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SteelSeries,ゲーマー向けヘッドセット「Arctis」の「2019 Edition」を発表。USBおよびワイヤレス接続モデルはDTS Headphone:X 2.0対応に
北米向けのSteelSeries直販サイトでは,すでに注文が可能となっており,価格は順に149.99ドル,99.99ドル,69.99ドル(税別)だ。なお,国内発売は決まっているとのことだが,発売時期や価格は明らかになっていない。
2019 Editionという名称から想像がつくとおり,基本的には既存のArctisを踏襲しつつ,ユーザーからのフィードバックや,上位モデルである「Arctis Pro」の開発から得られた知見を取り込んで細かい改良を加えたものが今回の新製品となる。
ハードウェア周りにおける最大のアップデートが,「エアウィーヴ」を素材として採用するイヤーパッドだ。Arctis“無印”のイヤーパッドには「厚みが薄い」という意見が多く寄せられたそうで,それを受け,2019 EditionではArctis Proの厚みに近づけてあるという。
さらに,USB接続対応のArctis 5 2019 Editionと,ワイヤレスおよびUSB接続対応のArctis 7 2019 Editionでは,統合ソフトウェア「SteelSeries Engine 3」(Engine 3)を通じて最適化が入っているとのことだ。とくに重要なのは,DTSのバーチャルサラウンドサウンド技術「DTS Headphone:X 2.0」に対応した点だが,「低音が物足りない」というフィードバックを受けて,低域をやや強める改良も行ったそうである。
なお,これらEngine 3ベースのアップデートは,現行製品であるArctis 5とArctis 7に対しても提供されるという。両製品のユーザーは,今週末にも配信予定となっている新しいファームウェアを導入すればDTS Headphone:X 2.0対応などの恩恵を受けられるそうなので,この点は一安心といったところか。
それ以外にも細かいアップデートがあるので,下に列挙しておこう。
- エンクロージャ上のヘッドフォン出力およびマイク入力音量調整ダイヤルをやや小さめに変更し,動きを若干固くすることで,少し触れただけで音量が変わってしまう問題に対策した(3製品共通)
- ヘッドバンドデザインを変更。Arctis Proの要素を取り入れて,従来より快適にした(Arctis 7 2019 Editionのみ)
- 独自端子のメインケーブルと4極3.5mmミニピン接続用の変換アダプターを廃止して,4極3.5mmミニピンの接続ケーブルに変更した(Arctis 3 2019 Editionのみ)
もともと評価の高いArctisの使い勝手や機能面に細かく改良を加えた2019 Editionは,ヘッドセットの購入を検討しているゲーマーにとって,魅力的な選択肢となりそうだ。国内展開の発表が待ち遠しい。
SteelSeriesの当該Blogポスト(英語)
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