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[TGS 2011]「バイオハザード リベレーションズ」をプロデューサーが紹介。日本語吹き替えの声優陣も公開されたステージイベントをレポート
このステージは,開発中の同作を,プロデューサーの川田将央氏が紹介するというもの。川田氏は今回のステージを皮切りに,どんどん情報を出していきたいとのことだ。
はじめに,「バイオハザード リベレーションズとは?」という問いに対して,川田氏は本作がニンテンドー3DSで登場するということ,そして完全新作のバイオハザードであることがポイントのタイトルだと答えた。本作のプラットフォームは携帯ゲーム機だが,作っている側の気持ちは,据え置き型ゲーム機版を作るときと変わっておらず,カプコンの持つテクノロジーを最大限に使って制作を進めていると,川田氏は意気込みを見せる。
そして川田氏は,もう1つの本作のポイントとして,サバイバルホラーであるということも挙げられると述べた。本作の制作にあたって,「怖いバイオハザードを作りたい」という思いがあり,恐怖感の演出を第一に優先したという。ニンテンドー3DSの裸眼立体視機能も,ゲームプレイ時の恐怖感を煽るのに一役買っているそうだ。
また,本作が「ニンテンドー3DS専用拡張スライドパッド」に対応しているということも強調。これにより,バイオハザードのナンバリングタイトルの操作に慣れている人も,快適にプレイできるようになるという。
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一通り説明が終わると,本作のアシスタントプロデューサーである竹中 司氏が登壇し,実機でのプレイ画面を公開した。本作は東京ゲームショウ2011の会場でプレイアブル出展されているが,ここで公開されたのは,出展されているものとは異なるステージで,クリス・レッドフィールドとジェシカ・シェラワットが雪に覆われた山岳地帯を行軍するというもの。竹中氏が操作するのはクリスで,ジェシカはNPCとして同行し,クリスをサポートしていた。
途中でジェシカが,クリスに「ジル・バレンタインとはどういう関係なのよ?」というような内容の質問をするシーンがあった。竹中氏によると,戦闘中の合間でこういった会話が展開されるのは,本作の特徴の1つとのこと。
しばらく雪山を進んでいると,クリスは足を踏み外して崖から落下してしまい,足を痛めてしまう。そして,動けないクリスを狙ってウイルスに感染した犬が襲い掛かり,大ピンチ! というところで,プレイは終了となった。
続いては,ジルやクリス,ジェシカなどの主要キャラクターが紹介され,その最後に,初出のキャラクター「レイチェル」の画像が公開された。彼女は本作のストーリーにおいて非常に重要なキャラクターだが,その詳細はまだ言えないとのことだ。
キャラ紹介が終わると,1本のプロモーションムービーが上映された。その内容は「こちら」の記事にあるものとほぼ同じなのだが,音声が日本語吹き替えになっていた。なんと本作では,バイオシリーズ初の日本語音声が実装されており,さらに従来の英語音声とも切り替え可能で,好きな言語の音声で楽しめるのだ。
佐藤氏は,日本語と英語で会話のテンポなどが変わってくるので,1度日本語音声でプレイした後,できれば英語音声にしてもう1度遊んでみてほしいと述べていた。ちなみに,日本語音声時はジルを湯屋敦子さん,パーカーを宮本 充さん,クリスを東地宏樹さん,ジェシカを水樹奈々さんがそれぞれ演じるとのことだ。
最後に川田氏は,「本作の制作が佳境に入っており,その仕上がりに手ごたえを感じている。期待してほしい」と述べた。そして佐藤氏は,「カプコンが作ろうとしている新しいバイオハザードのストーリーに,厚みを加えられたのではないかと自負している。今後も注目してもらいたい」と述べ,ステージを締めくくった。
今のところ,本作の発売日は2012年となっており,詳しい日程はまだはっきりしない。しかし,川田氏が冒頭で話していたとおり,今後はさまざまな情報が発表されていくはずだ。続報を楽しみに待ちたい。
なお,東京ゲームショウ2011のカプコンブースでは,本作のキャラクターをイメージしたオリジナルのMiiが配布されている。カプコンブースの前でジルとパーカーのMiiが,ブースの中でゲームをプレイするとクリスとジェシカのMiiが入手できるので,ブースに足を運ぶ予定の人は覚えておくとよさそうだ。
「バイオハザード リベレーションズ」公式サイト
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バイオハザード リベレーションズ
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