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「TERA」8月18日にゲームオンへ“限りなくスムーズ”な運営移管。ハンゲームでのチャネリングにより,移行手続きなしのプレイ続行も可能
これはNHN PlayArtとBluehole Studioが結んでいた3年間の契約が終了することを受けたもので,BlueholeとしてはNHNとの関係を残しつつ,ハンゲームベースのプレイヤー層に加えて,MMORPGを多く展開しているゲームオンのプレイヤー層を取り込んでゲーム人口を増やしていきたい考えとのこと。移管後もNHN PlayArt,Bluehole,ゲームオンの3社で共同してTERAの展開していくという,これまでに例のない運営移管となる。
移管スケジュールは,8月6日からハンゲーム側でデータ移行の事前予約が開始される。これは8月18日のサービス移管直前まで行われるが,移行手続き自体はサービス移管後もいつでも可能となる。サービス移管と同時に,ハンゲーム側ではTERAのチャネリングを行い,ハンゲームアカウントのままで移管後のゲームをプレイすることも可能になるという。
「移管」と「移行」という単語が入り乱れているのだが,サービス自体はゲームオンによって行われるようになり,これが「サービス移管」だ。移管後はゲームデータはゲームオンに移されるのだが,今回はアカウント情報自体はハンゲームのままで,チャネリングによってもゲームプレイが可能になる体制がとられる予定だ。アカウント自体もゲームオン(ピーマン)に移してプレイするようにすることが「データ移行」となる。
サービス移管は無条件で実行されるのだが,データ移行は任意となる。移行するメリットとしては,課金アイテムの購入時,ハンコイン→ジュエル→アイテムといった流れを簡略できることが挙げられる。また,移行しない場合のデメリットとして,ゲーム自体のメンテナンス以外にハンゲームのメンテナンスの影響を受けることがある。
ゲームオンとしては,データ移行時にアイテムを支給するなどのキャンペーンを行う予定もあるとのこと。ゲームオンのアカウントだけで行うキャンペーンなどは行わず,どちらでも同じようなサービスが提供される方針だという。
ゲームデータはほとんどすべてが受け継がれるとされているが,現状では唯一,「女神の贈り物」の中に入っているアイテムは移行が難しいとのことで,それだけはカバンに移しておいてほしいとのこと。それ以外のものは,期間性課金アイテムの有効期間などを含めて,そのまま継続可能だという。また,運営移管後も従来のクライアントソフトのまま継続可能で,再インストールなどは必要ない。
なにもしなくても,ハンゲームアカウントのままでプレイ続行は可能だが,運営自体はゲームオンに移管されるので,移管後の最初のプレイ時にはゲームオン側の約款への同意が必要になる。それ以外はほとんどなにも変わらない状況で,3社共同で限りなくスムーズな移管を目指しているとのことだ。
今後3社協力体制で展開することの証として,8月に迎える日本サービス3周年イベントは移行期間をまたぎつつ,共同で進めていくという。また,現在の鈴木貴宏プロデューサーをはじめとしたNHN PlayArt側のTERAスタッフは,チャネリング後もゲームオンと共同で運営協力していく体制が残されるとのことだ。
移管後のアップデート予定も公開
続いて,Bluehole Studioの日本ライブチーム チーム長であるキム・ナクヒョン氏から,今後のアップデートに関する発表も行われた。韓国でもつい先日発表されたばかりの最新情報だ。
このアップデートでは2年ぶりにレベルキャップの開放が行われ,最高レベルが65になる。これに伴い,各クラスに2〜3個の新スキル,そして紋章が追加され,既存スキルのバランス調整も行われるという。
また,新マップとして「バラカニア領」が,新たなインスタンスダンジョンとして「デモクロンの実験室」「アークデヴァの武器庫」が登場し,新たな装備も手に入れられるようになる。
エンドコンテンツとしては「ハルキアの安息所」「(邪悪な)オルカの神殿」「嵐のエルカラス号(仮称)」が追加。草原が広がる「ハルキアの安息所」,海底基地のような「(邪悪な)オルカの神殿」,何かの乗り物の甲板にも見える「嵐のエルカラス号(仮称)」など,バラエティに富んだプレイを楽しめそうだ。
アップデートでは,システムのリファインも行われる予定だ。
新たな装備強化アイテムとして追加される「強化石」は,既存の装備を分解することで入手できる。これまでだと使い終えた装備には出番がなかったが,今後は強化石を手に入れるため活用できるというわけだ。
キャラクターをパワーアップさせる新アイテムが「アーティファクト」。既存の「クリスタル」と原石を合成することにより,アーティファクトが誕生する。アーティファクトはクリスタルとは異なったオプションが付くほか,キャラクターが死亡しても壊れないということで,プレイヤーとしてはかなり嬉しい変更だろう。
また,日替わりのクエストである「毎日のプレイガイド(仮称)」も追加され,日々のプレイに指針を示してくれるとのことだ。
新コンテンツとしては「逆転のコロシアム」と「天空の城(仮)」が実装される。逆転のコロシアムは,パーティどうしでモンスターの討伐速度を競い合う,これまでとはひと味違ったコンテンツ。パーティそれぞれに用意された闘技場のような場所に入り,モンスターと戦っていくようだ。
天空の城(仮)は,ギルドのメンバーが集える,いわゆるギルドハウス。名前の通り,天空に浮かぶお城で,それぞれの都市の上空に設置され,街並みを見下ろすことができるという。PvPやインスタンスダンジョンの攻略成績など,さまざまな要素を基準としたランキングを行い,上位に入ったギルドが入手できるとのことだ。
本アップデートの日本における実装時期だが,現時点では未定となっている。
プレイヤーとして気になるのは,運営移管後のアップデートはどうなるのか,という点だが,会場では,ゲームの開発は運営移管後もこれまでと変わらず行われていくことが強調された。これ以降のアップデートも進行中で,ソウルリーパーに続く新クラスの実装も予定されているという。
今回のTERAはあまり例を見ない形の運営移管だが,データ移行を希望する人は,8月6日からデータ移行の事前予約を行えるので忘れずに申し込んでおこう(繰り返しになるが,データ移行しなくても,TERAを遊び続けることは可能だ)。
Pmang「TERA」サービス告知ページ
「TERA The Exiled Realm of Arborea」公式サイト
- 関連タイトル:
TERA :The Exiled Realm of Arborea
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