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ベテラン開発チームによるPlayStation VR専用ゲーム「Golem」が発表。寝たきりの少女が巨大なゴーレムを操るトレイラーが公開に
詳細は明らかにされていないものの,屋外が雪で覆われた寒そうな世界に住む寝たきりの少女が,その意識の中で巨大な岩の塊でできたゴーレムを動かすトレイラーが公開されている。PlayStation VRを装着したプレイヤーを,二段重ねで仮想現実に送り込むという,ユニークな手法だ。トレイラーでは,ゴーレムが石柱をなぎ倒しながらノッシノッシと歩いているが,それを寝たきりの少女がテレパシーで操作しているという設定になっているため,プレイヤーは座ったり寝たりしたままの姿勢で操作することになると,会場にいたゲームデザイナーのJaime Griesemer(ジェイミー・グリーズマー)氏は話していた。
本作を手掛けるHighwire Gamesは,Bungie SoftwareをMac時代から支えていたベテランメンバー達で構成される開発スタジオだ。グリーズマー氏自身も「Myth II: Soulblighter」から始まり,「Halo」シリーズや「Destiny」などの開発に関わってきた。ほぼ同じ経歴を持つ人物として,オーディオディレクターのMarty O’Donnell(マーティ・オドネル)氏もHighwire Gamesの創設メンバーとしてGolemの開発に関わっているが,彼は数々の音楽賞で表彰されている,北米ゲーム業界を代表するコンポーザーだ。オドネル氏は,Golemではこれまでのようなオーケストラ的な楽曲ではなく,子守歌などを参考にした独特のメロディを作るという野心を語っており,このあたりにも注目しつつ,続報を楽しみにしておきたい。
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Golem
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