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「キャプテン翼 〜たたかえドリームチーム〜」の概要&インプレッションを掲載。自分だけのオリジナルチームでコミックの追体験や対戦を楽しめる
本稿では,配信開始に先駆け6月9日に都内で実施された事前試遊会の内容をもとに,ゲーム概要やインプレッションをお伝えしていこう。
「キャプテン翼 〜たたかえドリームチーム〜」公式サイト
「キャプテン翼 〜たたかえドリームチーム〜」ダウンロードページ
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選手間の駆け引きを描く
コマンド選択式の「マッチアップ」
事前試遊会でプレイできた範囲は,シナリオモードの序盤だ。このモードは,コミック「キャプテン翼」のストーリーを中学生編から追体験できるもので,原作に登場するさまざまなチームやライバルキャラ達を相手にサッカーで勝負することとなる。
大きなポイントとなるのは,プレイヤー自身が所持する選手を自由に組み合わせてチームを編成できること。つまり自分だけのドリームチームを編成して,原作を追体験するシナリオを楽しめるのだ。
試合中は,プレイヤーが設定したフォーメーションや戦術に沿って各選手がリアルタイムに行動する。ボールを持っている自チームの選手をタッチし,そのまま動かしたい方向に指を動かせばドリブル,ボールを渡したい選手またはその近くのフィールドをタップすればパス,画面右下にあるシュートボタンを押せばシュートを繰り出せる。
ボールを持っている選手に相手チームの選手が近づくと「マッチアップ」が発生し,コマンド選択画面に切り替わる。
選択できるコマンドは,攻撃側が「シュート」「パス」「ワンツー」「ドリブル」,守備側が「ブロック」「パスカット」「タックル」となっている。各コマンドは攻守の相性があり,ブロックはシュート,パスカットはパスおよびワンツー,タックルはドリブルに対してそれぞれ有利となる。
プレイヤーが選択可能なコマンドは,マッチアップ画面の下部に表示される。各コマンドのアイコンには“強さ”が併記されており,この数値が成功率を表している。
プレイヤーのコマンドアイコンの上部には,相手選手が使う可能性のあるコマンドが強さと共に表示される。加えて,各選手には3すくみの関係にある「力」「技」「速」のいずれかの属性も設定されており,これらの相性を元にマッチアップ中の有利不利が決まる形だ。
コマンドを発動すると,その選手のスタミナを消費。スタミナが尽きた選手は,コマンドや後述する必殺技が使えなくなる。たとえばフォワードが優秀だからといってドリブルによる強行突破を繰り返していると,多数のマッチアップが発生し,そのぶん多くのコマンドを選択せざるを得なくなる。これでは短時間でスタミナが尽きてしまう。
なお,マッチアップは必ずしも1vs.1とは限らない。発生した状況に応じて守備側が複数になることもあり,プレイヤーは攻守いずれであっても,守備側の選手の数だけコマンドを選択することとなる。
これらの要素を踏まえて,プレイヤーはドリブルとパスを使い分けたり,マッチアップ中のコマンドを選択したりしながら勝利を目指すこととなる。
各選手が繰り出す必殺技は3Dグラフィックスで再現
「キャプテン翼」といえば,各キャラクターが繰り出す必殺技も大きな魅力の一つだが,本作でも3Dグラフィックスでしっかりと再現されている。必殺技はマッチアップ中だけでなく,通常のフィールド画面でも使えるようになっているが,発動時にはコマンドよりも多くのスタミナを消費するので,使いどころを見極めなければならない。
ゲームには,同じキャラでありながらメインの必殺技が異なる選手も存在する。たとえば「ドライブシュート」を持っている大空 翼を,「ゴールデンコンビ」を持っている大空 翼に合成すれば,必殺技の伝授が可能だ。必殺技が同じ同名キャラを合成した場合は,その必殺技が強化される。
試合中の画面左下に表示されているのは「全力サッカーボタン」。得失点やマッチアップの結果など,試合中のさまざまな要素によってボタン周囲のゲージが溜まっていく。
そしてゲージがMAXになった状態でボタンを押すと「全力サッカー」が発動し,クリティカルの発生率が高まったり,マッチアップで消費するスタミナを軽減したりと有利な状況となる。
ゲージは試合に負けているときのほうが溜まりやすくなっており,使用するタイミングなどによって逆転勝利を狙うこともできそうだ。
以上のような操作を,すべてプレイヤー自身で行うと結構忙しいのだが,本作には試合中の全操作を自動化する「オートモード」と,マッチアップだけ手動になる「セミオートモード」が用意されている。とくに小さなスマートフォンの画面だと,ドリブルやパスの正確な操作が難しい状況もあり得るため,これらのオートモードを活用するのも一つの手である。
コミュニティ関連のシステムとしては「連盟」が用意されている。連盟に加入するとシナリオモードにおける各パートのクリア報酬が増加したり,ドリブルやパスといったコマンドの効果が高まったりする「連盟効果」の恩恵を受けられるほか,専用チャットや固有ミッション,そして最大4人でシナリオモードをプレイできる「シェアプレイ」などを楽しめる。
ちなみにシェアプレイはマルチプレイではなく,プレイヤー各自がそれぞれの端末でシナリオモードの同じパートをプレイする形式になっている。
主なメリットは,ホスト以外のプレイヤーがスタミナを消費せずにプレイできることと,参加プレイヤーに報酬が追加される可能性があるという2点だ。
そのほか本作には,「リーグモード」や「オンライン対戦モード」が用意されている。
リーグモードは,ほかのプレイヤーのチームと非同期対戦するもので,5つのリーグが存在し,週ごとに集計され好成績を残したプレイヤーは上位のリーグに移行するという内容だ。
オンライン対戦モードでは,プレイヤー同士でリアルタイムの対戦を楽しめる。プレイヤーの腕前に応じて段位が設けられ,段位が近いプレイヤーと優先的にマッチングする仕組みとなっている。
実際にプレイすると,シナリオモードは「キャプテン翼」のストーリーを忠実に再現しており,各キャラクターの個性やスーパープレイに「昔,ワクワクしながら連載を読んでいたっけ」とつい懐かしく思った。
上でも紹介しているとおり,試合中は各選手のスタミナ消費を念頭に置いてドリブルとパスを使い分けつつ,マッチアップのコマンド選択や必殺技の使いどころが勝利のカギとなる。事前試遊会では体験できなかったが,リーグモードやオンライン対戦といったプレイヤー同士の試合を突き詰めていくと,かなり深く考えてプレイする必要がありそうで,面白そうだという手応えを感じた。
「キャプテン翼」といえば,1980年代の日本におけるサッカー人気の火付け役であり,海外でも人気が高い。現在も最新作「キャプテン翼 ライジングサン」が連載されているというビッグIPである。そんなIPを見事に現代のスマホゲームに落とし込んだ本作は,原作ファンやサッカーファンはもちろんのこと,多くの人が楽しめるタイトルだろう。
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