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サラリーマンを見つけたのは,冷たい街の温かい人たち。「ローモバ」を運営していたら日本各地に飛ばされた“けんぼう”のクリスマス
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印刷2019/01/15 12:00

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サラリーマンを見つけたのは,冷たい街の温かい人たち。「ローモバ」を運営していたら日本各地に飛ばされた“けんぼう”のクリスマス

 IGGのスマホゲーム「ロードモバイル」iOS / Android。以下,ローモバ)は,2018年12月23日と24日の両日,運営チームのおっさんマスコットキャラクター“けんぼう”が,全国各地のファンのもとに行脚する企画「ローモバキャラバン」を実施していた。

 さて,下の画像だが,どのような状況なのか理解できるだろうか。

画像(001)サラリーマンを見つけたのは,冷たい街の温かい人たち。「ローモバ」を運営していたら日本各地に飛ばされた“けんぼう”のクリスマス

 簡潔に説明するが,この企画は控えめに言っても,ただのおじさんが来るのかも分からないファンのために,どこかの街で寒さに震えながら,プレゼント用のキーホルダーを片手にひとり,じっと,じっと立ち尽くす,それだけのものだった。それ以上の意味も価値も,彼は行く前からなにも持っていなかった。なぜ,こんなことをしたのか?

 “けんぼう”といえば,ローモバの生放送などでそれなりに長く活動してきたことで,ファンにとっては「ローモバのアイコン」になっている。しかし,知らない人が目にするのは,怪しげな色合いのマスクをして,冬の寒空の中で佇む,禿頭の中年男性の姿でしかない。これを不審に思わぬのなら,行政機関は市民に怠慢を疑われて然るべきだろう。

画像(002)サラリーマンを見つけたのは,冷たい街の温かい人たち。「ローモバ」を運営していたら日本各地に飛ばされた“けんぼう”のクリスマス

 本件の大まかな流れについては「ローモバキャラバン」の名称で,Twitterモーメントにまとめられている。これを見れば,当日の詳しい流れがすべて分かる。また今回の遠征に際して,筆者を含む編集者あるいはライターは,彼を密着取材をしていたわけではない。そのため,現場の生々しい裏話などをここで紹介することもできない。

 そのうえで今回は,「実は今度のクリスマス,こんなことやるんですよ」と彼から相談を受けた昨年末のことを思い返しながら,クリスマスのあとに聞いた後日談と合わせて,本企画にかけられた思いに迫っていく。とはいえ,マスクマンの素顔を晒す行為は無粋でしかないので,もしもNGであったのなら,本稿が日の目を浴びることはないだろう。

 ……この先を読んでもらえていたのなら,彼本人とは言わずとも,IGGからのお墨付きくらいなら出ているということだろう。それでは,一端だけでも触れていってほしい。サラリーのためにゲームの運営をしていたら,不審なマスクをさせられて,街頭にひとり立たされていた。そんな男が,どんな想いでローモバをサポートしているのかを。

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今は,ちょっとした使命感になっています


 あらためて企画の概要を説明しておく。今回のローモバキャラバンは,運営チームが全国各地のプレイヤーと直接交流を図るため,博多,広島,大阪,名古屋,横浜を2日間かけて巡り,各主要駅に2時間ずつ滞在し,Twitter上でリアルタイムでプレイヤーに呼びかけ,駅まで会いにきた人にキーホルダーをプレゼントするというものであった。

 どのようなきっかけで企画が立ち上がったのかは,公式Twitterで公開されている以下の紹介画像が物語っている。

画像(003)サラリーマンを見つけたのは,冷たい街の温かい人たち。「ローモバ」を運営していたら日本各地に飛ばされた“けんぼう”のクリスマス
その1
画像(004)サラリーマンを見つけたのは,冷たい街の温かい人たち。「ローモバ」を運営していたら日本各地に飛ばされた“けんぼう”のクリスマス
その2
画像(005)サラリーマンを見つけたのは,冷たい街の温かい人たち。「ローモバ」を運営していたら日本各地に飛ばされた“けんぼう”のクリスマス
その3
画像(006)サラリーマンを見つけたのは,冷たい街の温かい人たち。「ローモバ」を運営していたら日本各地に飛ばされた“けんぼう”のクリスマス
その4
画像(007)サラリーマンを見つけたのは,冷たい街の温かい人たち。「ローモバ」を運営していたら日本各地に飛ばされた“けんぼう”のクリスマス
その5

