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新たな美女キャラクターやネコ型銃(?)が初披露。2016年のアップデート情報も公開された,「SPECIAL FORCE2 JAPAN CUP GRAND FINAL」レポート
会場にはゲーム内アイテムが当たる“リアルガチャ”が設置。多くの参加者が,これを楽しんでいた |
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激戦の舞台となった「e-Sports SQUARE AKIHABARA」。会場には,事前応募に当選した多くのプレイヤーが観客として招待されていた |
「スペシャルフォース2」公式サイト
2016年には「自分がゾンビになれる」新モードと3人の女性キャラが追加
まずは,本作の運営プロデューサーである久東謙太氏からイベントの最後に公開された,2016年度のアップデート情報について紹介しよう。なお,以下の内容はあくまで開発中のものであり,予告なく変更される可能性があることを予め了承いただきたい。
まずは新モードについて。正式名称は明かされず,断片的なヒントが語られるに留まったが,「ゾンビの群れの中で何かを探す」「これまでとは違い,あるタイミングでいきなりゾンビが襲いかかってくるようになる」「自分がゾンビになれる」「相手がゾンビであるか否かを見定める必要がある」「ある条件を満たすと,ゾンビの群れになってプレイヤーを追いかけ回せる」と,かなり興味深い内容だ。ゾンビが登場するモードはこれまでも存在していたが,それとはひと味違ったものになるようである。
新武器としては,スナイパーライフル「TRG-41」,マシンガン「Ultimax100」,ハンドガン「P7M13」が実装される。中でもP7M13は二丁拳銃となっており,写真が公開されると会場からは驚きの声が上がっていた。
なお,久東氏によれば,P7M13以外の二丁拳銃も作っていきたいとのこと。このほかネコの形をした銃(?)も追加される予定で,こちらもどんな性能なのか楽しみなところだ。
また,キャラクターでは「Snow White」「Park Ranger」「Gothic Gunslinger」が登場予定だ。Gothic Gunslingerはシルエットのみの公開となったが,久東氏いわく「相当いい感じのキャラクターができあがるだろう」とのことなので期待したい。
新マップでは「Memorial Hall」と「Bank」「Sea Cave」が追加となる。いずれも詳細は明かされなかったが,それぞれに特徴的なロケーションになっていて,よりバリエーション豊かなバトルが楽しめるという。
4つの強豪クランがぶつかり合う「JAPAN CUP GRAND FINAL」
ここからは大会の様子をお伝えしていく。
「JAPAN CUP GRAND FINAL」は,2015年における最強クランを決める大会だ。6月〜7月に行われた「SUPER LEAGUE 4th Season」で優勝した「Cyruph」,そして9月〜11月の予選を勝ち抜いた「iMBA」「PerfectGojo」「レンジャイ」の4クランがトーナメント形式で激突し,その頂点を競い合った。
●「JAPAN CUP GRAND FINAL」参加クランおよび選手(敬称略)
○Cyruph(前回大会優勝)
- Crp/Ungyou
- Crp/Byutti
- Crp/Haruka
- Crp/Fortune
- Crp/Monkey
○iMBA(予選第1ブロック代表)
- [iMBA]P4RUNATIO
- [iMBA]VOLTEX
- [iMBA]SPYGEA
- [iMBA]Juli4nus
- [iMBA]G4leF0rce
○PerfectGojo(予選第2ブロック代表)
- Parurun...Fz〆
- Mitsuya...Fz〆
- Gojo...Fz〆
- Glay7...Fz〆
- Remix...Fz〆
○レンジャイ(予選第3ブロック代表)
- 龍レンジャイ@★@
- 狐レンジャイ@u@
- 虹レンジャイ@s@
- 桜レンジャイ@z@
- 朱レンジャイ@x@
実際の対戦では,まず試合前のくじ引きに勝ったチームが,「マップ選択権」か「陣営(先攻・後攻)の選択権」のどちらを得るか決めるところからスタートした。対象マップは「デザートキャンプ(爆破モード)」「衛星(爆破モード)」「ピースホーク(爆破モード)」「バイオ研究所(奪取モード)」「工事現場(脱出モード)」の5つで,マップごとのゲームモードは固定である。
第1試合は,レンジャイ対PerfectGojo。台湾のプロチーム「yoe Flash Wolves」を倒したレンジャイと,オフライン大会には初参加となるPerfectGojoの組み合わせとなった。蓋を開ければPerfectGojoが接戦の末レンジャイを下すという展開で,大金星をものにした。
続く第2試合はCyruph対iMBA。予選第1ブロックの対決が奇しくも再現され,そのとき敗れたiMBAにとっては正に因縁のカードでもある。一方のCyruphは,前回大会決勝で名門「Rylaiz」を倒した強豪で,今一番脂ののった状態と言える。
初戦ではマップ選択権を得たCyruphが,得意のバイオ研究所を選んでスタート。Cyruphは盤石の布陣と思われたが,iMBAが食い下がってこのマップをものにした。追い込まれたCyruphは,かつてiMBAに敗れた工事現場を続くマップとして選び,背水の陣で戦いに挑むが……ラウンド後半でiMBAが盛り返し,このマップで勝利。見事iMBAが前回の雪辱を果たす形となった。
第3試合は,Cyruphとレンジャイによる3位決定戦。第1マップはレンジャイが選んだバイオ研究所で,ここは勢いに乗ったCyruphが大差をつけて勝利。続く第2マップのピースホークでは,フルカウントまでもつれ込むシーソーゲームになったものの,Cyruphが勝利して,3位の座を獲得した。
スーパープレイの応酬となった決勝戦
いよいよ向かえた決勝戦,相まみえるのはiMBAとPerfectGojoの両クランだ。共に大きな大会での優勝歴はないものの,共に個人技に優れるメンバーが揃っており,立ち回りに長けるiMBAと,エイム力自慢のPerfectGojoと評価されている。これまでは3本勝負だったが決勝戦は5本勝負となり,3ゲームを先取したクランが,2015年最強の座を手に入れることになる。
第1マップはiMBAが選択したデザートキャンプ。[iMBA]P4RUNATIO選手がグレネードの遠投で敵を倒す活躍を見せれば,次のラウンドでは同選手が爆弾を設置したところにMitsuya...Fz〆選手が同じ遠投でやり返すという,スーパープレイの応酬に。もつれにもつれた戦いとなったが,ここはiMBAがゲームを先取した。
第2マップはPerfectGojoが選んだバイオ研究所。ラウンドを連取してリーチをかけたiMBAをPerfectGojoが猛追するが,[iMBA]VOLTEX選手と[iMBA]SPYGEA選手が巧みな連携を見せ,iMBAに勝利をもたらした。
後のないPerfectGojoは,第3マップにiMBAが得意とする工事現場を選択するという,死中に活を求める姿勢で戦いに挑む。しかしiMBAの勢いは止まらず,6対1という大差をつけて優勝をもぎ取った。
こうしてiMBAの勝利で幕を下ろした決勝トーナメント。1マップも落とすことのない圧倒的な強さで王者となった同クランだが,2016年にはどんな戦いぶりを見せてくれるのだろうか。そして,ほかのクランも打倒・iMBAを胸に研鑽を積んでくるに違いない。来年度の大会もまた,トップクラン達による白熱した戦いに期待したい。
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