「龍が如く OF THE END」ではタレントのゾンビと卓球もできる!?　記者発表会でゾンビ役として出演する3人の“イトウ”さんが明らかに

　セガは，2011年3月17日発売予定のPlayStation 3用ソフト，「龍が如く OF THE END」に関する記者発表会を，本日（1月14日）東京都内で開催した。
　今回は，タレントのテリー伊藤さん，デビット伊東さん，エスパー伊東さんの3名が，「龍が如く OF THE END」に出演するという発表で，その役どころは，ズバリ「神室町」に出現するゾンビである。
　そのモデリングにあたって，それぞれ本人の顔をデジタルデータとして取り込み，3DCGキャラクターとして表現しているそうだ。

「龍が如く OF THE END」公式サイト

セガ「龍が如く」シリーズ総合監督の名越稔洋氏

　最初に，「龍が如く」シリーズ総合監督であるセガの名越稔洋氏が登壇し，「龍が如く OF THE END」の制作が順調に進んでいると報告。続いて，テリー伊藤さん，デビット伊東さん，エスパー伊東さんの3人の“イトウ”さんが登壇し，ゲーム中にゾンビとして登場する映像とともに紹介された。

　テリー伊藤さんは，自身のゾンビの映像に対する感想を求められると，「非常にビックリしました」と率直な感想を述べたあと，「（名越氏について）こういう監督ですから，会場で会うのはいいんですが，歌舞伎町では会いたくないな（笑）。プライベートで醸し出す雰囲気が既に“龍が如く”だし」とコメント。デビット伊東さんも，「絶対，会いたくないですよね」と同意して会場を笑わせた。

テリー伊藤さん

　デビット伊東さんは，何度も「テリーさんがカッコいい」と絶賛する一方で，「エスパーは，そのまま」との感想を述べた。エスパー伊東さんはそれを受けて「何も加工してないんじゃないか」と返すと，今度はテリー伊藤さんが「エスパーも街で会いたくない人だよねえ」とオチを付けた。

デビット伊東さん

　名越氏によると，ゲーム中ではすべてのゾンビに必ず出会えるわけではないとのこと。そこで「ゾンビを探す」楽しみを導入できないかと考えていて，名前を統一するアイデアを思いついたという。さらに，有名で字面が並んだときに面白い名字はなんだろうと模索した結果，“イトウ”にたどり着いたと，今回の3名を起用した経緯を明かした。
　映像の手応えについて名越氏は，「非常にいい感じです。実際にゲーム中で出会うと，さらに面白いです。一緒に卓球したりできますので，いろいろ楽しんでください」とコメントした。

エスパー伊東さん

　なお，3DCGモデル制作のための撮影は，2010年夏に行われたそうだ。テリー伊藤さんは，「当時はこんな風になるとは思っていなかった。凄い迫力なので，ぜひ皆さんに新しい自分の姿を見てもらいたい。監督には新しい魅力を引き出してもらった」と名越氏に感謝の意を述べた。
　デビット伊東さんは，かつて別の映画でゾンビ役を演じたとき，メイクに3時間もかかったが，今回のフェイスキャプチャーは一瞬で済んだと述べた。「ぜひ皆さんも経験してみてください。撮影中は，スタッフと話しながらどうなるんだろうと思っていたんですが，出来上がりが素晴らしくてビックリしました」と話していた。


　エスパー伊東さんは，もともとゾンビの登場するアクションゲームやFPSを好んでプレイしているとのことで，今回の出演依頼は「適役です。シューティングゲームは大好きなので，すごく嬉しかったです」と喜びをあらわにした。
　なお，ゾンビ役としての出演依頼について，エスパー伊東さんだけでなく，テリー伊藤さん，デビット伊東さんも二つ返事で引き受けたとのこと。
　テリー伊藤さんは，自身が演出家やコメンテーターであることから，「ほかの人に演出してもらう機会はあまりない。今回，監督に演出してもらえて光栄です」と述べた。
　デビット伊東さんは「アニメやゲームに出演することは，子どもの頃からの憧れ。まさか自分が『龍が如く』のゲーム中に出られるとは思っていなかった」とコメントした。


　最後は，名越氏を含めた4名から，「龍が如く OF THE END」に期待する人に向けて以下のメッセージが贈られ，発表会が締めくくられた。

「非日常の映像がたくさん出てきます。『あー，買ってよかった』と思える内容になっていますので，ぜひ期待してください」（テリー伊藤さん）

「次回作では，プレイヤーの方々がゲームに出られるよう，監督にお願いしておきます！」（デビット伊東さん）

「絶対面白くなります。私も自分で買います」（エスパー伊東さん）

「シリーズも通算6作目となるのですが，皆さんがゾンビ役を喜んで引き受けてくださったと聞いて，非常に嬉しく思っています。
　1作目の頃には，タレントさんに出演のオファーをすると，『そんなゲーム，聞いたことがない。何でタレントを使うんだ？』と言われてしまうこともありました。そこから積み重ねて，今やファンも増え，認知度が上がり，こうして新たなトライができるようになったことを思うと，本当に感無量です。
　今，さまざまなメディアが少し元気のない状態に陥っていますが，僕はゲームを通じて，まだまだはっちゃけたトライができることを発信していきます。もちろんゲームの内容も面白いものになっています。期待してください」（名越氏）

「龍が如く OF THE END」公式サイト