Blizzard Entertainmentが，新作MMORPG「Titan」プロジェクトを見直しか

　アメリカのIT業界向けニュースサイト「VentureBeat」が報じるところによると，Blizzard Entertainmentが同社の新作MMORPG「Titan」（仮称）の大幅な見直しを行うという。Titanはこれまで，約100人のチームで開発が進められていたが，70％の人員が整理されており，残りのコアメンバーで，新たな企画を練り直すことになる。

Blizzard Entertainment公式サイト

　2010年12月2日に掲載した記事でお伝えしたように，リーク情報によってその存在が知られるようになったTitanだが，その後，Blizzard幹部も開発を認めるような発言を何度かしており，公式発表はないものの既定の作品だと思われていた。当初は2014年内の正式サービスを目標にしていたようだが，VentureBeatの記事によると，今回の見直しによって，少なくとも2016年まで情報が公開されることはないという。

　Blizzardの看板タイトルである「World of Warcraft」が現在でも人気の高いMMORPGであることに変わりはないが，2012年9月に拡張パック「World of Warcraft: Mists of Pandaria」がリリースされた際の登録者数約1200万人に対し，2013年3月末のアクティブプレイヤー数は約830万人と発表されており，人気に翳りが出ているようにも感じられる。Blizzardとしては，このあたりで新作MMORPGがほしいところかもしれないが，報道のとおりであれば新作MMORPGの発表はかなり先のことになりそうだ。