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東京ゲームショウ 2008では「PCオンラインゲームコーナー」を新設。CESAがTGS 2008のテーマなどを発表
基本的には,プレスおよび業界関係者向け発表会であった本イベントだが,TGS2008では新たに「PCオンラインゲームコーナー」を増設するなど,4Gamer読者的にも嬉しい発表も。さっそく詳細をお伝えしていきたい。
和田氏は,「これは思いつきのアイディアでしかないが……」と前置きをしながらも,「未完成品のゲームを展示して,パブリッシャーや開発資金を募る“プロトタイプ展示”が東京ゲームショウでもあっていいのではないか。そういう方向も考えていくことで,国内外のゲーム産業の交流が盛んになり,参加者/訪問者共に厚みが増すのではないか」と,自身の考えを語った。
代表者の二人の一通りの挨拶が終わったあとに現れたのは,日経BP社の事業局事業部長 中村均氏。最初に中村氏は,「TGS2007は,来場者数が19万3040人にものぼり,東京モーターショウにも匹敵するイベントになった」とコメント。「一日あたりの報道関係者の訪問数は,東京モーターショウを上回るほど。非常に注目度の高いイベントと言えるのではないか」と,メガショーとしてのTGSの価値をアピールした。
TGS2007の実績を一通り説明し終えた後,中村氏は,今年開催されるTGS2008の位置づけとテーマなどについて話を進めた。氏曰く,今年のテーマは,
「さあ,行こう! GAMEの時間です」
また,TGS2008における新たな取り組みの中で,4Gamer的に興味深いのが,なんといっても「PCオンラインゲームコーナー」を新たに創設するという発表だ。これまでTGSといえば,どちらかといえばコンシューマゲームがメインとなるゲームショウであった。
中村氏曰く,大型のオンラインゲームだけではなく,カジュアルゲームの出展にも適しているだろうとの話であった。ちなみにPCオンラインゲームコーナーへの出店料は,1小間35万円(CESA会員は28万円)と,一般展示コーナーと同じ値段の模様。新作を抱えているなど,出展に興味がある企業は参考にしておくとよいだろう。
TGS2008の開催は10月9日(木)〜12日(日)の4日間(うち前2日はビジネスデイ)。まだ半年以上先の話ではあるが,今年はPCオンラインゲームコーナーの新設によって,PCゲームへの注目が一気に高まる可能性に期待したい。
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