メガドライブ大全 増補改訂版の表紙イメージ。著者はソニー茨城氏,ポルノ鈴木氏,原田勝彦氏,多根清史氏,安部理一郎氏,宮昌太朗氏,志田英邦氏,箭本進一氏,結城昌弘,阿部広樹氏
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かつて太田出版が刊行していたゲーム雑誌「CONTINUE」から生まれ,2004年に発売された書籍「メガドライブ大全」が,関係者のインタビューやメガドライブの開発資料なども追加して帰ってくる。その名も
「メガドライブ大全 増補改訂版」で,
2015年3月19日発売。A5変形/320ページ,特製「16-BIT」ボックス入りで価格は
3000円(+税)だ。封入の読者はがきを送付すれば,抽選で20名様にメガドライブオリジナルの
“「16-BIT」Tシャツ”がプレゼントされる。
メガドライブ大全は,もはや説明の必要はないであろうセガの名機・メガドライブの対応ソフト全554本を,オールカラーで紹介するというものすごい本だ。第1弾タイトル
「スペースハリアーII」から,“最後の作品”となったコンパイルの
「魔導物語I」までの全レビューに加え,「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズを手がけた
中 裕司氏を始めとした関係者のインタビューも収録。まさにファン必携のアイテムである。
こちらがプレゼント用となる「16-BIT」Tシャツのイメージ。欲しい
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 「16-BIT」が黄金に輝くスペシャルボックスに収められている |
元々が盛りだくさんな本書だが,今回の増補改訂版では上記に加えて,「メガドライブ」と「セガ・マークIII」の設計をたった一人で担当した“セガハードの父”こと
石川雅美氏の超ロングインタビューが追加。さらに贅沢にも,本邦初公開となるメガドライブの
“開発資料”も追加されている。16-BITと聴くだけで目頭が熱くなるという人は,「時間が経ってプレミア価格が付いてしまう」などといったオリジナル版(絶版)と同じ状態になる可能性も考慮しつつ,ぜひ手に入れておきたいところだ。