カプコン，PC版「ストリートファイターV」アップデートVer.1.09のセキュリティリスク問題に対応する削除ツールを公開

　PC版「ストリートファイターV」で，2016年9月23日に配信されたアップデート Ver.1.09にrootkitが含まれていたという問題で，カプコンは10月1日，該当のファイルを削除するための削除ツールを配信したと発表した。


　この問題は，同アップデータに含まれていたファイル“Capcom.sys”に，セキュリティ上問題のある機能が含まれていたことに端を発する。当初，アンチチートを目的として導入されたと思われていたこのファイルだが，カプコンは明言していないものの，ノートンなどのウィルス対策ソフトを販売するSymantecは，このファイルが任意のコードをカーネルモードで実行できる機能を持つ，rootkitであると指摘。これを受けたカプコンは，翌24日に追加のアップデートを行ってこの問題に対処したが，23日にアップデートを行ったユーザーのPC上には，問題のファイルが残り続けていた。今回の削除ツールは，これに対応するものとなる。

　なお，この削除ツールはbatファイルとなっており，アップデート後に自分自身で実行する必要がある。詳しくは公式サイトの「こちら」に詳しいので，PC版で本作を遊んでいるプレイヤーは，忘れず確認しておこう。

サイキョーブログ「【PC版】ストＶ暫定措置を行いました」

お知らせ「PC版ストリートファイターＶ　Ver.1.09と削除ツールについて」

「ストリートファイターV」公式サイト