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インディーズゲームの小部屋:Room#169「A.R.E.S.: Extinction Agenda」
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印刷2011/02/09 15:46

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#169「A.R.E.S.: Extinction Agenda」



画像集#001のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#169「A.R.E.S.: Extinction Agenda」
 「インディーズゲームの小部屋」の第169回は,Extend Studioの横スクロールアクション「A.R.E.S.: Extinction Agenda」を紹介する。
 Extend Studioは,タイのバンコクに拠点を置くデベロッパであり,あまり記憶が定かではないが,タイ生まれのゲームを本連載で紹介するのは今回が初めてではないかと思う。

 ちなみに筆者はバンコクと聞くと,Hanoi Rocksのデビューアルバム「Bangkok Shocks Saigon Shakes(邦題:白夜のバイオレンス)」を思い出し,白地に真っ赤なバラの花という同作の国内版ジャケットを見ると,青白の地に真っ黒なバラをあしらった,アイルランドの英雄ことThin Lizzyの名盤「Black Rose a Rock Legend(邦題:ブラック・ローズ)」を連想せずにはいられない。
 というわけで今回は勝手に,かつて同アルバムに参加し,2011年2月6日に亡くなった人間国宝級ギタリスト,ゲイリー・ムーアに捧げる回としたい。

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 時は21世紀後半,かつて繁栄の絶頂にあった人類は,環境汚染により今や絶滅の危機に瀕していた。そこで人類は地球環境の再生のため,廃棄物を有機材料に変換する人工衛星を開発。ジャンクセクターと名付けられたこの衛星クラスタによって,地球の若返りプロセスは順調に進行し,人類の明るい未来がひらけたかに見えた。しかしあるとき,ジャンクセクターに謎の物体が飛来し,激しく衝突してしまう。

 ゲームの目的は,アレスという名のロボットを操作し,損害状況の調査のためにジャンクセクターに向かったまま消息を絶ったジュリア・カーソン博士を救出することだ。博士は連絡が途絶える直前,衛星内が周囲の電子機器を乗っ取ってしまう奇妙なガスによって汚染されているという通信を残しており,この言葉どおり,謎のガスに操られたメカがアレスの行く手を阻もうと次々と攻撃を仕掛けてくる。

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 アレスの基本アクションは,移動,ジャンプ,攻撃の3つで,2段ジャンプやスライディングなどもできる。一応キーボード&マウスでのプレイも可能だが,本作は「Xbox 360 コントローラー」のような2本のアナログスティックを備えたゲームパッドでの操作を想定しているらしく,筆者もゲームパッドでのプレイを推奨する。

 アレスはこのほかにも,リペアキットの使用やグレネードの投擲,使用武器の切り替えなど,さまざまなアクションを行えるが,新たな操作が必要になるたびに軍事支援衛星Valkyl(なぜか通信時の見た目は美少女)が操作方法を説明してくれるので,一つずつ覚えていこう。このValkylちゃんは,左上の青いゲージがいっぱいのときに指示を出すと,強力な支援砲撃も行ってくれる,頼れるパートナーだ。

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 さて,いわば巨大なリサイクル工場が舞台となっている本作だが,ゲーム中には敵を倒したときに出現するスクラップパーツを再利用する,そのままずばり「リサイクルシステム」というものが搭載されている。
 パーツには赤,青,黄の3種類があり,拾い集めたパーツを一定量消費することで,アイテムを作ったり,武器の強化を行ったりできるのだ。材料さえあれば回復用のリペアキットをいくつも作れるのでなかなか便利だが,筆者のように敵にやられてそればかり作っていると武器の強化が覚束なくなるので,リサイクルのご利用は計画的に。

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 また,ステージはただの一本道ではなく,至るところにショートカットやアイテムが隠されているなど探索のし甲斐があり,最後にはボス戦が待ち構えている。本作はエピソディック形式で配信されるストーリーの第1弾ということで,全5ステージとやや少ないが,アクションゲーム好きならば試してみる価値があるだろう。
 そんな本作は,公式サイトやSteamを通じてデモ版が配信されているほか,製品版が9.99ドルにて発売中。タイからやってきたアクションゲームってどんなもんなの? というのを確かめてみる意味でも,ぜひ一度お試しあれ。


■「A.R.E.S.: Extinction Agenda」公式サイト
http://ares.x10studio.com/

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