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内蔵の冷却ファンで手を冷やすゲームパッド「ChillStream for PC」
ゲームパッドでゲームを遊んでいて,手が汗をかいて滑りやすくなった経験のある人は少なくないだろう。ChillStream Technologyでは,40mm角相当のファンを内蔵しており,コントローラのグリップ近くに設けられた3か所の送風口から風を送出。グリップを握る左右4本の指と手のひら,親指の付け根部分を冷却することで,滑り止めの効果をもたらすというわけである。
ChillStream本体には,風量を「OFF」「LOW」「HIGH」で切り替えるボタンスイッチが用意されており,「HIGH」設定時の風量は最大で毎分96リットル。PC業界でよく利用されるCFM(Cubic Feet per Minute,立方フィート毎分)換算すると約3.39CFMで,一般的なPC用ケースファンからすると圧倒的に低いため,ファンの音はほとんど気にならないレベルに留まると思われる。
このほか特徴としては,転送速度12MbpsのUSB 1.1 Full Speedモードに対応しており,一般的なゲームパッドよりも入力遅延が少ない点が挙げられている。
ちなみに,ファンを内蔵して手を冷やすというアイデアのゲームパッドというと,2005年にNYKO Technologiesが「AIR FLO EX for PC/MAC」という製品を投入していたことが思い出されるが,同製品とChillStreamの関係は分からない(2007年7月時点でAIR FLO EX for PC/MACは製造終了しており,NYKO Technologiesのサイトにも情報はない)。
まあ,とにもかくにも,これから冷却ファン内蔵のPC用ゲームパッドを探すとなると,選択肢はChillStreamになるはず。パッドを使うゲームでつい熱くなりがちな人は,発売日を待って,店頭で試してみてはどうだろうか。(佐々山薫郁)
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