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ヤマハが初心者から上級者まで数多くの“VOCALOID-P”に向けたセミナーを開催! DC EXPO 2010「VOCALOID-P養成講座」レポート
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印刷2010/10/18 16:04

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ヤマハが初心者から上級者まで数多くの“VOCALOID-P”に向けたセミナーを開催! DC EXPO 2010「VOCALOID-P養成講座」レポート

 10月14〜17日,東京・お台場の日本科学未来館にて「DIGITAL CONTENT EXPO 2010」(DC EXPO 2010)が開催された。このイベントは,CGや3D立体映像,VR(仮想現実),AR(拡張現実)に関する最新技術の紹介や,デジタルコンテンツ/アートの展示,それらにまつわるトークセッションなどを行うというもの。本記事では,17日に行われたヤマハのセミナー「VOCALOID-P養成講座 〜あなたもPになれる!〜」をレポートしよう。

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 このセミナーは,VOCALOIDを使った楽曲制作に興味がある人,挑戦してみたい人などを対象に,DTMやVOCALOIDの基礎から,実際の楽曲作りの手順を紹介するという内容で,全体は大きく分けて三部構成となった。講師として最初に登壇したのは,ヤマハ デジタルインストラクターの松村 勝氏と,同 研究開発センターの剣持秀紀氏である。

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ヤマハ デジタルインストラクター 松村 勝氏
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ヤマハ 研究開発センター 剣持秀紀氏

 初心者向けのコーナーでは,まず必要なものとしてPCとVOCALOIDのソフトウェアパッケージが紹介された。またオーディオインタフェースがあると,VOCALOIDの音質がより良くなるので,可能なら用意しておいたほうがいいとのこと。
 松村氏は,ステージ上でVOCALOIDエディタを使い,実際にボーカルのメロディと歌詞を入力。さらに,より人間の歌う方に近づくように抑揚をつけたり,音量を調整したりする“表情付け”の手順を披露した。

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会場では,VOCALOID「VY1」を使った作例が示された
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Steinbergのオーディオインタフェース「CI1」
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VOCALOIDエディタを使ったメロディの入力
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VOCALOIDエディタを使った歌詞の入力

 続いて,DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)を使った伴奏作りも紹介された。松村氏は,プリセットされたドラムパターンを使ったり,キーボードの演奏を取り込んだりする手法を実演。さらにリヴァーブやコンプといったエフェクターを使うことで,より楽曲としての完成度を高める手法も紹介された。

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DAWは,Steinberg「SEQUEL 2」を使用
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伴奏を付けて,見事に楽曲が完成

 中級者向けのコーナーでは,ヤマハ 研究開発センター 入山達也氏が参加し,上記の手順でオリジナル楽曲を作成し,動画投稿サイトに投稿するまでを実演した。ステージ上で制作されたのは,DC EXPOの15秒ジングルだ。
 入山氏は,初心者が作曲する際の心得として,独自の「通学路理論」を展開。自宅で作ってきたというシンプルなメロディに,「もちもちでぃーしーえーきすぽー,っぽ」という歌詞と,ドラムのみというシンプルな伴奏をつけ,楽曲を完成させた。

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ヤマハ 研究開発センター 入山達也氏。サービス精神に溢れたトークとパフォーマンスを見せた
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会場で行われた作業一覧。これを15分で完了させるという企画である
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入山氏の「通学路理論」。分かったような,分からないような……
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同じく「通学路理論」。シンプルな作曲を標榜している模様

 さらに,これまた自宅で入山氏が描いてきたという2枚の絵を組み合わせて,Windowsムービーメーカーで動画に仕上げ,いざニコニコ動画に投稿! ……となるはずだったのだが,会場で使われたノートPCには,ニコニコ動画の対応動画フォーマットに変換するコーデックが入っていなかったため,残念ながらセミナー終了後にあらためて投稿ということに相成った。
 ちなみに上記の作業にかかった時間は,各工程で解説を挟んだにも関わらず15〜20分。メロディと絵を準備していたとはいえ,驚異的なスピードである。

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入山氏からは「(自分も)音感ないから。大丈夫,それでも作曲はできる」「黒鍵は敵」「ピアノやギターで伴奏しようとするのは罠。ドラムだけで十分」と,楽曲制作に関する数々の名言(?)が飛び出した
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「絵は必ず2コマ用意してください。1コマだと(異性に)モテない」「動画は音楽と絵のタイミング」とは入山氏の発言。“モテない”の意味はよく分からなくとも,確かに2コマあるとアニメーションになるので見栄えがいい

 上級者向けのコーナーは,実際にニコニコ動画などで自作の楽曲を公開しているVOCALOID-P(プロデューサー)を招いて,使用機材やテクニックを紹介するという内容だ。

Dios/シグナルPさん
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 まず登壇したのはDios/シグナルPさん。使用しているDAWはSteinberg「Cubase 5」,オーディオインタフェースはSteinberg「MR816X」とのこと。
 またシグナルPさんは,VOCALOID「GUMI」を使った自作の楽曲「会いたい」のボーカルについて,発音がおかしいところに修正を加える程度で,ほとんどベタ打ちであることを明らかにした。さらに楽曲を作るうえで気をつけている点として,「聴いたときに自分が気持ちいいか,感動できるかどうか。それができれば,必ず誰かが共感してくれる」と述べた。

小林オニキスさん
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 続いて登壇したのは,小林オニキスさん。使用しているDAWは「FL STUDIO 9」で,現在のオーディオインターフェイスはRME「Fireface」だが,以前はヤマハ「UW500」を使っていたという。
 小林オニキスさんもまた,楽曲「サイハテ」のボーカルには敢えて手を加えなかった。その理由を,この曲が“別れ”をモチーフにしているためと,小林オニキスさんは説明する。すなわちVOCALOIDがたどたどしく歌うことにより,作曲者やエディターが不在であることを表現したのだ。また楽曲を作る際に気を付けている点は「サビから作る」「一曲入魂。自分の好きなものでないと,気持ちよく世の中に出せない」と述べた。

ラマーズPさん
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 次に登壇したのはラマーズPさん。ラマーズPさんがVOCALOID「VY1」をモチーフとする楽曲「なんて淫らなシーケンサーだ」を披露したとき,ヤマハ社内には激震が走ったという。それは「パンツを見せました」に始まるインパクトの強い歌詞もそうだが,楽曲そのものの完成度が極めて高く,またVOCALOIDの使い方に未知のテクニックが含まれていたからだ。

 ステージ上では,入山氏がラマーズPさんのテクニックを詳細に解説。ダイナミクス(音量)や音階を大胆にいじったり,発音記号を挟み込んだりといったVOCALOIDの機能を極限まで引き出すテクニック手法を目の当たりした入山氏は,「渋い」「ヤマハの開発スタッフも想定していなかった」とラマーズPさんを絶賛。松村氏も「あとで試してみたい」と感想を述べた。

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歌詞のインパクトに隠れがちだが,初っ端から独特のテクニックが駆使された楽曲「なんて淫らなシーケンサーだ」
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ラマーズPさんのテクニックが,入山氏の“まるで将棋番組のような”解説により明らかにされた

 最後は,剣持氏が「Y2 AUTUMN 2010 シンポジウム」で発表されたVOCAOIDの新製品群がを紹介し,セミナーは幕を閉じた。

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iPad用アプリ「iVOCALOID VY1」
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iPhone用アプリ「iVOCALOID VY1t」
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「VY2」は,若い男性VOCALOIDであることがあらためて紹介された
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VOCALOID 3のコンセプト。“調教”の二文字が公式(?)に採用されたようだ

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