ムービー
コンベンションセンターを飾った「World of Tanks」の3台の戦車が,どのようにロサンゼルスを侵略したのかがよく分かるムービー公開
「World of Tanks」公式サイト
ところでこの戦車,どこから来たのだろうと疑問を持った私は,戦車の砲塔から周囲を鋭い視線で見つめる戦車兵に質問したのだが,「ソ連から走ってきた」との答え。これはT34/85の戦車兵に聞いた私が悪かったと思い直し,「こちら」の記事にも登場したWargaming.netのPRマネージャー,Arthur Pratapopam氏に同じことを質問したところ,どういうわけか彼は首をひねるばかりで,「アメリカのどこからしいのだが,具体的には分からない」とのことだった。うーむ……,何が残念なのかよく分からないが,残念だ。
ところが日本時間の本日(2011年6月17日),Wargaming.netは「Tanks Invade LA」(戦車がロサンゼルスへ侵略)という3本のムービーを公開した。内容はもう,見ていただければ即座に分かるが,Jagdpanzer 38(t)ヘッツアー,M4 A3シャーマン,そしてT34/85戦車がどのようにロサンゼルスに運び込まれたのかを記録したもので,それぞれの戦車が大型トレーラーに乗せられて次々にコンベンションセンターにやってくる様子が収められている。
興味深いのは,すべて稼働可能であることだろう。各国の戦車博物館で展示されている第二次世界大戦中の戦車のほとんどは動かず,稼働戦車は少ない。もっとも,M4シャーマンとT34/85は,いずれも大戦中に膨大な数が生産され,コレクターがレストアして所有しているものも多いので,レア度はかなり低め。今回も,そんなコレクターの持つ車両を借りたものらしい。一方,稼働ヘッツアーは明らかに珍しいが,戦後にスイス軍が使用したG13をベースにしたレプリカである可能性もある。識別方法を知らないのでなんともいえないが,ぜひ詳しい人の意見を聞きたいところだ。
というわけで,だんだん何の話をしているのか分からなくなってきた私だが,Wargaming.netには,来年のE3でさらにハイレベルな戦車のディスプレイを期待したい。
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