ライブエンターテイメントジャパン」に出展し,eスポーツをテーマにした展示を行う。会期中には,RIZeST代表の古澤明仁氏とゲストによる「eスポーツの作り方」というトークセッションも開催される予定であることが発表された。
最後に疋田氏は「e-sports SQUARE AKIHABARAはこれからも,皆さんのeスポーツに向けた思いを叶えられる場所であり続けます」と挨拶し,イベントを締めくくった。
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「e-sports SQUARE AKIHABARA」公式サイト
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