カプコンは本日(2012年4月13日),同社が10月4日に発売を予定している
「バイオハザード6」(
PlayStation 3 /
Xbox 360。
PC版は発売日未定)の最新情報として,登場キャラクター
「ジェイク・ミューラー」を始めとした登場人物の
背景設定を公開した。
ジェイク・ミューラーは,レオン・S・ケネディ,クリスとレッドフィールドに続く第3の主人公として登場する,シリーズの新キャラクターだ。東欧の紛争地域「イドニア共和国」で反政府軍として戦う青年だが,彼の血には,過去のシリーズ作品においてバイオテロの裏で暗躍していた,アルバート・ウェスカーから受け継いだ
“呪われた血”が流れているらしい。そしてジェイクの前に現れた女性
シェリー・バーキンは,そんな彼こそが世界を救うカギなのだと語る。
本日はジェイクと彼を導く女性シェリー・バーキンほか,クリス・レッドフィールドと
ピアーズ・ニヴァンス,レオン・S・ケネディと
ヘレナ・ハーパーという具合に,主人公の3人および,それぞれのパートナーとなるキャラクターの情報が届いているので,合わせてじっくりと読み込んでおこう。
迫り来る絶望
東欧の紛争地域【イドニア共和国:Edonia】。青年・ジェイクは、傭兵として反政府軍に参加していた。過酷な戦場という環境、先の見えない泥沼のような戦況。それらが、傭兵たちの心を静かに蝕む。それを見透かしたかのように、戦意高揚を謳う栄養剤が配布された。
投与後間もなく、彼らの肉体に異常な変化が…
体が変形し、暴れ出す傭兵たち。そんな不可解な状況にあって、ジェイクにだけは、なんの変化も起きない。
襲いかかってくる傭兵を退けたジェイクの前に、ひとりの女性が現れる。女性の名は、合衆国エージェント、シェリー・バーキン。世界を救うため一緒に来てほしいと告げるシェリー。
「始めに前金で20万ドル。残りは終わった後。ちなみにB.O.W.は別料金。一体1000ドルだ」
突然告げられた話にも動じず、飄々と言い放つジェイク。
反政府軍とBSAAの激しい戦闘の真っただ中。“C-ウィルス”の投与により変異した反政府軍の傭兵たち。それに立ち向かうBSAA。
銃弾が飛び交う戦場を、危険に肌を焼きながら駆け抜けていく二人。
背後から迫りくる圧倒的な絶望−
世界の運命を賭けた長い逃亡劇に終わりはあるのか。
呪われた“血”を持つ男
ジェイク・ミューラー(Jake Muller)
『世界を救うのは、俺じゃねぇ…カネと引き替えの俺の血だろ?』
東欧の紛争地域【イドニア共和国】、“傭兵”として戦場を駆け抜ける男ジェイク。
食べるものさえままならない困窮した環境、父のいない家庭。そこから抜け出すために彼が選んだのは、反政府軍の傭兵という道だった。
頼れるモノもなく、死と隣り合わせの日々が、“信じれるのは、己の力と金だけ”そう彼の心に刻んでいく。
そんな彼の目の前に突然現れた女性シェリー。
「あなたは、世界を救う存在なの- 」
突如シェリーから告げられる荒唐無稽な事実。
多額の報酬と引き換えに引き受けたその依頼の先で、彼は、思わぬ真実と向き合うこととなる。
”アルバート・ウェスカー”から引き継いだ“呪われた血”
が自分に流れているということを…
ジェイクを護り、導く女性
シェリー・バーキン(Sherry Birkin)
『アナタが世界を救うカギなのよ』
1998年のラクーン事件−
その要因となったG-ウィルスの開発者、バーキン夫妻の一人娘。
事件当時、レオンたちの助力により地獄と化した街から抜け出したシェリーだったが、父が彼女の体内に埋め込んだ胚…
「G」の力のため、合衆国の監視下に置かれることとなった。
それから数年後、合衆国のエージェントとなることを、その交換条件として、軟禁状態を解かれるシェリー。
自分のような存在を、もう二度と出したくない、その想いを胸に秘めエージェントとしての道を歩み始めたシェリーに指令が入ってくる。それは、東欧紛争地域の【イドニア共和国】に潜入し、“特別な血“を持つと思われる男、ジェイク・ミューラーを保護するというものであった。重なる、かつての自分。
彼女の使命感とやさしさは、ジェイクとの逃亡劇の中、恐怖に立ち向かう一筋の光となるのだろうか。
己を見失った、対バイオテロ部隊BSAA隊長
クリス・レッドフィールド(Chris Redfield)
元S.T.A.R.S.。数年前、因縁の敵アルバート・ウェスカーとの決着がついた後も、BSAAのリーダーとして最前線でバイオテロ撲滅に向けて奮闘していたクリス。
半年前のあるミッションで彼に大きな転機が訪れる。
2013年、中国で発生した大規模なバイオテロに仲間たちと立ち向かうクリスの目には、何が映っているのか。心に去来する思いに揺れ動かされながら、それでもクリスは前へと進む。
BSAAの若きエース
ピアーズ・ニヴァンス(Piers Nivans)
クリスと同じ、BSAA北米支部所属。優れた動体視力と集中力で、「標的は確実に外さない」と言われる天性の狙撃手(スナイパー)。
責任感の強さと、周りに対する洞察の鋭さは、戦場に限らず、様々な局面において、自身と周囲の人間を正しい方向へと導く、彼の最大の武器である。思慮深く真面目な男だが、普段の性格はいたって明るく、誰にでも分け隔てなく接する優しさも併せ持つ。クリスからの信頼は厚く、「将来、BSAAを背負って立つ存在になる」と一目置かれている。
クリスが主人公となるストーリーでは、このピアーズがパートナーとなる。
大統領暗殺の容疑をかけられたエージェント
レオン・S・ケネディ(Leon S. Kennedy)
ラクーン事件で生還した能力を買われ、合衆国のエージェントとなったレオン。数々の危険なミッションをこなし、今や、政府が最も信頼を寄せる大統領直轄のエージェントとなっていた。
ラクーンシティでの悪夢のような出来事から、バイオテロには特に強い憤りを抱いている。
ラクーン事件以降からの旧友、現大統領アダム・ベンフォードの変わり果てた姿と対峙。苦渋の決断をする。
“事件を引き起こした”と告白する女
ヘレナ・ハーパー(Helena Harper)
レオンと同じく、合衆国のエージェント。
事件の際はUSSS(アメリカ合衆国シークレットサービス)に出向し、大統領の警護の一端を任されていた。
事態の把握に追われるレオンに対し、涙を滲ませながら彼女は「自分がこの事態を引き起こした」と告白する…。
彼女が胸に秘める真実は、レオンをどこへ導くのだろうか。