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ハロー!Steam広場 第185回:俺より強い鯨に会いに行く!クジラとの激闘をテーマにした航海シム「Nantucket」
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印刷2018/02/06 12:00

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ハロー!Steam広場 第185回:俺より強い鯨に会いに行く!クジラとの激闘をテーマにした航海シム「Nantucket」

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「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ホラーゲームを睡眠の改善に取り入れ,気絶して睡眠時間を確保する上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第185回は,アメリカの捕鯨黄金期をテーマにした航海シミュレーションゲーム「Nantucket」を紹介しよう。プレイヤーは駆け出しの船長となり,鯨を捕まえてお金を稼いだり,人々からの依頼を達成して名声を上げたりして,この時代に名を刻んでいくことになる。

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捕鯨黄金期を駆け抜けろ。航海シミュレーションゲーム「Nantucket」


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 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回はイタリアのインディーズ系デベロッパ,Picaresque Studioが手掛ける「Nantucket」を紹介しよう。

 本作の舞台となるのは1820年代のアメリカ。プレイヤーは駆け出しの船長となり,鯨を捕まえてお金を稼いだり,人々からの依頼を達成して名声を上げたりして,この時代に名を刻んでいくことになる。
 ちなみにNantucketというのは,マサチューセッツ州にある島の名前だ。本作の時代設定となる1820年代には,捕鯨基地のひとつとして栄えていた場所でもあり,このゲームではプレイヤーのスタート地点として設定されている。

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 この時代に何をして生きるかはプレイヤーの自由だ。とはいえ,何をするにもやはりお金が必要なので,ここはビッグウェーブが来ている捕鯨に乗りたいところ。ただ,1人でクジラに挑むのは無茶が過ぎるので,大西洋へと漕ぎ出す前に「酒場」でクルーを雇っておきたい。
 また,海上で暮らすためには日数に応じた食糧と水が必要になるので,陸地に帰るまでの期間をざっと見積もって,市場で物資を買い込んでおく必要がある。準備が整ったらいざ出航だ。

宿屋ではクルーを雇える。プレイヤーの名声が高ければ,初めから能力値の高いクルーを雇うことも可能だ
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新聞売りに話しかけると町の依頼を引き受けられる。とくに,新しい捕鯨エリアを見つけるクエストはプレイヤーの活動にも役立つので,積極的に受けてみよう
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 海での活動は,テーブルの上に広げられた海図で決めていく。行き先をクリックすると,そこにたどり着くまでの日数が表示され,海図の上を船が行ったり来たりする。
 海上ではさまざまなイベントが突発的に発生し,そこでの選択肢によってクルーが新しい特技を覚えたりもすれば,難病が発症して死んだりする。そしてクジラとの遭遇も,そんな突発的なイベントの1つである。

静止画で見るとただの海図だが,ゲーム中はさまざまなイベントのシンボルがリアルタイムで書き込まれていく。いわば動く海図である
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 捕鯨とはクジラとの戦いだ。木造の船で巨体の哺乳類を相手にするのだから,死人が出ることもあるだろう。その巨体で体当たりされれば,何人かは海に投げ出されてしまうだろうし,その気になれば丸呑みにされて即死だ。
 本作では,そんなクジラとの激闘がターン制RPGの要領で進行していく。戦闘画面は,海を表現した紙の上にカードを配置しただけという地味さだが,攻防の駆け引きはしっかりとあるうえ,こちらがどう動けるかはダイスロール次第という運要素もあり,見た目以上にスリルのある戦いが楽しめる。

戦闘は運要素が強いものの,結果をどう割り振るかという部分には戦略性もある
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戦闘が始まると,まずクジラの行動を記したカードが裏向きで配置され,クジラのターン開始時に公開される。クジラの上に置かれた場合はバフ,ボートの上に置かれた場合はそのボートにいる船員が攻撃される
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行動カードがクジラに置かれたので,潜水を先読みして銛を撃ち込んだシーン。これにより潜水を無効化できた。ただ,その隣のクジラがすでに潜水しているため,次のターンでボートに体当たりしてくる可能性もある。その前に左ボートの船員を回復したかったが,医師のロールがスカったことで,何もできずに終えることになった
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海賊との戦闘も捕鯨と同じ要領で行われる。ただし,船に積まれているボートの数だけクルーを出撃させられる捕鯨とは違って,こちらは必ず3vs.3なので,対海賊用の精鋭を用意しておくといい
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 戦闘を終えると物資が手に入る。捕鯨ならば肉と脂,海賊ならば物資やお金といった感じだ。鯨肉と脂は町ごとに取引額が異なるので,なるべくその時点で一番取引額の高い町で売り捌きたい。なお各町の取引情報は,町にカーソルを当てると分かる。
 本作におけるお金の使いどころは主に,物資の調達と新しい船の購入の2つだ。とくにプレイヤーのモチベーションにつながるのが後者だろう。船のグレードが上がるほど,積み込める物資の数や,乗船できるクルーの数,捕鯨の時に出せるボートの数などが増えていく。とくにボートの数が増えれば,よりランクの高いクジラが生息する太平洋にも進出しやすくなるので,序盤はグレードの高い船の購入を目指して,こつこつと稼いでいこう。

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 あらゆる要素に運が絡むという運否天賦を地で行くゲームだが,どう転ぶか分からないからこそ,その先に一喜一憂のドラマがあるので,運要素に抵抗がなければ存分に楽しめるだろう。ハーマン・メルヴィル氏の小説「白鯨」を題材としたクエストも用意されているので,興味のある人はぜひ遊んでみてほしい。


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