結のほえほえゲーム演説：第45回「『GRAVITY DAZE』『ICO』『ワイルドアームズ』などなど。VR空間でトロと楽しむオーケストラ」

Jスタ音楽祭の舞台袖，トロといっしょに出番を待つ私

　ごきげんよう，女優・タレントとして活動しております。結です。

　この記事が掲載されるのは，東京ゲームショウ2017のまっただ中ですね。
　私は今年も「東京ゲームショウ公式動画チャンネル」に4日間，出演しています。一般公開日にいらっしゃる方は，ぜひ11ホールまで遊びに来てくださいね。細かい出演時間については結のTwitterをご覧ください。

　さて，私は以前，オーケストラコンサート「GAME SYMPHONY JAPAN 23rd CONCERT〜PlayStationを彩るJAPAN Studio音楽祭2017〜」の司会を務めさせていただきました（関連記事）。そしてこのたび，演奏をVRで体験できる，PlayStation VR（以下，PS VR）用アプリ｢JAPAN Studio VR音楽祭｣（以下，VR音楽祭）が，「2017 PlayStation Press Conference in Japan」で発表されたのです！（関連記事）　10月20日から1759円（税別）で配信されるのですが，PlayStation Plusの加入者向けには，10月19日まで先行無料配信中です。

いざ音楽祭のステージへ！　司会しに行くぞ！（この写真，かっこいい）

　このアプリでは，VRデジタルシアターを用いて，まるでコンサートホールを独り占めしているかのような環境でゲーム音楽を体感できるとのこと。あの素晴らしい演奏がどう再現されているのか!?
　オーケストラコンサートの場に司会として立っていた私としては，これをスルーするわけにはいかない！　ということで，早速PlayStation VRで体験してみました。

　VR空間でまず気になったこと……それは，この眺め，SS席じゃないか!?
　コンサートのチケットは座席の種類によって値段が違っていて，SS席は9800円でした。私も司会をやりながらあの席に座ってみたいなぁと思っていた，オーケストラの真正面。ベストポジションです。

PS4＆PS VR初！　トロクロ登場

生トロ，生クロ，PS VRのトロクロ。どれも可愛くてメロメロです

　そして横を向くと……トロとクロが座っている!!!!
　トロとクロはPlayStation 4にもPS VRにも未登場だったので，晴れてこのアプリでデビューとなります。やっとPS VRで会えたね……会いたかった，会いたかったよ……。
　これはもう，「VR音楽祭は『どこでもいっしょ』の最新作」といっても過言ではありません。どこでもいっしょファンは，これを見逃がしたらダメ，絶対。
　隣の席で拍手をしたり，こっちを見てくれたりするトロとクロ。これは完全にデートですね。思わず手を伸ばして撫でたくなる可愛さ。予想以上の破壊力です。
　おどろおどろしい曲になると驚いたり，震えたり。穏やかな曲になると旋律に体を委ねたり。曲によってリアクションが変わるのですが，曲によっては席から立ち上がって走り回る場面も。
　実際のオーケストラコンサートだったら「席に座ってなきゃダメだよ」と叱らなきゃいけないところですが，ここはVR空間。はしゃぎまわるトロクロを見守ることとしましょう。
　ちなみに，トロクロのモーションは，なんと，どこでもいっしょ開発元のビサイドさんが手掛けているとのこと。この勢いでどこでもいっしょのPS VR版を……どうかお願いします。

豪華メンバーによる演奏

　「GRAVITY DAZE」シリーズの演奏が始まると，管楽器の高音の美しさに度胆を抜かれます。とくに，トランぺッターのエリック・ミヤシロさんの演奏が，とにかく凄いんです。音の出から違うということが，素人でも理解できるほどに圧倒的。どこまでも突き抜けるような高音に身を委ねてしまいたい。そんな欲望がわいてきます。
　このゲームをプレイしながら，重力に身を任せたときの気持ち良さ，あの感覚と非常に近いのです。

VRならではの視点でオーケストラを堪能

　演奏者の表情がじっくり確認できるのも新鮮でした。真剣な眼差しがカッコイイ。曲によって使う楽器が違うので，こんな楽器もあったんだ！　という発見もあります。

　そうそう，このアプリ，なんと指揮者視点でも楽しめるんです。
　指揮者の志村さんになったつもりで，オーケストラの皆さんを間近で眺めることができます。かつてPlayStation 2用に発売された「ブラボーミュージック」が，今PS VRに対応したら，こんな感じになるのかも。

演奏に合わせたゲーム映像

本番中は客席で観れないので，こんな感じで舞台袖の隙間から終始覗いていました

　演奏に合わせたゲーム映像は，オーケストラコンサート当日にはなかった，アプリならではの演出です。
　「ワイルドアームズ」の「荒野の果てへ」では，オープニング映像が使われています。マリエルが光を空に放つシーンでは，ゲーム映像のスクリーンを越え，コンサート会場に光があふれてくる演出が。ゲームとコンサート会場が一体となったような気分が味わえます。
　口笛ミュージシャン早川章弘さんによる，凛々しさと哀愁の漂う口笛の演奏を聴きながら，「荒野と口笛のRPG」を，目と耳でこんなにもぜいたくに味わえる日が来るなんて，と感慨深い気持ちになりました。

　ほかにも「ICO」の「You Were There」では，ラストの最高に盛り上がるところで，イコがヨルダに手を差し出すシーンが出てきて……。
　司会をしているときには「泣かずに司会をする」という目標を掲げ，なんとか達成できたのですが，PS VRを装着しながらものの見事に号泣していました。

「ポポロクロイス」や「俺屍」，「パラッパ」も！

サルゲッチュ成功

　VR音楽祭には，コンサートで演奏された楽曲の中から選ばれた14曲が収録されています。しかし!!　当日のコンサートでは，もっと，もっと多くの楽曲が演奏されていたのです。

　「俺の屍を越えてゆけ」の「花」を，樹原涼子さんが情念たっぷりに歌いあげてくださいました。「ポポロクロイス物語」の「ピエトロの旅立ち」は，ジュリエッタ柴田さんが初めて公の場で歌を披露した記念すべき瞬間でもあります。そういえば，ピエトロの旅立ちって，ゲームをクリアしないと聴けなかったんですよね……。
　「パラッパラッパー」では，各ステージキャラをそれぞれ別のボーカルの方が歌ったり。ニワトリ先生がそっくりで感動したなぁ。

　ちなみに，PlayStation Plus加入者向けには「Premium Musical Notes "JAPAN Studio 音楽祭" PlayStation Plus Edition」も，10月19日まで無料配信されています。こちらはVR映像ではありませんが，コンサートで演奏されたすべての曲を映像で楽しめるので，こちらも合わせてぜひチェックしてみてください。

Jスタ音楽祭の盛り上がりをぜひ体験してください！

最近プレイしているゲーム（2017/9/23）
PlayStation 4：「ドラゴンクエストXI　過ぎ去りし時を求めて」
PlayStation 4：「UNDERTALE」
3DS：「ドラゴンクエストXI　過ぎ去りし時を求めて」
3DS：「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」
iOS：「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」
iOS：「アイドルマスター ミリオンライブ！ シアターデイズ」
iOS：「SINoALICE」

■■結（女優・タレント）■■
女優・タレントとしてフリーランスで活動中。国内映画祭にて主演女優賞を多数受賞。幼少期からのゲーム好きが高じ，数多くのゲーム番組でMCを務め，イトキチ（糸吉）の愛称で親しまれている。

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