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コミュニケーションを作り出し,社会にソーシャル面での貢献をもたらす──「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」から2タイトルがサービス開始に
登壇したトヨタマーケティングジャパン エグゼクティブクリエイティブディレクター 喜馬克治氏は,今回のアプリ開発スキームにアイデアの発案者を交えたと述べ,その理由を「クルマに関心の低い人を開発に加えることで,同じくクルマに関心の低い人に向けたアプリを作りたかった」と説明する。
「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」公式サイト
そのほか,ドライブするその日にユーザーの運気をアップしてくれるFacebook上の知り合い(パワーフレンド)を探したり,あるいは2人で出かける場合のパワー方位も占ったりできる。後者の場合は生年月日さえ分かれば必ずしもFacebookユーザー同士でなくとも利用でき,相手が変わるとパワー方位も大きく変わる可能性が生じるそうだ。
また実際にパワー方位にドライブして,目的地に到着すると「開運メッセージ」がもらえる。このメッセージは全47パターンあり,パワー方位などの要素に基づいた内容が表示されるとのことだ。
嶋野氏は,かつてのドライブとは,未知への驚きや偶然の出会いがある“冒険”のようなものだったが,カーナビが普及した現在では“クルマ=効率的な移動手段”になってしまったと指摘する。そして,それをヒントに「クルマに乗ること自体が楽しみになるようなサービスを提供できないか」と考え,最短距離ではなく“最も運気のいいルート”を示すアプリを作ったと,開発の経緯を語っていた。
「開運パワーロード」
具体的には,沖縄民謡をはじめとするオリジナルの沖縄楽曲100曲以上(2012年4月25日時点で136曲)をストリーミング再生可能で,沖縄のドライブスポットごとにマッチした音源をリコメンドする機能を搭載している。
また,同アプリのイメージキャラクター「DJゴーヤ」がドライブコースごとにセレクトした10種類のプレイリスト(1プレイリストあたり9曲,プレイリストは随時追加予定)がプリセットされているほか,ユーザーが投稿したドライブスポットの写真をスライドショーとして鑑賞することも可能だ。なお,これらのサービスは,沖縄以外の地域でも通信可能な環境なら楽しむことができる。
田中氏は,同アプリを企画した経緯として,「クルマに依存した地域の人のために,クルマ時間を良くするためのソーシャルアプリをつくろう!」と考えたと説明。また沖縄を選んだ理由としては,同県が観光地であり,かつ交通手段の大部分をクルマが占めていることから,“常にアプリを利用する人の流れがある”“クルマを必然的に使う環境”“コンタクトポイントが明確”という3つの条件が揃っていることを挙げていた。
さらに2012年7月から10月にかけて,同アプリでリクエストやストリーミングが多かった楽曲を集めたライブイベントも計画中とのことで,田中氏は沖縄ドライブ&ミュージックシーンの後押しになるような展開にしたいと意気込みを見せた。
「OKINAWA DRIVE LABEL」
「OKINAWA DRIVE LABEL」開発チーム。左からモンスターラボ チーフテクノロジスト 稲村 創氏,バリプロ 代表取締役社長 柴田一郎氏,NHN Japan 広告事業グループ プランニング2チーム 溝口達洋氏,同 皆川貴征氏 |
会場では,石垣島出身の姉妹デュオ「ma-yun」による演奏も行われた。演奏したのは,「OKINAWA DRIVE LABEL」の初回起動時に流れる楽曲「ずっと咲いてて」 |
まず“ゲーム”に関しては,ゲームにはコミュニケーションを作り出す効果があり,コミュニケーションに対するニーズが尽きない限り,今後,さまざまなサービスにゲームの要素が組み込まれていくだろうと説明。そしてNHN Japanもまた,これまでハンゲームというポータルを通じて提供してきたゲームとは,異なる形で世の中に貢献できるのではないかと展望を述べた。
さらに“ソーシャル”に関しては,今回,普段はあまり接点のないトヨタマーケティングジャパンとコラボレーションできたのも,ソーシャル面で社会に貢献したいという思いが一致したからであると述べる。そして,今回のような取り組みをきっかけに,その思いが広がっていくことに期待したいと話していた。
「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」公式サイト
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