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エマージェントジャパン最新ゲームエンジン「Gamebryo 2.5」発表
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印刷2008/06/05 20:03

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エマージェントジャパン最新ゲームエンジン「Gamebryo 2.5」発表

エマージェントジャパン セールスマネージャー清水工氏
 本日(6月5日)東京秋葉原UDXで「Gamebryo 2.5」の発表会が開催された。昨日のGame Tools & Middleware Forumでも概要が紹介されていてややこしいのだが,製品発表日は明日(6月6日)で,本日が正式な発表会となる。

 改めて紹介すると,Gamebryoは海外で広く使われているゲームエンジンで,PC関係だと「The Elder Scrolls IV: Oblivion」「ウルティマ オンライン」「Warhammer Online: Age of Reckoning」「Civilization 4」など,最近のものではWii版の「Speed Racer」で使用されているという。韓国製オンラインゲームでは50タイトル以上に使用されており,主流となっている。最近では,中国,シンガポールなどアジア各地でも人気を集めているようだ。

エマージェントジャパン最新ゲームエンジン「Gamebryo 2.5」発表
 さて,そのGamebryoは「世界一柔軟なゲームエンジン」であるという。同エンジンは,多プラットフォームに対応し,非常に多彩なジャンルをカバーするものだそうだ。柔軟さの最大のポイントは,Gamebryoがソースコードごと提供されるというところにある。自社製品との親和性を高くできるほか,機能ごとのサンプルや多くの機能を使ったフルデモクラスのサンプルももちろんソース付きで提供されており,ソースプログラムの品質については「クリーンで読みやすい」と自信を見せている。
 韓国のオンラインゲームで多用されているといっても,Gamebryo自体はネットワークエンジンを持っていない。Oblivionで見たような物理シミュレーションも持っていない。それらは,自社のネットワークプログラムやHavokなど外部ミドルウェアとのつなぎ込みで実現されている。外部ミドルウェアとの親和性も,世界一柔軟なゲームエンジンである一因なのであろう。

 今回発表されたGamebryo 2.5で強化された機能は,マルチスレッドへの対応とテレインエディタの搭載など。

エマージェントジャパン最新ゲームエンジン「Gamebryo 2.5」発表 エマージェントジャパン最新ゲームエンジン「Gamebryo 2.5」発表

 従来もマルチスレッド処理に対応したFloodGateというシステムがあったのだが,実際に使おうとするとカスタマイズなどで面倒な処理が必要で,あまり実用になっていなかった点が反省され,Out of Box(箱から出してそのまま)の状態で使えるものに改善されたという。マルチスレッドへの対応に関しては,各ゲームエンジンとも頭を悩ませているようで(例外はカプコンのMT-Frameworkくらいか),最近のゲーム機ではマルチスレッド処理をいかに効率的に回すかが勝負どころとなっているため,ゲームエンジン側で面倒を見てくれるなら,これに勝るものはない。
 テレインエディタは,ペイントソフトのようにマウスで地形を盛り上げたりできるツールだが,テクスチャはもちろん,シャドウマップやノーマルマップなどを自動的に生成し,LOD(Level of Detail)データも同時に作成する。広大なエリアをサポートするシームレスな地形などにも対応するものとなるようだ。
エマージェントジャパン最新ゲームエンジン「Gamebryo 2.5」発表 エマージェントジャパン最新ゲームエンジン「Gamebryo 2.5」発表

Xbox 360でのデモ。HDR処理やノーマルマップ,水飛沫のソフトパーティクルなどが確認できる
エマージェントジャパン最新ゲームエンジン「Gamebryo 2.5」発表
 ゲームエンジンを使うとビジュアルクオリティに限界があるのではないかという懸念を持つ人も多いらしいが,Unreal Engine 3,CryENGINE 2などを見ても,もはやゲームエンジンを使ったほうが,最新のテクニックを安定して使えるようになったといってよいだろう。Gamebryo 2.5でも,ノーマルマップなどは当然として,ソフトパーティクルやアンビエントオクルージョンなど,最新の流行要素はほとんど用意されている。Unreal Engine 3やCryENGINE 2と比べてもほとんど遜色ないのではないだろうか。

 新しいGamebryo 2.5でのフラッグシップタイトルは,アメリカのD社から出てきそうだという。Oblivionクラスのものがネズミで有名なエンターテインメント企業から出てくるのかというのも,やや疑問非常に楽しみではあり,かなり凄いものが進んでいるらしいので期待したい。

XSI(左)でデザインし,Gamebryo(右)にエクスポートしたところ
エマージェントジャパン最新ゲームエンジン「Gamebryo 2.5」発表
 ちなみにお値段は,1プラットフォーム,1タイトルごとの価格となっており,PLAYSTATION 3とXbox 360が21万ドル,PC版が18万ドル,Wii版が10万8000ドルとなっている。いずれも1年間のサポート付きで,2年目以降は年間サポート代金だけという設定だ。個人レベルで手の出る値段ではないが,デベロッパにとっては魅力的な選択肢となりそうだ。

 収益の4割をアジア地域で占めているというエマージェントにとって,日本は,ようやく進出を果たした地である。日本での実績は,アクワイアの次期タイトルで使用されているのみだが,Gamebryo 2.5の発表とともにマニュアルなどの日本語化を徹底し,日本市場で必須とされるSoftimage XSIのサポートを準備してきている。今後,日本市場でどの程度受け入れられるのかに注目してみたい。
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