■スケジュール
1日目:2018年12月23日(日)
08:00〜10:00:博多駅
12:00〜14:00:広島駅
17:00〜19:00:新大阪駅

2日目:2018年12月24日(月)
10:00〜12:00:名古屋駅
15:00〜17:00:新横浜駅

「って感じで,クリスマスに日本巡りをすることになりました(笑)」

 冬も深まり,外套の一枚もなければ吐息も白くなる,昨年末のある日のこと。“けんぼう”はIGGのマーケティング担当(企画同行者のスタッフA氏。現地に行くのは2人だけ)と編集部を訪れていた。挨拶の本題は「IGG日本支社のお引越しについて」であったが,会話を転がしていたところ,今回の話に移った。そして,流れを説明されたわけだ。

 背景もまた簡潔にまとめると,「キーホルダーを作ったけど,郵送だと金かかるから,クソ上司にファンに手渡ししてこいとキレられた。あと動画に出てるからって調子乗ってんじゃねえと言われた。じゃあ,この中年社畜ゲーム運営が行ってきてやらあ!」といった具合だ。もしかして,茶ば……件の某クソ上司氏には最近,同社の新作「モバロワ」について懇切丁寧に説明してもらった義理があるので,これ以上の口はつぐもう。

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 IGGが2019年1月に配信を予定している,スマホ向け戦略MMORPG「モバイル・ロワイヤル」を一足先にプレイしてきた。IGGといえば「ロードモバイル」のイメージが先立つが,モバロワはローモバで好評な魅力はそのままに,より“ハイ”な調整がされたハードコアタイトルであった。

[2019/01/12 12:00]


「ローモバのプレイヤーさんは地方の人たちも多いですから。東京周辺だけではなく,遠方の方々のリアルな声も拾いたかったんです」

 なぜそんなことを。そう聞いた筆者に“けんぼう”は答えた。ローモバは若年層から中年層まで多くのプレイヤーを抱えていて,即物的に言うが,セールスランキング100位以内も長いことキープしている。サービスから約2年経った今でも,熱量の高いコアプレイヤーがゲームを楽しみ,支えている。その気持ちに応えたい,そういったところか。

 「“けんぼう”って,動画出演の前とかに律儀に頭を剃ってくるんですよ」。会話中,スタッフAが茶々を入れた。とても真摯な姿勢だと思い,その気持ちを言葉にして伝えたら,“けんぼう”は自慢げにはにかんでいた。どうも昔はヘビーメタル系バンドのボーカルとしてド派手なモヒカンヘアーをキメていたらしいが,その面影はもうない。


「誰も来ないんじゃないかって,前日は不安であまり眠れなかったので,本当に嬉しかったです」

 キャラバン1日めは,博多駅で7名,広島駅で2名,新大阪駅で10名のプレイヤーが彼に会いにきた。「写真を撮るときはプレゼントの“にわかアイマスク”をつける謎ルールができた」「わざわざ岡山から広島まで来てくださりました」「大阪の人たちにはたくさんのお土産をいただきました」。Twitter上ではその喜びが言葉にされている。

 しかし,一番最初の博多では,やはりというか不安があったらしい。ついでに「人がこないときはどんな気持ちなんですか」と尋ねてみると,気に病んだ様子もなく「名古屋のときはですね。待ち合わせ場所のすぐそばに交番があって,職質を受けるのではないかとドキドキしてました」と語ってくれた。滲み出る人柄の勝利,だったとしておこう。


