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数々のアクティビティとステージイベントで会場は大盛況!「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル TOKYO 2014」1日めをレポート
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「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」公式サイト
「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」公式サイト
アメリカ・ラスベガス(関連記事),イギリス・ロンドン(関連記事)と開催されたファンフェスのトリとして行われたこの東京でのファンフェスでは,プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏による基調講演やプロデューサーレターLiveがステージで行われたほか,蛮神とのバトルチャレンジやアクティビティコーナーなど,ファンが直接参加できる催し物も数多く用意されており,新生FFXIVファンが一日中楽しめるイベントとなっていた。
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新種族「アウラ」や新ジョブ「占星術師」「機工士」などが発表された基調講演については,「こちら」の記事を参照してもらうとして,本稿では1日めを中心に,ファンフェスの模様についてレポートしていこう。
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吉田氏も力が及ばない「ミニオン同盟」とは!? アイテム班の林氏が大いに語った「開発パネル Part1」
ステージイベントの「開発パネル Part1」では,アイテム班のリーダーである林 洋介氏による「新生FFXIVにおけるアイテムができるまで」と題した講演が行われた。
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最初に林氏は「アイテムを作るとはいっても自分一人で作業していることはほとんどなく,いろいろなチームの人に協力してもらってできあがっています」と話し,「今日はその代表として話します」と述べた。
最初にアイテム作成のフローを公開し,アップデートなどのスケジュールを把握し,コストを計算してアイテムを作成していくといった,大まかな流れが説明された。
面白かったのが「アイテムデザインの方向性」で紹介されたアラガン装備完成への流れだ。デザインの元となったのは空に浮かぶ赤い月「ダラガブ」。ここに封じられたバハムートの拘束具から,まず「古代アラグ帝国の建築様式」をデザインした。そこからアラガン装備のヘルメットがデザインされたという。この時期に別ラインでアラガントームストーンのデザインも進められていて,このヘルメットとアラガントームストーンのデザインを組み合わせ,なんとダンジョンのデザインを設計。そして完成したダンジョンのをモチーフにして,今度は武器がデザインされていったのだという。
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その後,スケジュールの調整を行うのだが,そこにはいろいろな苦労もあると話す林氏。
たとえば,今回発表された「蒼天のイシュガルド」だが,そこで公開されたムービーでは,実装に先駆けて新装備などを見ることができる。通常ならば実装時にアイテムがそろっていればいいのだが,このように先行して公開する必要のあるものは,かなり早めに完成させなくてはいけないため,大変なのだという。
ここで望月氏は,コミュニティイベントなどで配布するアイテムの数が残り少なくなってきたので,新たなアイテムがほしいと林氏に「調整」を持ちかけた。とまどう林氏だったが「蒼天のイシュガルド」後ならば何とか……とヘルメットとミニオンの制作を相談してみますと返答した。
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調整を済ませたあと,ほかのチームの協力のもと,アイテムの名前や性能などの調整を行い,実装・完成に至るのだという。ちなみにアイテム名は日本語と英語が最初に決定し,そこから他国語へローカライズされるとのこと。
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続いて林氏が「どうしても話したかった」という謎の組織(?)「ミニオン同盟」について話が及んだ。ニコニコ超会議3でその存在が明らかになった「ミニオン同盟」は,職種を超えたメンバーが集まり,勝手に名乗っている非公式のチームなのだという。
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通常のチームとは違うため,先ほどのアイテム作成のチャートにあった「デザイナーのコストを確保する」という項目から離れ,各個人が勝手に動きコスト計算の外で動いているという。そして吉田氏の確認を取らずに動ける唯一のチームなのだそうだ。
それを聞いた望月氏は「たまたま時間が空いてたので,(吉田氏が)ミニオン同盟のミーティングに参加しようと思ったら,一斉にすごく煙たそうな目を向けるんだよ」と吉田氏が悲しそうに話していたというエピソードを披露。林氏も「たしかにそんな態度を取った覚えがあります」と話し,「実はあるコアメンバーの1人もミニオン同盟にいるんですが,同盟内では1番下です」と,通常のチームとは違うチカラが働いていそうな雰囲気を示唆していた。
そして,あいうえお順に46個のミニオン同盟のエピソードを用意してきた林氏だったが,残念ながら時間の都合上その一部が披露されるに留まった。どれ興味深いタイトルばかりなので,いつかそれらすべてが公開されることを期待したい。
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ステージの最後に林氏が事件屋の二人,ヒルディブランドとナシュのミニオンを初公開。2人で1セットというこのミニオンがどういう形で実装されるのか期待が高まるばかりだ。
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“吉P”とファンがトークバトル!! ステージ上で繰り広げられたガチンコ勝負の行方は……?
