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カラフルなラインでブロックを埋めろ。iOS向けパズルゲーム「SEQ」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第259回
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スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」でお届けする「SEQ」は,いわゆる一筆書きの要領で,スタート地点に書かれている数字を減らしながらブロックを埋めていき,ゴールである「0」にたどり着くのを目指すというシンプルなパズルゲームだ。
ブロックをなぞるたびに鳴るピアノのSE,余計な装飾が一切ないインタフェースなど,非常にスタイリッシュな雰囲気も見逃せない。
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「SEQ」ダウンロードページ(App Store)
本作の各ステージには,前述したように必ずスタート地点とゴール地点が設けられている。
スタート地点は緑や黄色,水色などに塗られ,そこに白抜きでさまざまな数字が描かれている。一方,ゴール地点はグレー地に白抜き文字で「0」が描かれているのが特徴だ。
スタート地点となる数字をタップし,そのまま何も書かれていない白いブロックへドラッグすると,小気味いいSEとともに,白いブロックに色と数字が振られていく。
この数字は,ブロックからブロックへ移動するたび,スタート地点の数字から1ずつ減っていくので,スタートからゴールである0まで,数字とブロックがつながる1本の線(便宜上「ライン」と呼ばせてもらう)を作り上げることで,クリアできるという仕組みだ。
![]() もっとも分かりやすい例がこちら。スタートは「4」なので,横へドラッグして線を引こう |
![]() そうすると,数字が3,2,1と減っていき,ゴールである「0」につながるというわけだ |
ステージが進めばスタート地点とゴール地点の組み合わせが2つ,3つと増えていく。こうなると,ラインのルート取りが難しくなってくる。
というのも,本作のもうひとつ重要なルールに,1つのブロックを複数のラインが共有する場合は,数字を合わせなければならないというものがあるからだ。
文字だけではかなり伝わりづらいので,以下の写真を参考にしてほしい。
![]() 横に走る緑ラインと,縦に走る青ラインは「2」で交差している |
![]() 緑ラインの「6」からつなげるべき「5」がなく,青ラインをまたげない状態 |
こうしたブロックの共有ルールが設定されているため,ただ何も考えずラインを描いていると,やがて手詰まりしてしまう。いかにしてほかのラインとブロックを共有させながらスタートとゴールをつなげるかが,本作最大の難しさにして醍醐味になっているのだ。 正解となるラインは絶対に1つというわけではないようなので,あれこれ試行錯誤してみるといいだろう。
![]() 間違ったラインを引いてしまったら,ラインの先端をドラッグして戻せる。ラインのどこかをダブルタップすれば,その場所までラインが自動的に戻ってくれる仕組みもある |
![]() 画面内の白いブロックすべてを満たすこともクリア条件のひとつ。写真のように,1つでもラインが通ってない場所があれば,クリアとはならない |
なお,ゲームを進めるとスタートとゴール以外に,最初から数字が割り振られているブロックも登場する。ラインで数字を上書きすることはできず,そのブロックを通過するときは,複数ラインでの共有時と同様に数字を合わせなければならないが,実はこれが正解へのヒントにもなっているので,これを基準にルートを考えるのも手だ。
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絶妙に配置されたスタートとゴール,ブロックのおかげで,一筋縄ではいかない本作。
それでも解いたときの快感はかなりのものなので,パズル好きの方や,プレイしがいのあるゲームに挑戦したいという方は,ぜひチャレンジしてもらいたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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