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Acer,Kaby Lake搭載のエントリーゲーマー向けノートPCを発表。既存のゲーマー向けデスクトップPCはCPU刷新に
日本エイサーは合わせて,ゲーマー向けデスクトップPC「Predator G1」「Predator G3」のCPUをやはりKaby Lake世代のものへ変更したマイナーチェンジモデルも同日にメーカー想定売価23万5000円前後,13万5000円前後(いずれも税別)で発売するとしているので,それらと合わせて紹介してみたい。
Aspire VX 15 VX5-591G-H58G
「スペックは高くないものの,その分だけ価格がやや安め」というコンセプトのAspire Vシリーズに属するAspire VX 15(型番:VX5-591G-H58G)。筐体は一般消費者向けAspireの流用ではなく,Aspire VX 15用に新しく開発したものを採用している。イメージとしては,「Inspiron 15 Gaming」のAcer版といったところか。
搭載する液晶パネルは15.6インチサイズで解像度1920×1080ドットという仕様。メインメモリ容量は8GBだが,シングルチャネル接続なのがいただけない。ゲーム用途ではシングルチャネルアクセスによって性能が低下することが明らかとなっているだけに,ここは本製品の魅力を大きく損なうポイントだと指摘せざるを得ない。
ストレージが容量1TBのHDDのみというのもイマドキのゲーマー向けPCとしては残念なところで,GPUはともかく,基本性能では妥協が必要なエントリーモデルといった印象である。
Aspire VX 15 VX5-591G-H58Gの主なスペック
- CPU:Core i5-7300HQ(4C4T,定格2.5GHz,オーバークロック時最大3.5GHz,共有L3キャッシュ容量6MB)
- チップセット:Intel HM175
- メインメモリ:PC4-17000 DDR4 SDRAM 8GB×1
- グラフィックス:GeForce GTX 1050(グラフィックスメモリ容量4GB)
- ストレージ:HDD(Serial ATA接続,容量1TB)
- パネル:15.6インチ液晶(IPS方式,解像度1920×1080ドット)
- 無線LAN:IEEE 802.11ac
- 有線LAN:1000BASE-T
- 外部インタフェース:HDMI出力×1,USB 3.1 Gen.1 Type-C×1,USB 3.0 Type-A×2,USB 2.0 Type-A×1,SDカードスロットなど
- スピーカー:ステレオスピーカー搭載
- マイク:搭載
- カメラ:搭載(画素数未公開,HD解像度)
- 公称サイズ:389(W)×265.5(D)×28.9(H)mm
- 重量:2.5kg
- OS:64bit版Windows 10 Home
- メーカー想定売価:12万5000円前後(税別)
Predator G1 G1-710-H76I/G
Predator G1(型番:G1-710-H76I/G)は,容積約16ℓのコンパクトなボディに「GeForce GTX 1070 Founders Edition」を搭載して2016年9月に発売となった「Predator G1」(型番:AG1710-N76G/G)の後継という位置づけの製品だ。従来製品はCPUとしてSkylake世代の「Core i7-6700」を採用していたのに対し,新製品はKaby Lake世代の「Core i7-7700」を採用しているのが最大の違いとなる。また,内蔵のストレージは,NVMe接続で容量256GBとSerial ATA接続で容量2TBのHDDとなっており,HDD側が容量1TBだった前モデルから強化を果たした。
一方で,8GB×2のメインメモリに変更はなく,出力230Wの付属ACアダプターを2基組み合わせて電源に使う構造も従来どおりである。
従来製品の想定売価が,税込で27万円台半ばという割高感を否めない価格だったのに対して,新製品は税込でも25万円台前半になり,多少は安くなったのは評価できる点だ。割高感が払拭されたほどではないが,コンパクトでハイスペックのデスクトップPCを求める人なら,選択肢に入るかもしれない。
Predator G1 G1-710-H76I/Gの主なスペック
- CPU:Core i7-7700(4C8T,定格3.6GHz,オーバークロック時最大4.2GHz,共有L3キャッシュ容量8MB)
- チップセット:Intel H170
- メインメモリ:PC4-17000 DDR4 SDRAM 8GB×2
- グラフィックス:GeForce GTX 1070(グラフィックスメモリ容量8GB)
- ストレージ:SSD(NVMe M.2接続,容量256GB),HDD(Serial ATA接続,容量2TB)
- 無線LAN:IEEE 802.11ac(Rivet Networks Killer 1535)
- 有線LAN:1000BASE-T(Rivet Networks Killer Ethernet E2400)
- 外部インタフェース:DisplayPort出力×3,HDMI出力×1,Dual-link DVI-D出力×1,USB 3.1 Gen.2 Type-C×1,USB 3.0 Type-A×5,RJ-45×1など
- 公称サイズ:115(W)×422(D)×355(H)mm
- 重量:8.5kg
- OS:64bit版Windows 10 Home
- メーカー想定売価:23万5000円前後(税別)
Predator G3 G3-710-H58G/G
Predator G3(型番:G3-710-H58G/G)は,Predator G1よりコンパクトな筐体を採用して2016年6月に国内発売となった「Predator G3」(型番:AG3710-N58F/G)の後継モデルだ。こちらはCPUがSkylake世代の「Core i5-6400」からKaby Lake世代の「Core i5-7400」へ変わっただけでなく,搭載グラフィックスカードも「GeForce GTX 970」搭載モデルから「GeForce GTX 1060 3GB」モデルへ刷新となっている。
Predator G3(型番:G3-710-H58G/G)は,フロントパネルのデザインがPredator G1ゆずりであるものの,中身は比較的オーソドックスなミドルタワー型デスクトップPCである。
2016年6月に発売された「Predator G3(型番:AG3710-N58F/G)」の後継モデルで,グラフィックスカードを「GeForce GTX 970」搭載カードから「GeForce GTX 1060」に,CPUをSky Lake世代の「Core i5-6400」からKabylake世代の「Core i5-7400」に変更したのが特徴だ。
従来機種の価格が,税込で16万7400円前後だったのに比べると,新製品は14万円台半ばと2万円ほど値下がりしているので,価格対スペック比が向上した点は評価に値するだろう。
Predator G3 G3-710-H58G/Gの主なスペック
- CPU:Core i7-7400(4C4T,定格3.0GHz,オーバークロック時最大3.5GHz,共有L3キャッシュ容量6MB)
- チップセット:Intel B150
- メインメモリ:PC4-17000 DDR4 SDRAM 8GB×2
- グラフィックス:GeForce GTX 1060 3GB(グラフィックスメモリ容量3GB)
- ストレージ:SSD(NVMe M.2接続,容量128GB),HDD(Serial ATA接続,容量1TB)
- 無線LAN:IEEE 802.11ac
- 有線LAN:1000BASE-T
- 外部インタフェース:DisplayPort出力×3,HDMI出力×1,Dual-link DVI-D出力×1,USB 3.0 Type-A×4,USB 2.0 Type-A×2,RJ-45×1など
- 公称サイズ:180(W)×409(D)×510(H)mm
- 重量:10kg
- OS:64bit版Windows 10 Home
- メーカー想定売価:13万5000円前後(税別)
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Acer 日本語公式Webサイト
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