スクウェア・エニックスは2014年12月20日〜21日の2日間,
「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」
(
PC /
PlayStation 4 /
PlayStation 3)のファンイベントを東京ビッグサイトで開催中だ。その最初のステージとなる基調講演で,本作初の拡張パック
「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」(
PC /
PlayStation 4 /
PlayStation 3。以下,「蒼天のイシュガルド」)に関する最新情報が公開された。
ムービーレターで登場した植松氏。歯の痛みで頬が腫れているそうだ
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登壇した本作のプロデューサー兼ディレクター,
吉田直樹氏はまず,
ラスベガス(
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ロンドン(
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植松伸夫氏が作曲することを明らかにした。
続いて公開されたムービーでは,プレイアブルな新種族となる
「アウラ」が登場。これは,メインストーリーに出てくる“ユウギリ”の種族で,頭部にある角と肌の一部にある硬質化した鱗が特徴となる本作オリジナルの種族だ。吉田氏は,すでに発表ずみの新ジョブ「暗黒騎士」に似合う種族だと紹介していた。
新ジョブと言えば気になるのが,ロンドンのファンイベントで示唆されていた
“銃”にまつわるジョブだろう。今回,新ジョブの紹介ということで,「いよいよ来るか!」と思われたものの,公開されたムービーに登場したのは,ヒーラーの新ジョブ
「占星術師」。意表を突かれた発表に場内には,(いい意味で)どよめきが起きた。
占星術師は,天球儀を武器に戦うヒーラーで,星の力による回復魔法を使いながら,複数の
「カード」を用いて,パーティにさまざまな支援を行うという。カードには,ドローしたものをホールドしておいたりなど,カードゲームのようなギミックもあるようで,どのタイミングで手持ちのカードを使うのかがカギになりそうだ。なお,暗黒騎士と同様にクラスはなく,最初からジョブとしてプレイ可能となる。
では銃の話はなんだったの? という感じだが,基調講演の最後,吉田氏が講演を締めくくろうととしたときに,スクウェア・エニックス代表取締役社長である
松田洋祐氏がいきなり登場し,業務命令(?)で,その正体を発表させられることになってしまった(なぜか,ムービーとパワーポイント資料はあらかじめ用意されていたわけだが)。
公開されたムービーに登場したのが新ジョブの
「機工士」だ。待望の,銃を使って戦う遠隔物理攻撃系ジョブで,ロールはDPSとなる。さらに「アタッチメント」を使って銃を強化するという要素や,グラウンドターゲットでフィールドに設置するタイプのタレット型「機工兵器」を使って戦うこともできるという。こちらもジョブのみで,クラスはない。
また,パッチ2.4でクライマックスを迎えたレイドダンジョン
「大迷宮バハムート」だが,今回それに代わる新たなレイドダンジョン
「機工城アレキサンダー」が発表された。
FFシリーズにおけるアレキサンダーと言えば召喚獣(蛮神)だが,このアレキサンダーもまたゴブリン族に召喚されたものだ。見た目どおりの巨大さなので,そのまま戦うわけではなく,プレイヤーはアレキサンダーの内部に侵入し,内側から討滅することになるという。
難度ノーマルとハードが存在し,ノーマルはバハムート侵攻編で“越える力”を受けた状態ほどになる。なお,大迷宮バハムートとは別フラグで管理されているため,バハムートをクリアしていなくても挑戦可能だ。
このほか,拡張パックのパッケージとなる
「コレクターズエディション」の情報も公開された。
天野喜孝氏が描き下ろした「竜詩戦争」専用アートボックスが付いた,コレクターズエディションには,「ドラゴンマウント」のハイクオリティフィギュアのほか,インゲームアイテムとしてフライングマウント「グリフィン」,新ジョブ暗黒騎士に似合いそうな「バロンヘルム(セシル暗黒騎士ver.)」「ミニオン:マメット・カイン」が同梱される。フィギュアが同梱されることで,パッケージのサイズはかなり大きなものになるようだ。