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Google Playで配信できるアプリサイズが50MBから100MBへ引き上げ。「Android Developers Blog」で発表
これにより,ユーザーに警告が表示されるのは,APKのクオータ(割当)が100MBを超えたり,拡張ファイルを使用したりする場合のみになるという。
なお,ユーザー側におけるアプリの自動更新に関しては,Wi-Fi接続時のみに行う設定がデフォルトであることは変わらないとのこと。そのため,いつの間にか大容量のデータ通信が行われてしまうといったことは(設定を変更していなければ)なさそうだ。
ちなみにエントリーでは,サイズの大きいアプリがGoogle Playで配信可能になることは特定の状況では有用に働くが,開発者は以下のような要因にも留意してほしいとも記載している。
- 発展途上国ではとくに,アメリカや日本よりモバイルデータ通信速度が遅い。そのため,ダウンロードに時間がかかる(≒サイズが大きい)アプリはインストールされる可能性が低い。
- 多くのモバイルネットワーク(提供業者)では,月あたりの「追加料金が発生しないデータ使用量」に制限を設けている。ユーザーはアプリのダウンロードで,使用量をオーバーしてしまうことを恐れている。
- RAMやストレージ容量などの限界から,あまり大きなアプリやゲームだと,とくに世代が古いモバイルデバイスでは動作が遅くなるかもしれない。
- ユーザーは,アプリをできるだけ早く始めたいと思っているので,インストールの待ち時間が長くなるとプレイするのを諦めてしまうリスクが増加する。
Android Developers Blog
「Support for 100MB APKs on Google Play」
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