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豪華アーティスト総出演! 「Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)」のマル秘エピソードも飛び出した“Live 5pb.2009”レポート
イベント当日は,主にゲーム/アニメ音楽の制作を行う音楽制作会社5pb.に縁のある多数のアーティストが出演し,会場に集まったファンを熱狂させた。またイベント中には,10月15日に発売されたXbox 360用ソフト「Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)」の出演声優によるトークセッションも行われ,ここでしか聞けないエピソードも飛び出した。本稿ではイベントの模様をたっぷりとお伝えしていこう。
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チケットはもちろんソールドアウト!
全38曲,4時間超のライブイベント
そしてそのまま会場が暗転し,ライブスタート。まずは,いとうかなこさんが登場し,PCゲーム「CHAOS;HEAD」のオープニング曲,「Find The Blue」を披露して会場を盛り上げた。
Cyuaさんのあとに登場したのは,イケメンすぎる社長としておなじみの5pb.代表取締役 志倉千代丸氏と,桃井はるこさんのダブルプロデュースでデビューしたガールズボーカルユニット「アフィリア・サーガ・イースト」だ。ライブでは,「メリディンの祈り」「放課後_ロマンス」を2曲続けて披露。今年で活動1周年を迎えるアフィリア・サーガ・イーストだが,今後もライブ活動のみならず,さまざまな分野で活動していくとのことなので,ファンは期待して待っていよう。
声優陣が「Steins;Gate」を語る!
ここで,いとうさんがSteins;Gateの曲を披露したということもあり,出演声優を招いてのSteins;Gateトークコーナーが行われた。
ステージには,ヒロイン“牧瀬紅莉栖”役の今井麻美さん,“椎名まゆり”役の花澤香菜さん,“フェイリス・ニャンニャン”役の桃井はるこさん,“桐生萌郁”役の後藤沙緒里さんが登壇し,トークを展開。
今井さんは本作の発売について「プレイされた方から,すごく面白かったという話を聞いていたので,出演者としてとても嬉しく思っています」と率直な感想を話していた。そしてここからは,本作のメインキャラクターの名言集を見ながら,収録時の感想などをコメントしていくという展開に。
まずは,主人公/岡部倫太郎の「俺が狂気のマッドサイエンティスト,鳳凰院凶真だ」というコメントについて。このコメントに関して,桃井はるこさんが「台本で岡部倫太郎の設定を見たら,原案の志倉千代丸さんとすごくダブったんですよね」とコメント。
続いては,ヒロイン牧瀬紅莉栖の「だが断る」。今井さん曰く「皆があまりにも助手とか,クリスティーナとかいうからその呼び名は『だが断る』ということになったんです(笑)」とコメント。「でも言われてたとき嬉しそうだったよね」とMCの井ノ上奈々さんに突っ込まれると,「あの,紅莉栖は世間一般でいうところのツンデレなので……」とつぶやく。そして,「ちょっと嬉しいんだ?」と再び突っ込まれ,ついに「ちょっとだけね!」と恥ずかしそうに告白。
また,紅莉栖の印象について聞かれると「最初見たときは外見とかが私に少し似てるのかなって思ってたんですけど,18歳にして大学を卒業して,さらに学術論文を発表してしまうくらいくらい天才な部分は全然似ていないので,収録が大変でした(笑)」とアフレコ時の苦労秘話を語った。
花澤さんが演じる椎名まゆりに関しては,まゆりのPVが流れた際,「唐揚げ食べようっと。ジューシーからあげナンバーワン〜」と唐揚げを食べようとするシーンだったため,花澤さんは「もっといいシーンがいっぱいあるのに〜。なんか食べ物ばっかりの子みたい(笑)」とほおをふくらませていた。
ちなみに本作をプレイした人ならピンとくるかもしれないが,まゆりの台本には「本編では何回も死んじゃう大変な役」と書かれており,そのことについてMCの間島淳司さんに「これってどういうことですか!?」と突っ込まれていた。それを受け花澤さんは「いや〜。もう何回断末魔を言ったことか……でもいい経験になりました」とコメントし,ファンの笑いを誘っていた。
続いては,桃井はるこさんが演じるフェイリス・ニャンニャンについて。ここで桃井さんが「実は服装もちょっと意識してきました(笑)」とコメント。さらに桃井さんは「『STEINS;GATE』のアフレコレポートというのがWebに載ってるんですけど,そこでの取材で写真を撮らせてもらったときにフェイリスになりきるために,ちゃんとツインテールにして,形からフェイリスになろうと思ったんです」という発言で会場を沸かせていた。
そしてラストは,後藤沙緒里さん演じる桐生萌郁に関するトーク。萌郁はボソボソした喋りが特徴的なキャラであるため,間島さんからは「いまのPVだと,ほかの人の声ばっかり聞こえて萌郁の声が聞こえないですね(笑)」との指摘が。後藤さんも「そうなんですよ。萌郁は人見知りで全然しゃべらない子なんです」とコメントしつつも,「でもメールとかだとすごくよくしゃべるんです。ハートマークとかも打ったりして,そこがギャップ萌えです(笑)」と萌郁の魅力をアピールしていた。
一方今井さんは,取材中インタビュアーに「どのキャラが好きですか?」と聞かれて「萌郁です」と即答したそうなのだが,「その理由は?」聞かれるとすぐには理由が出てこなかったそうだ。まあ,それくらい萌郁はミステリアスなキャラということなのである。
と,ここでソフトバンク×Steins;Gateのコラボ企画である特製携帯電話が発表された。この携帯には,Steins;Gateに関するさまざまなコンテンツがインストールされており,自分好みに自由にカスタマイズできるのが特徴。本作では,携帯電話が非常に重要なアイテムとなっているということもあり,ファンにとっては堪らない商品ではないだろうか。
なお,本商品は数量限定生産となっているので,ほしい人は早めに注文したほうがいいだろう。
ラストに向けて一気に加速!
ゆうぽうとホールが感動の嵐に包まれた一夜
そんなVelforestとは違った魅力を出しながら登場したのが,3人組ボーカルシンセサイザーユニット「DG−10」だ。テクノ感バリバリの楽曲「シンセサイザーに恋して」と「ハイスクールララバイ」は不思議な魅力を持っており,会場は一瞬にしてDG−10ワールドへと変貌を遂げた。今後もCDリリースやライブなど,積極的に活動していくとのことなので,気になる人はぜひチェックしてみよう。
アンコールでは,志倉氏も再びギターを携えステージイン。彩音さんが「コンプレックス・イマージュ」「GRAVITY ERROR」,そしていとうかなこさんが「F.D.D.」を歌いあげ,会場全体を一つに。会場のボルテージもラストに向け最高に高まっていく。
そして最後は,momo-iさんの「悠遠のアミュレット」で約4時間にも及んだ壮大なイベントは幕を閉じた。
最後に志倉氏は,客席に向け「来年は武道館だぞ〜。まあお前らしだいだけど!(笑)」と煽りを入れ,イベントを締めてくれた。
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STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)
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