「第2回 全国小学生スマブラ大会 団体戦」「中高一貫 大乱闘学園」東京大会が開催。全国大会出場をかけた熱戦に沸いた決勝をレポート

　2019年7月15日，東京・東日本橋のサンライズビル東京で，Nintendo Switch用ソフト「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」（以下，スマブラSP）の任天堂公式大会である「第2回 全国小学生スマブラ大会 団体戦」「中高一貫 大乱闘学園」の東京大会が行われた。
　両決勝を中心に，大会の模様をお届けしよう。

スマッシュボール杯 第2回 全国小学生スマブラ大会 団体戦
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全国大会二連覇を目指す「マスクドコッコ」を

「スマブラエンジョイ勢」は阻止できるか

　小学生以下限定の大会である「第2回 全国小学生スマブラ大会 団体戦」は，その名のとおり3人1組のチームが戦う団体戦だ。ステージのランダム変化あり，アイテムあり，チャージ切りふだありと，操作の腕前はもちろん，突発的な状況変化を活かせるかも重要となるルールとなっている。
　東京大会の決勝に残った2チームは，「スマブラエンジョイ勢」と「マスクドコッコ」。マスクドコッコは第1回全国決勝大会の優勝チームである。

「スマブラエンジョイ勢」（左）と「マスクドコッコ」（右）

　決勝戦第1試合では，マスクドコッコ・まわちゃん選手のネスが，スマブラエンジョイ勢・BLACK選手が操作するウルフを撃墜数3対1の大差で破る。続く第2試合では，マスクドコッコ・かんさん選手のガノンドロフがスマブラエンジョイ勢・ぼた餅選手のピチューに対し，ステージ変化のタイミングを見計らった冷静な戦いぶりで接戦を制した。

試合中のまわちゃん選手とかんさん選手

　3勝で勝利となる決勝にて2勝を先取されてしまい，後がなくなったスマブラエンジョイ勢。第3試合では，スマブラエンジョイ・神子（みこ）選手はポケモントレーナーを使用し，マスクドコッコ・まさん選手のロボットとほぼ互角の戦いを繰り広げたものの，最後はまさん選手がチャージ切りふだで勝負を決めた。
　こうして東京大会の優勝チームは「マスクドコッコ」に決定し，チームは10月に開催される全国大会への出場権を獲得した。

勝負を第4試合以降にもつれさせなかった，まさん選手。神子選手はあと少しでチャージ切りふだが使用可能だっただけに残念！

勝利コメント
まさん選手「勝てて嬉しいけど，次の全国決勝でも頑張りたいです。2連覇を目指します」
かんさん選手「今日はたくさんの人と戦えて楽しかった。決勝でも緊張せず戦って優勝したいです」
まわちゃん選手「（準決勝で負けて）個人の無敗記録を伸ばせなかったのは残念でした。もっともっと練習して全国でも優勝を目指します。今日の喜びを友達や先生に早く伝えたいです」

「中高一貫 大乱闘学園」決勝は同ファイター対決！

　「中高一貫 大乱闘学園」は，中学生〜高校生のみが参加できる1対1のトーナメント戦。こちらもステージのランダム変化あり，アイテムあり，チャージ切りふだありと，最後まで一発逆転の可能性が残るルールだ。東京大会の決勝に駒を進めたのは，予選Cブロック代表のあんち。選手と，予選Hブロック代表のわたる選手。奇しくも両者とも得意キャラクターがロボットであり，決勝は同ファイターでの対戦となった。

あんち。選手は学校でeスポーツ部を発足したとのことで，「今回の大会で実績を作りたい」と意気込む

「自分のロボットらしさをしっかり見せていきたい」と，同ファイターの戦いに闘志を燃やすわたる選手

　決勝戦第1試合で先に相手を撃墜したのはあんち。選手だったが，わたる選手は粘り強く戦い続け，チャージ切りふだの使用を焦ったあんち。選手のスキを突き，アイテムのボム兵を用いて撃墜。試合をイーブンに戻す。ステージがアイテムの位置が見えにくい「トモダチコレクション」だったことがわたる選手に幸いし，さらなるアイテムや，スマッシュボールの獲得に成功したわたる選手が見事逆転を果たした。


　続く第2試合ではあんち。選手がわたる選手の動きにしっかりと対応，ダメージの奪い合いではあんち。選手が少し優勢に見えたが，わたる選手は絶妙なタイミングで出現したボム兵をきっちり当て勝利した。


　見事に2試合を先取したわたる選手は，東京大会の優勝者として，10月の全国大会への出場が決定した。なお，わたる選手は予選も含めて1試合も落としていないとのことで，決勝大会でもかなりの活躍が予想される。

わたる選手「本当にうれしい限りで，早く母に伝えたいです。応援してくださった皆さん，ありがとうございました」

　「第2回 全国小学生スマブラ大会 団体戦」「中高一貫 大乱闘学園」の両大会は，東京大会に続き，名古屋，札幌，福岡，大阪の4地区で順次開催され，10月に全国大会が行われる予定だ。
　昨今の「スマブラSP」シーンでは中高生の活躍が目立っているため，とくに「中高一貫 大乱闘学園」はいわゆる“ガチ勢”も注目する大会となっている。両大会の模様はYouTube LIVEやニコニコ生放送で中継されるので，気になる人は忘れずにチェックしてほしい。大会エントリーもまだまだ受付中だ。

本大会のメインステージ横には，世界大会優勝選手に挑戦できるコーナーも設置。「ワールドチャンピオンシップ 2019 3v3」日本代表こんぶ選手やクロ選手らも姿を現し，大会出場者とバトルを楽しんでいた

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