ニコニコ超会議3で催された「吉Pに物申す!」が,ファンフェスで再び開催された。このコーナーは吉P,つまり吉田氏と,ステージ上のファンが2分間の討論を行い,会場のファンとニコニコ生放送で視聴しているファンによる投票で勝負が決まる。票が割れたり,判断が難しい場合は,司会進行を務めたコミュニティチーム 室内俊夫氏の独断と偏見で判定される。
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ここでは参加者の熱い想いと,それに応えた吉田氏のやりとりの一部を紹介しよう。
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最初のバトルとなった,「カンパニークレジットが貯めづらい」という要望について,「インスタンスダンジョンでカンパニークレジットが貯められないのは(現在の)仕様ですが,それらの要望については理解しています。パッチ2.5で『エーテリアルホイール』という新しいカンパニーに関する機能の実装を予定していて,それと同時にカンパニーの地下工房でのクラフトが実装される予定なので,インスタンスダンジョンでも稼げるようにするつもりです」と回答。質問者もあっさり満足しまったせいか,判定は見事に吉田氏の勝利となった。
現状,それほどステータスへの影響があまり見られない「スキルスピードについて」の質問に吉田氏は,「これについてはまったく反論ができません」と述べたあと,開発としてもスキルスピードの有用性に関する意見は把握しているが,この影響を大きくすると戦闘のテンポが上がってしまったり,DPSが予想以上に強くなるなどバランスへの影響が大きくなる可能性があるため,慎重にならざるを得ないと返答した。ただ,実際に調整を行うとしても「蒼天のイシュガルド」以降になるのではないかと答えた。
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また以前から要望の多かった公式DPSメーターを導入してほしいという要望に,吉田氏は「初心者の館」という特定のバトルシチュエーションを設定して練習できる場所を作る予定があると話した。それに付け加えるように吉田氏は,パーティ全員が見られるような形でDPSを計測するようなことはしたくないとコメントした。この「初心者の館」は実装が遅れているが,パッチ3.1ごろには実装したいとのことだ。
ここまでは勝ったり負けたりと良い勝負をしてきた吉田氏だったが,「クリスタルタワーでのドーガとウネの紹介が,ウネとドーガの順番になっているのは納得がいかない!(※注:ファイナルファンタジーIIIや本作における,このシーンで流れる曲名は「ドーガとウネの館」)」「現在開催されているシーズナルイベント“星芒祭”のイベントNPCがなぜ拡張区に居ないのか」といった質問に,吉田氏も「すいません,参りました」と,反論の余地なく降参。吉田氏もコアメンバーに反省を促しつつ,修正を約束した。
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また,先日実装されたエターナルバンドについて「自分もエターナルバンドがしたい! 公式で婚活的なイベントをやってもらえないか」という要望もファンから飛び出し,吉田氏も「コミュニティチームが,エオ婚的なきっと素晴らしい企画を考えてくれると思います」と室内氏に話を振りつつ,「素敵なパートナーに巡り会うことを心よりお祈りさせていただきます」とまとめた。「物申す相手が違うでしょ」とぼやいた室内氏だったが,元々GMイベントをやりたいと考えていたらしく,何か企画を考えますと返答した。
最後のバトルは「有料のミニオンを全キャラクターに買い与えると,9か月分ものプレイ料金になってしまう。セットで安く買えるようになったり,アカウント単位で買えるようにならないか」という要望だった。お金が絡むこともあり吉田氏も即答できなかったが,その気持ちはよく分かるので検討させていただきますと回答した。
コーナーの最後に吉田氏は「バラエティに富んでいて楽しかったですが,みんな慣れてきたのか,(ニコ超3と比べて)堂々としている人が多かった。次回はヤバいかも……」とコメントし,「吉Pに物申す!」は大盛況のまま幕を閉じた。
■アクティビティ
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■ファンアートコンテスト
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- ライター:山口和則

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