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Intelが「Minecraft: Story Mode」シーズン2に最適化した64bit版Windows 10用グラフィックスドライバを公開
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印刷2017/07/20 16:47

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Intelが「Minecraft: Story Mode」シーズン2に最適化した64bit版Windows 10用グラフィックスドライバを公開

 北米時間2017年7月17日,Intelは,64bit版Windows 10のみをサポートする公式グラフィックスドライバ「Version 15.46.02.4729」を公開した。対応CPUはKaby Lake世代とSkylake世代のCoreおよびPentium,Celeronプロセッサで,それより古い世代のグラフィックス機能統合型CPUは対象になっていない。

 15.46.02.4729ドライバは,Version 15.46世代では初となるものだ。「Intel HD Graphics 620」以上を内蔵する第7世代Coreプロセッサ用に,「Minecraft: Story Mode」の「Season Two」(第2エピソード)や,Epic Gamesの新作アクション「Fortnite」,独立系ゲームスタジオMotigaの新作MOBA「Gigantic」といった,最新,または近日リリース予定のゲームに向けた最適化が入っている。
 英文リリースノート(※リンクをクリックするとpdfファイルのダウンロードが始まります)を読む限り,「Pyre」「マスター×マスター」「Secret World Legends」「Pit People」といった既存のゲームに向けた最適化も行われているそうだ。

 入手したい人は,4Gamerの最新ドライバページか,下に示したリンクを参照してほしい。


 そのほかリリースノートの内容は和訳を試みて本稿の最後にまとめたが,ゲームに対する最適化だけでなく,「Guild Wars 2」や「Dota 2」「The Talos Principle」でクラッシュを起こすことがある問題や,「Fallout 4」や「For Honor」「Watch Dogs 2」「Rainbow Six Siege」などで,グラフィックス表示がおかしくなる問題が解決を見ているそうだ。
 ただし,大手メーカー製PCのユーザーには,導入はお勧めしない。Intelの公開したグラフィックスドライバはあくまでもリファレンスドライバであって,PCメーカーが独自に拡張した機能とバッティングする恐れが拭えないからだ。
 現時点では「こういうアップデートが入った」と理解しておいて,使っているPCメーカーによるドライバ提供を待つのが得策だろう。どうしても導入するという場合は,くれぐれも自己責任で。

## 以下,ドライバソフトの英文リリースノートまとめ ##

●Version 15.46.02.4729の対応製品
  • 第7世代Coreプロセッサシリーズ(Intel Iris Plus Graphics 640/650,Intel HD Graphics 610/615/620/630内蔵モデル)
  • 第6世代Coreプロセッサシリーズ(Intel Iris Plus Graphics 580,Intel Iris Graphics 540/550,Intel HD Graphics 520/530内蔵モデル)
  • Core Mプロセッサシリーズ(Intel HD Graphics 515内蔵モデル)
  • Xeon E3-1500M v5シリーズ(Intel HD Graphics P530/P580/P630内蔵モデル)
  • Pentiumプロセッサシリーズ(Intel Iris Plus Graphics 580,Intel HD Graphics 500/505/510内蔵モデル)
  • Celeronプロセッサシリーズ(Intel HD Graphics 500/505内蔵モデル)

●Version 15.46.02.4729に含まれるソフトウェアモジュール
  • Intel Graphics Driver
  • Intel Display Audio Driver
  • Intel Media SDK Runtime
  • Intel OpenCL Driver
  • Intel Graphics Control Panel
  • Vulkan Runtime Installer

●Version 15.46.02.4729における最適化タイトル
  • Fortnite
  • Gigantic
  • Minecraft: Story Mode - Season Two
  • Pyre
  • マスター×マスター
  • Secret World Legends
  • Pit People

●Version 15.46.02.4729の新要素
  • OpenGL 4.5に対応
  • Vulkan v1.0.38に対応
  • 新しいOpenCL Media Extensionを有効化(関連リンク,英語)
  • Direct3D 12におけるProgrammable Sample Positionsを有効化
  • Computer Vision SDKおよびDeep Learning Deployment Toolkitsに対応(関連リンク,英語)
  • Windows 10 Creators Updateの機能を有効化(第7世代Coreプロセッサのみ)

●Version 15.46.02.4729で解決した問題
  • 「Halo 2」やそのほかのDirectX 9対応ゲームでテクスチャがちらついて見えることのある問題
  • 「GUILTY GEAR Xrd」(バージョン不明)「Fallout 4」「Euro Truck Simulator 2」「Guild Wars 2」「Deus Ex: Mankind Divided」「Vikings - Wolves of Midgard」「Rainbow Six Siege」「For Honor」「Watch Dogs 2」「LEGO Minifigures Online」(DirectX 12モード時)などでグラフィックスが正常に表示されないことのある問題
  • 「Guild Wars 2」「Dota 2」「The Talos Principle」などでアプリケーションがクラッシュすることのある問題
  • Intel HD Graphics Control Panelの「パネル・セルフリフレッシュ」関連項目が,本機能をサポートしないディスプレイパネルを採用した環境でも表示される問題
  • ディスプレイパネル3枚を用いたコラージュ表示を行うときベゼル補正(Bezel Correction)に生じる問題(※原文は「Bezel correction issue in tri-display collage configurations」。ベゼル補正結果がズレるとか,そういう問題が生じていたのだと思われるが,詳細は明らかになっていない)
  • WebGLの動作が不安定だった問題
  • 一部のタブレット端末で,フルスクリーンでのビデオ再生中に端末を180度回転させると,アプリケーションが正常に表示されなくなる問題
  • 仮想ディスプレイを自動検出したときに,設定できる解像度の上限が不正確になっていた問題
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