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[TGS 2014]視神経の感度が測定できるEIZOブースで「ゲーム視力」を測定してみた
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印刷2014/09/19 13:37

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[TGS 2014]視神経の感度が測定できるEIZOブースで「ゲーム視力」を測定してみた

 東京ゲームショウ2014展示会場で一風変わった展示が行われていたので紹介してみたい。こちらのニュースにもあったEIZOによる「ゲーム視力」測定のコーナーについてだ。

測定コーナーの様子。眼の健康によいとされるブルーベリーやルテインのサプリメントも同時に展示されていた
画像集#001のサムネイル/[TGS 2014]視神経の感度が測定できるEIZOブースで「ゲーム視力」を測定してみた

 これは目の健康によいとされる栄養素「ルテイン」摂取の啓蒙運動の一環として行われているもので,専用の測定機器を使って網膜の感度を「ゲーム視力」として調べてくれるのだ。
 聞き慣れない単語が多いと思われるので順に説明していこう。まず,ルテインを調べると,ホウレンソウに多く含まれているカロチノイドとのこととある。これは網膜の黄斑に多く存在する赤色系色素で,黄斑というのは網膜の中心部の少し黄色くなった部分で,主に色を識別する錐体細胞が多いとのことだ。この部分がものを見るときの中心となるため,「黄斑の性能を維持するためにルテインを摂取しましょう」というのが趣旨となる。
 また,加齢により黄斑部分が縮小していくことはよく知られており,色素細胞の性能低下は視力障害につながり,ルテインの摂取は有効な予防策となるという。ロートルゲーマーは目の健康にも気をつけたほうがよさそうだ。

無理やり内部を撮影してみたところ。中央の点がテスト時には水色に変わり,じわじわと点滅を始める
画像集#002のサムネイル/[TGS 2014]視神経の感度が測定できるEIZOブースで「ゲーム視力」を測定してみた
 とりあえずテストを体験してみよう。
 テストの内容は,測定器を片目で覗き込み,中に見える3つの点のうち真ん中の点が点滅し始めたら手元のボタンを押すというもの。テストが始まると真ん中の点が水色になり,最初はじわじわとしているので分かりにくいが,だんだん明滅周期が大きくなっていく。試してみたところ,数値は0.53で年齢平均よりは上(だそうだ)という結果となった。

画像集#004のサムネイル/[TGS 2014]視神経の感度が測定できるEIZOブースで「ゲーム視力」を測定してみた
 会場では,プロゲーマー集団であるDeToNatorとGalacticのメンバー15人の平均値も公開されていたのだが,なんと0.68でだいぶ高めな感じになっている。その集団の中で,おそらく足を引っ張っていたのではないかと思われる4名(50代の私より数値が低い)に1か月ルテインを摂取してもらった結果も公開されていたのだが,いずれも0.05〜0.15の上昇が見られている。

 なお「プロゲーマーはゲーム視力もいい」という数値が出てはいるものの,これは黄斑の性能というより,点滅を認識してから指先が動くまでの反射神経というか,反応の速度が大きく影響しているように思われる。「点滅してるかな? ああ点滅してるな」と確認してボタンを押すことになるので,明滅を認識し始める感度の個人差よりもその後の反応の個人差のほうが大きいのではないだろうか。
 まあ,ルテインの摂取で数値が伸びたという結果は出ており,0.05という数値がどれくらいの感度増加を意味するのかは分からなくても,画面の細かい変化を敏感に感じ取れるようになればゲームプレイによい影響を与えそうだというのはなんとなく分かる。少しでもゲームスキルを上げたいという人は,普段から意識してホウレンソウを食べるといいのかもしれない。

4Gamer「東京ゲームショウ2014」特設サイト

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