「ええ,家族には申し訳ないんですけど,あとでサービスしますから……(笑)」

 キャラバン2日めは,名古屋駅で4名,新横浜駅で5名のプレイヤーが彼に会いにきた。「名古屋では皆さんが最後まで残ってくださって,一緒に集合写真を撮りました」「運営宛にたくさんのプレゼントやお手紙をいただきました」。当日はさまざまな年齢の人たちが彼宛のプレゼントを持参してきたようだ。一体,どちらがサンタクロースなのやら。

 話を実施以前のときに戻すと,クリスマスともあり,彼は家族を置いて遠出することの申し訳なさを口にしていた。相方のスタッフAも同じく肩を落としていたが,この話をしているときの彼らと言えば,どことなく楽しそうであった。男性ならなんとなく共感できるかと思うが,それは“友人同士でバカやるときの期待感”みたいなものに見えた。


「そうですね。こんなバカなことをしてるなんて,本当になんてバカな奴らなんだ。それだけ伝われば今回は十分です(笑)」

 スマホゲームはピンからキリまであるが,それらを遊んでいる人は各作品ごとに数百人から数万人,人気タイトルともなれば1日で数十万人も存在し,同じ時間を同じゲームですごしている。運営はそれに手応えを感じて,ユーザーに施策を投げかけて,それらを折り重ねた結果が“コミュニティ”になっていく。そうして育まれたファンの数は,いっそ目がくらむような充足感を得られる“数値”に映ることだろう。

 しかし,彼らはネットでつながった数万人ではなく,2日かけても三桁にすら及ばない,数えられる程度の28名に会いに行った。それはたぶん,顔も,名前も,人柄も憶えてしまえる人数だ。別にネットだからどうだ,リアルだからどうだ,デジタルとアナログを比較したときの賢しい身体論をしたいわけではない。むしろ,なんて非効率でくだらないことをしているのか,そう言って聞かせたくなる。でも,その理由は答えられる前から理解できたし,持ってしまった好感も隠せなかったので,とやかく言うのは野暮だった。


「地方でも有志によるオフ会など,リアルでのコミュニケーションの場が想像していた以上に盛んだと知って,驚きました。今後は我々がそういった場をもっと提供しなければならない,そう痛感しています」

 彼らは企画をとおして地方のファンに会いに行ったが,それは「誰かが来てくれればいい」という願いに似たものであった。「さすがに誰かしら来るだろう」と思ってしまうのは,おそらく彼らの側に立っていない者の弁でしかないが。しかし,そう考えると,あの日あの場所に,明確な誰かに会いに行ったのは,28名のほうなのかもしれない。

 28名はどうしてこの日,“けんぼう”という人物に会いに行ったのだろう。「ファンだから」と言われれば,それで済んでしまう話だが,彼には28名にそうさせるほどの温かさがあったということだろうか? その場にいなかった身なので,私がこの問いの答えを提示するのはお門違いなのでやめておくが,少なくとも言えるのは,冬場の寒風で冷えきった街の中にも,28名くらいの温かい人たちはいる,ということか。


 彼に制作した記事を見せるとき,最後にこんな質問をした。

「これからも“けんぼう”を続けるんですか」

「元々は上司のゴリ押しではじめさせられたんですが……今は,ちょっとした使命感になっています。ローモバは世界中の人たちが遊んでいますが,私たち日本の運営チームの役目は“日本の方々のローモバ世界での活躍をサポートする”ことです。そのためには同じ国の中で,腹を割ってコミュニケーションすることが大切だと思っています。じゃあ,マスクを取れよって話ですが……そこは気の弱い人間なので,ご勘弁を(笑)」

 冷たいマスクで覆っていたはずの温かさは,もうファンに届いてしまった。

画像(008)サラリーマンを見つけたのは,冷たい街の温かい人たち。「ローモバ」を運営していたら日本各地に飛ばされた“けんぼう”のクリスマス

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