インディーズゲームの小部屋：Room＃550「Door Kickers: Action Squad」

　東京ゲームショウに合わせて実施されたセールで，またしてもゲームをたくさん購入してしまった筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第550回は，KillHouse Gamesの「Door Kickers: Action Squad」を紹介する。本作は，SWATチームの一員となって，犯罪者の立て籠もるビルに突入するという横スクロールアクションだ。どんどん積みゲーが増えていく……。


　舞台となるのは，犯罪者が巣食う，アメリカのとある街。プレイヤーの目的は，悪者共が占拠した建物にドアを蹴破って突入し，人質の救出や爆弾の解除など，ステージごとに設定されたミッションをこなすことだ。それ以上の込み入ったストーリーはとくにないので，英語があまり得意でなくても問題なく遊べるだろう。


　選択できるキャラクターは，サブマシンガンを装備し，持続的な火力に優れたAssaulter，ショットガンを装備し，ドアごと破壊できる火力重視のBreacher，盾を装備し，高い防御力を誇るが火力には乏しいShield，強力な格闘と銃による攻撃を兼ね備えたAgent Fergie，隠密行動と素早い動きが特徴のReconの5種類。このうち，エージェントだけはFBIなのでSWAT隊員ではないが，ツッコミは無用でお願いしたい。


　各キャラクターには，それぞれ個別のレベルアップ要素や装備があり，出撃時にスキルポイントを割り振ったり，メイン武器やギアと呼ばれる装備（防弾チョッキやフラッシュバンなど）を選んだりできる。武器やギアは，ゲーム内のポイントを溜めて，より高性能なものを購入することも可能だ。


　ゲーム内容は単純明快で，ビルに突入したあとは，出会った敵は問答無用で射殺し，人質を見つけたら救出するのが基本中の基本。このとき注意すべきなのは，流れ弾が当たると人質まで死んでしまうということだ。人質のそばには見張りの敵がいることが多いので，うっかりミスで人質を殺してしまわないように注意しよう。


　また，銃を連射し続けると反動で弾道がバラけていくので，ときどき攻撃の手を止めて，しっかり反動を制御することも重要なテクニックの1つ。ステージの攻略中に，敵を倒したり，人質を救出したりすると左上のゲージが上昇していき，ゲージの量に応じて，回復アイテムやスナイパーによる援護などを要請できるので，こちらもうまく活用して戦況を有利に進めたい。


　ドアを蹴破って正面から突入するのはもちろん，窓や天井のガラスをぶち破って，敵の背後から奇襲をかけたりと，ステージの攻略方法は1つではなく，テンポのいいアクションでSWAT隊員になった気分を味わえる本作。ローカルやオンラインでのマルチプレイにも対応しており，協力プレイでミッションに挑戦できるのも嬉しい要素だ。そんな本作はSteamにて1420円で発売中なので，ドアを見ると蹴り破らずにはいられない人はぜひどうぞ。オススメです。

■「Door Kickers: Action Squad」公式サイト

http://inthekillhouse.com/actionsquad/